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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

■2013年12月シンガポール出張⑧ パテックフィリップ展 バリ島とシンガポールからの帰国

おはようございます。

今日は1月20日(月)クリニックFの診療日です。

昨日は今週末に開催される国内の機器発表会、そして来月頭にパリで開催されるIMCASに向けて資料作りに没頭していました。

ですが、午前中に小一時間ほど時間を作り、どうしても行きたかったパテックフィリップ展に行ってきました。

明治神宮外苑の正徳記念絵画館で開催されていました。

パテックフリップは、創業175周年のスイスが誇る世界最高峰時計ブランドとして知られています。

正確な日本製のクォーツ時計が世に出て、複雑時計が打撃を受けた時期がありましたが、とはいえこのブランドを始め高級時計の人気は衰えを知らないようですね。

戦時中欧州の貴族は、財産すべてを時計に変えて国を移動したと聞きます。

宝飾に次いで価値の高いものであったのでしょう。

とはいえ、宝石ならば原石の大きさやクラリティなど希少性という点で細かい評価基準があると思うのですが、時計の場合そうはいきません。

精密機器時計の価値をこうした時代の頃から高めることが出来たのは、まさに特殊な技術あってのことですから、時代背景を考えても驚嘆に値しますね。

あのワーグナーやチャイコフスキーが実際に使用したクォーターリピーター機能を持つ懐中時計も来日するとあって、音楽ファンとしてもぜひ観に行きたかったのですが、現地に着くとその混雑ぶりに圧倒されてしまいました。

本当はもっとゆっくり見て写真も撮りたかったのですが、展示物の前にも行列ができるものすごい状態。

さらに時計は撮影禁止。

残念ながら、限られた滞在時間では展示自体良く見ることが出来ませんでした。

そのほか、ヴィクトリア女王、皇妃エリザベート、キュリー夫人、トルストイなどの使用した時計も展示されていました。

さて、僕のブログは、年末に滞在したシンガポール~バリ島の出張記を終わらせてしまおうと思います。

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バリには二日滞在しましたが、初日の雨天とは打って変わって、翌日はまばゆいばかりの快晴。

雨季のバリ。一週間ほど雨が続いていたそうですので、晴れの日を迎えることが出来てラッキーでした。

バリ島は、11世紀にはジャワ王国の影響を受けて文化圏を形成し、オランダの植民地化後1930年代には、その未開の美しさから「最後の楽園」として、注目を浴びるようになります。

かのチャールズ・チャップリンも遥々この地を訪れたのだとか。

欧米人の影響を受け、1930年代のバリは「バリ・ルネッサンス」と呼ばれるの時代を迎え、現在の観光の目玉である音楽(ガムラン等)、舞踏(レゴン、ケチャ等)、絵画などの文化様式が確立しました。

その後、第二次世界大戦中の日本占領期を経たのち、1945年のインドネシア独立ではスカルト政権の下でインドネシアに合流。

1965年以降のスハルト政権下で巨大な観光地としての開発がなされます。

特に日本からの戦争賠償金により建設され、1966年に開業したサヌールのバリ・ビーチ・ホテルをきっかけに世界からマスツーリズムを迎え入れる準備が着々と進行していきます。

現在でもバリ島への旅行客は日本人が最も多いのだそうですが、今回現地を訪れてみると、オーストラリアやニュージーランド、アメリカ、シンガポールや中国からの観光客も多い印象を受けました。

ワールドトレードセンターの後2002年と2005年に起こったテロや、地震などはまだ記憶に新しいですが、またここへ来て観光客が戻り、この数年は新しいリゾートも建ち活況の様子が伺えました。

仕事はもちろんですが、色々と勉強になりましたよ。

南半球に位置するバリ。天気が良くなると海の色が何とも言えない美しさですね。

20年前に来た時は、ダイビングをして海の魚の豊富さに驚きましたっけ。

滞在は短かったのですが、飛行機は夜の出発便でしたので効率よく使えました。

深夜にシンガポールに到着。

短時間のトランジットだったので、チャンギ空港内を走りましたが

無事に翌朝、日本に帰国。

クリニックFに出勤できました。

これで新国際学会周遊記、2013年年末のシンガポール+バリ出張記を終わりますね。

 

 


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