僕の滞在したホテルと、学会会場までの間に本格的な日本庭園があると聞いて、翌日の朝行ってみました。ちょうど前日、まさにこの公園の外壁を歩いていたのですが、無料で公開しているにもかかわらず、開園時間が17時までで、目の前を歩いていたのに気付かなかったのです(笑)。
ハリウッド女優を引退したモナコ妃であったグレース・ケリーは大の日本贔屓だったそうで、生前モナコに日本庭園を造ることが夢だったそうなのです。
彼女の死後、その意志を継いだレーニエ三世が、1994年にこの公園を造ったとのこと。
この公園は、観光地からちょっと離れているので訪れる人はあまり多くはないのだとか。
瓦のある門構え。
中に入ると赤い太鼓橋が見えます。
鯉の泳ぐ大きな池もあります。
そして奥には茶室が。
この茶室で毎年お茶会を楽しむためにモナコを訪問する日本人グループもいるそうですよ。
デザイナーは日本人だそうですが、日本庭園そのものというよりは、南仏の要素をうまくブレンドしているといった印象。
モナコの陽光に合った心和む空間でした。