ふらっと本屋に寄って買ってしまいました。
この雑誌「一個人」12月号
西洋名画を読み解くという表題でした。
値段を考えると、内容は本当に充実していましたよ。
レオナルド・ダ・ヴィビンチの絵の解説もとてもよかったですが、
僕が気に入ったのは
「キリストの生涯を知れば西洋絵画は100倍面白い」
という特集記事。
この記事を書いた記者さんの優れた着眼点は、西洋絵画をみるのに必要な知識として、旧約聖書と新約聖書の絵になりやすい場面をピックアップして、表にまとめたところ。
旧約聖書では、天地創造、アダムとイブの物語、楽園からの追放、カインとアベル、バベルの塔、イサクの犠牲、モーゼの十戒など。
新約聖書では、キリストの受胎告知、東方三博士の礼拝、最後の晩餐、そして磔の場面。さらに死せるキリストや復活したキリスト、最後の審判などの絵になりやすい場面が並んで、様々な画家の代表作品が紹介されているのです。
今年7月からほぼ毎月ヨーロッパ開催のレーザー学会に参加しています。ロシア、フランス、モナコ、イギリス、ドイツ、チェコ、イタリア、そしてヴァチカン・・・と、その土地の多くの美術館を回りましたので、実際に見た絵も多かったのですが、僕も知らなかった事が沢山載っていて大変勉強になりました。
保存版特集と書かれていますが、楽天ブックスでは既に品切れでした。一冊あると、美術館巡りが楽しくなると思いますよ。
お奨めします!