先日の講演会で聞いて、買ってみた本。
広島は中区のユニーク・クロージング・ウエアハウスという小売店から、フリースの流行に乗って世界のユニクロへ。
ビジネスも研究も、他人の考えの追従では、勝っても負けても利幅が少ない。
でも10回に一度でも大勝ちすれば十分にお釣りが来るって事ですね。
本書の冒頭に、高度成長期から考えると、日本は20年の成功から10年の失敗をしてしまったと書いていますが、この本が書かれたのは2003年のこと。
まさか日本の失敗が30年続いてしまうとは、柳井さんも予想できなかったでしょうね。
安さが最も良い事の様に言われ続けて30年。30年間、給与も価格も変化無かった日本は、世界的にはあり得ないぐらい安くものを売る国になってしまっています。
ダイソーが100円で買えるのは世界中で日本だけ。
先だってのアメリカの友人も、ダイソーは2ドルが基本と言っていたので300円ですよね。
最近になってインフレの圧力による賃上げのニュースが多く入る様になりましたが、賃上げで購買力が上がれば、回り回って製品のクオリティも上がります。
良い事だと思っています。