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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

おでんといったら ひげでん 姉妹店

少し涼しくなりましたよね。昨日仕事が終わった後、無性におでんが食べたくなりました。

おでんといったら ひげでん姉妹店 (0466-36-3751 神奈川県藤沢市辻堂東海岸4丁目2-18)

というお店のおでんが本当においしいのです。

東京から第三京浜と横浜新道を通って辻堂海浜公園を目指して約一時間。

ちょうどよいドライブコースです。

実はこの店、噂を聞きつけて、東京からお忍びで芸能人が来るなど結構な人気のお店なのです。開店はなんと東京オリンピックの前年の1963年。単なる居酒屋ではなく、だしがきちんと効いたおでんに、お刺身、焼き物を出してくれて、ちょっとした小料理店。店の親父のこだわりがわかる店です。

と、ここまでは、普通のお店の紹介なのですが、

実は僕はこの店の三代目(長男)と、小中学校時代からの親友です。家も近かったので、お互いよく遊びに行った仲です。小学校の時、彼のお母さんが本当に綺麗な人だったので、授業参観日の時には、うらやましかったのを覚えています。

このひげでん姉妹店は、若くて綺麗な女将と、素材に凝った料理で、昔からとても人気があったのですが、ちょうど僕たちが高校生の時だったでしょうか。おばさんが40歳ぐらいで、乳ガンで若くして亡くなってしまったのです。若かったので、ガン細胞の勢いもあって、本当にあっという間の出来事でした。まさに美人薄命とでもいうべきでしょうか。同時に病気の怖さを体感した出来事でした。思えば、乳ガン医療は、その後大変進歩しましたよ。

女将が亡くなって以来、親父さんは、息子二人と三人で、20年以上もこの店の味を守っています。旨いわけですよね。物事を長く続けるということは、本当に大変なことだとおもいますよ。

ちなみに、東京から車で来て、お酒を飲めなかった僕に気を使ってくれて、お土産に焼酎をもらいました。佐藤という焼酎ですが、オンザロックで飲んだのですが、凛とした味で、かなりおいしかったですよ。

東京から食べに行く価値がある店です。おでんが食べたくなったらぜひどうぞ。


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