ノーベル文学賞作家である大江健三郎氏が亡くなりましたね。
東大の学生の時に書いた処女作の「死者の奢り」と、23歳の時の芥川賞受賞作の「飼育」は、医学生の時に読み、当時の自分と同じ年齢の人がここまで書けるものかと衝撃を受けました。
谷崎潤一郎、三島由紀夫、夏目漱石、芥川龍之介、そして村上春樹とともに、高校生の時に多くの影響を受けた文士でした。
頭蓋骨異常のために知的障害を持って生まれた息子である光君の誕生受けて書いた「個人的な体験」も記憶に残っていますね。
大江健三郎氏は伊丹十三監督の義理の弟にあたる方ですが、監督の「静かな生活」で、大江光さんの音楽を使用されて、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞しましたね。
ご冥福をお祈りいたします。