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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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■2013年7月 IMCAS ASIA⑱ カンボジアのレーザークリニック ナイトマーケット

カンボジアの夜。

シェムリアップの街に出てみることにしました。

トゥクトゥクに乗って15分のナイトマーケットまで。

色々なものが売られています。

中でも驚いたのは、こちらの瓶。

コブラがサソリを噛んでいる状態で、そのまま瓶に入ってアルコール入りで売られているのです。

翌日ガイドさんに聞くと、精力剤になるのだそうです。金額は日本円で8,000円ぐらい。

このまま持ってゆくには少し気持ち悪く、僕はちょっと手が出ませんでした。

細い瓶の口からどうやってコブラとサソリを入れたのか、不明です。

東南アジアでよく見かける、フィッシュマッサージのお店も沢山出ていました。

そのまま歩いていくと、レーザースキンクリニックを見つけました。

これは是非見学したい!

さっそく受付の人にその旨掛け合い、英語の話せるスタッフに来ていただきました。

日本から来たレーザー医師だけれど、偶然こちらを通りかかって非常に興味がある。

是非とも中を見学させてもらえないか?

と話をしたのです。

夜の8時過ぎですでにドクターはいなかったのですが、内部の見学はさせて頂けることになりました。

カンボジアのシェムリアップには、レーザークリニックが4院あるそうです。

レーザー機器はほとんどがタイ製のもの。

施術の希望はやはり脱毛が多いのだとか。

ボトックスの施術もやっていましたね。

考えてみれば、以前イタリアのレーザーメーカーのアジア支店長がアメリカ出身のカンボジア人でした。

再びアマンサラに帰宅。

綺麗な花が出迎えてくれました。

この花は、自然の植物を使ってすべて作られているのですよ。

世界のアマンリゾートのパンフレット。

次に行く機会はあるのでしょうか(笑)?

 

 


■2013年7月 IMCAS ASIA⑰ カンボジア アマンサラ クメール人ディナー

おはようございます。

今日8月10日(土)はクリニックFの診療日です。

診療終了後、本日夜の最終便で神戸へ向かいます。KITANO CLUBでの有志の先生方との会食に合流予定し、明日は日本美容皮膚科学会に参加および講演を行う予定です。

翌日12日からは再び欧州出張となります。イギリス、ドイツ、スイス、オーストリア、リヒテンシュタイン・・・と5カ国を、ビジネスミーティング兼ねて廻ってきますが、今回のお楽しみは、オーストリアはブレゲンツ音楽祭( Bregenzer Festspiele)で開催される湖上オペラの観劇です。

この湖上オペラは、数ヶ月かけて湖上に舞台を造るため、毎年演題が変わります。

今年はモーツァルトのオペラ「魔笛」が開催されるのです。

チケットが取れた時は嬉しかったですね。

帰国は19日朝になりますので、19日からクリニックFの僕の診療を再開させていただきます。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は先月訪れたカンボジアの話が続きます。

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アマンサラに戻り、ほどなく夕食の時間となりました。

僕は“クメール人ディナー”を選択。

なかなかおいしかったですよ。

日本人の口にも合いますね。

夜も更けてゆきます。

静寂と闇に支配されます。

美しいです。

カンボジアに来てからほとんど街を歩いていませんので、これから街に出ることにしました。

 


■2013年7月 IMCAS ASIA⑯ アンコール・トム バイヨン Bayon 観世音菩薩 猿の大群 そして象

タプロームの次に、数キロ離れたアンコール・トムへ。

アンコール・トムはこのような背の高い城壁に囲まれています。

周囲は12km。

「大きな町」という意味なのだそうです。

門には象の鼻をモチーフにした彫像があります。

このアンコール・トムの中にはいくつもの寺院があるのですが、12世紀に建てられた中心のバイヨン寺院に向かいます。

カンボジアのアンコール遺跡を形成するヒンドゥー・仏教混交の寺院跡です。

こちらもアンコールワットと同じように、須弥山をモチーフとしていますが、笑みを浮かべた観世音菩薩の彫刻が沢山あるのです。

顔のモチーフが沢山ある場所に身を置くのは、どこからか常に視線を感じるようで不思議な感じです。

イースター島のモアイ像を観に行った時のことを思い出しました。

中でも、こちらのモチーフはバイヨンで最も笑顔のものだそう。

僕も、笑顔で対抗?してみました(笑)。

それにしても、神秘的な佇まいです。

バイヨンからアマンサラに戻る途中。

サルの大群にあったり、

象を見かけたりしました。

12世紀の東南アジア、クメール(アンコール)王朝。

日本は鎌倉時代。

いったいどのような王朝だったのでしょうね。

 


■2013年7月 IMCAS ASIA⑮ タ・プロームへ Knowledge leads to the thirst for more knowledge

おはようございます。

今日は8月9日(金)、クリニックFの診療日です。

昨日の休診日は今週日曜日に神戸にて開催される日本美容皮膚科学会の招待講演の準備をしていました。

夕方からは工学部大学院の研究室に行き、次回の研究についてディスカッションに行ってきました。

僕は研修医の時に配属された大学病院の外来でレーザーによる痛み治療機器に触れて感銘を受けてから、約20年近くこのレーザー医療領域に関わってきました。

レーザーの理論は遡れば1917年にアインシュタインが発表した理論が発端となります。

こちらは講演で使用したプレゼンテーションの資料から。レーザーを作り上げるにあたって必要であった理論構築をまとめてみました。

工学的に機器の組み上げがなされたのは1960年のこととなります。

わずか50年前です。

その後多くの分野への応用が進み、「近代科学史上最も大きな発明のひとつは人工の光レーザーである」と言われるようになります。

医療やレーザーの研究を始めると本当に奥が深いことに日々気づかされることとなり、益々魅了されていきます。

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Knowledge leads to the thirst for more knowledge.

If something is half known then the academic seeks to complete that knowledge.

という言葉があります。

勉強というと少々つらいようなイメージがあります。日本にいるといわゆる受験勉強の詰め込み勉強をつい思い出してしまうのですが、勉強と研究は全く違います。

こうしたレーザーや医療などの新しい分野は世界的にもまだまだわかっていないことが多く、知識を持てば持つほどもっと研究して極めたくなるのです。

僕自身は

「皮膚の免疫指令細胞マストセル」の研究で医学の博士号を

「電磁気学・量子エレクトロニクス・光学」 の研究で工学の博士号を

取得するに至りましたが、まだまだやりたい研究があります。

今後もレーザーの医療応用の研究を、より極めてゆけるよう努力していきたいと思います。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、先日滞在したカンボジアの話が続きます。

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夕方のツアーはタ・プロームへ。

クメール人の王朝、アンコール朝の王ジャヤーヴァルマン7世により12世紀末に創建された仏教寺院。

後にヒンドゥー教寺院に改修された遺跡です。

道すがら、多くのトゥクトゥクとすれ違います。

こちらの崩れ去った寺院。

さらに歩みを進めると、古い寺院に熱帯雨林の木々が侵食したのが原因で、崩れさっている様子がわかります。

写真でわかるでしょうか。

巨大な根が長い年月をかけて寺院を作り上げている石を移動させているのです。

「盛者必衰の理あり」ということなのでしょう。

人間の作り上げた物は、所詮自然には勝てないことを肌で感じることが出来る場所。

これは衝撃的ですね。

木々の中に埋もれてしまった仏像もあります。

建物を覆う苔に、日本人の僕はまた魅了されてしまいます。

自然に浸食され、滅びつつある旧き王朝。

アンコール遺跡群が、同じく仏教文化圏の日本人に好まれる理由が少しわかったような気がしましたよ。


■2013年7月 IMCAS ASIA⑭ アマンでの朝食 

トゥクトゥクツアーが終わると、アマンサラでは朝食です。

たっぷりのフルーツ。

スクランブルエッグ

クメール風スープなどをいただきます。

ホテルが綺麗だと、滞在が楽ですね。

昼は暑すぎて動けませんので、また夕方のツアーまで一休みです。

アマンサラの鍵。可愛いですよね。


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