TakahiroFujimoto.com

HOME MAIL
HOME PROFILE BOOKS MUSIC PAPERS CONFERENCES BLOG MAIL CLOSE

BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

Something that equipment salesmen probably won’t tell you

今回のコントロバーシーズでは、本音トークが少なかったのではないかと話をしたばかりですが、一つ、強烈に印象に残った発表がありました。

ナイアガラフォールズでレーザー皮膚科を開業するケビン・スミス医師の上記の講演です。

「(レーザー)機器セールスマンが、おそらくドクターに言いたくないであろうこと」

とでも訳したら良いでしょうか。

中にはとてもここではお聞かせできないような(笑)、強烈な言葉がたくさん出てきたのですが、一つとても納得した言葉ありました。

Q What’s the difference between a car salesman and a laser salesman?

これに対して、

A The car salesman can probably drive. (The laser salesman might not know much about lasering.)

というスライドが出てきたのです。

車のセールスマンは、実際に運転もする人間であることが常で、自社の車を他社の車と比べその違いについてユーザーとして話ができる。

しかしながら、レーザーのセールスマンは、実際にユーザーとしてレーザーを照射するわけでは必ずしもないので、他社のレーザーとの違いについては、説明ができない場合が多々あるのだ。

ということです。

いやあ、核心をついていますね。

医療機器の営業販売がいかに難しいかということです。

同じくハイテクノロジーの総結集であるフォーミュラ1(F1)の世界では、(テスト)ドライバーの機器開発能力が優れているか否かがチームの勝敗を決します。

フェラーリを常勝チームに変革させたのも、ドライバーであったミハエル・シューマッハの、メカニックに対する事細かな的確なアドバイスだったのです。

レーザーの機器評価にも、さらに技術開発にも、ドライバーが必要なのですよね。

僕も、レーザー業界において、製造会社に対して適切な情報のフィードバックができるドライバーになるために、努力したいと思いますよ。

ちなみにこんなスライドもありました。

The best way to get rid of a laser salesman is to purchase a laser!

うーん(苦笑)


カテゴリー