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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

出産前後のレーザー照射

クリニックで頂く御質問で、もうひとつ多いのが

「妊娠中なのですが、レーザー/光治療はできますか?」

というものです。

これはレーザーの種類、治療する部位にもよりますが、クリニックFの場合は顔の施術がメインであり、扱っている機器にも幅があるため、「妊娠中にレーザー/光照射が可能か否か?」という質問に対しての答えは「YES」 。ただし、実際治療を行うか? といえば、それは「NO」とお答えしています。

妊娠中というのは、女性ホルモンの分泌量・状態が激変するため、シミが濃くなったり肌荒れが起きたり、いつもよりくすんだり、クマが濃くなったり・・・と、皮膚の状態も不安定な状態に陥ります。

妊娠したら突然産毛が濃くなった! なんて言う人もいますからね。

精神状態も不安定になる時期が訪れますから、さらに皮膚の状態は大きく波を打つことになるのです。

しかしこれは一過性のもので、出産から数ヶ月後にはシミも薄くなり、瑞々しさやハリが肌に戻り、皮膚の状態は妊娠前よりむしろ良くなる場合が多々あります。まさに自ら生み出したプラセンタ(胎盤)エキスが身体の隅々まで行き渡るわけですから。

偉大なる女性ホルモンの成せる業ですよね。

ですから、妊娠中の皮膚の状態を過度に気にしてそこに治療を施しても、それは「非常事態」であることからあまり意味を成さず、お金も結局無駄になってしまうことになります。

むしろ妊娠中に「美容貯金」をしておいて頂き、出産後1年くらい経ってから、それでもなくならないシミやシワに対して治療を行っていく方がよほど効率も良いですし、コストパフォーマンスも良いので、そちらを御案内させていただいています。

クリニックFに通院中、御懐妊された患者さんには、レーザー/光治療よりもむしろ、ヘッドスパやミニ・リンパドレナージュなどの自然療法を御案内しています。

妊娠中はなにかと身体への負担も大きいので、リフレッシュになりますからね。

そして無事にお子さんが生まれ、子育てにも慣れてきた頃からまたレーザー/光治療を再開するようにしています。


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