先日滞在した、びわ湖ホールの芸術監督の沼尻竜典氏のワーグナー作品の上演が、来年、ワグネリアンの聖地であるバイロイト祝祭劇場で取り上げられる主要10作品をコンプリートするのだそうです。素晴らしいですね。
その10作品とは、さまよえるオランダ人、タンホイザー、ローエングリン、トリスタンとイゾルデ、ニュルンベルクのマイスタージンガー、ニーベルングの指輪(ラインの黄金、ヴァルキューレ、ジークフリート、神々の黄昏)、パルジファル、を指します。
僕も世界の歌劇場で、結果的にすべてを観ましたが、多くの作品が苦難の末に「女性による救済」「愛による救済」がテーマになっています。
ワーグナーはバイエルン国王ルートヴィヒ2世の庇護のもと、これらの楽劇を演奏する場所として、バイロイト祝祭劇場を作りましたが、僕も二度ほど行きました。
ワーグナーの使うハーモニーと音階は特殊で美しく一度耳にしたら忘れられないものばかりです。
彼が音楽界において成し遂げた偉業は数知れず。
こうしたリアルなオペラもほとんど観ることができなくなってしまった今、本当に貴重ですよね。
2021年10月 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールにてプッチーニのオペラ「つばめ」を観劇。
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