天壇を訪れたのち、日没までわずかに時間がありましたので、急いで景山公園と呼ばれる故宮を見下ろせる場所に行ってみました。
この場所は、人造の丘なのだそうですが、高さは43m(海抜は108m)。
実際に10階建てのビルぐらいの高さなのです。
ちょうど故宮を見渡せます。
この日の北京はどんよりした曇り空なのですが、観てください。
その中で浮かび上がる故宮。
迫力がありましたよ。
さらに裏手にまわって歩くと、北海公園という場所に出ます。
この地は世界最古の皇帝庭園ともいえる場所。
故宮は明代、清代の城ですが、北海はそれよりも前の西暦947年「遼」の時代に建設されました。
さらに金、元、明、清と王朝が代わってもこの地は皇室の御苑であり続けました。
こちらは九龍壁。1756年に建てられた、数多くの戦火を免れて現存する3つの九龍壁の一つ。
壁の両面に、中国では皇帝を意味する龍が635匹も描かれているそうです。
中国には
「先有北海、後有北京」
という言葉があるそうです。
北京という都が建設される前に、この御苑があったということですよね。
蓮が美しく咲いていました。