今日はこれから大阪へ。
レーザー企業の開催するセミナーで、招待講演と座長職に行ってきます。
今週読んだ、このところ話題になっているアウトプット系の二冊の本。
ほぼ僕と同世代の2人が書いた本ですが、どちらもいい本でした。
日本の教育が最も遅れを取っている分野が、間違いなくアウトプット能力だと思います。
他人の文章を読んで、「僕も著者と同じように、こう思います」的な、他人の感情を理解し冗長に述べるような国語教育が良しとされてきた日本では、難しいんだろうなあ。
僕も論説が入る前の、読書感想文を書かされていた時の国語の点数は酷いものでした。
いや、うがった見方をするのなら、もしかしたら意見を主張する国民を作らない為の教育だったのか?
深い闇ですね。笑。
「読みたいことを書けばいい」の著書の中で田中さんも言っていますが、物事をアウトプットするためには、9割9分5厘6毛(笑)。
以上を、一次史料による下調べにしないと、他人にとって有益となる情報は発信できない。
さらに情報過多の時代、本物かどうかの取捨選択をしないといけませんが、科学論文にも沢山のフェイクがありますよ。
例えば、水素の効能や、幹細胞による肌の再生技術。
もちろん本物もあります。
でも、アカデミックの世界では、どうしても数が必要な場合がありますので、中には心眼で結果を導いてしまう人がいるんですよね。
これが、多くの商材の宣伝文句に二次利用されるから、意味のない理論がたくさんコピーされる。
ただ、論文を読み慣れて来ると、ディスカッションなどの理論構築の過程で、本物か、嘘か、だんだんわかって来るんですよね。
僕も科学者として、根拠を持って本物を追求し、発信したいと思います。