今年5本目のレーザー英文論文の最終校正が終わりました。
江ノ電もなかのお店です。
おはようございます。
今日は8月3日土曜日。クリニックFの診療日です。
先週の土曜日はお休みをいただいてしまったので、朝からたくさんの患者さんにご予約を頂戴しています。
夜には九州でご開業されているドクターがクリニックFに寄って下さる予定もあります。
気持ちを引き締めて、頑張っていこうと思います。
さて、僕のブログは、カンボジアはアンコール遺跡群、シェムリアップの話。
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シンガポール入りする前にアンコールワットへ寄っていこうと思い立ったはいいものの、カンボジアのアクセスの問題で、滞在先やそのほかの移動をどうするか迷っていました。
海外出張のスケジュールを組むのに困ったとき、いつも相談に乗ってくれる代理店の担当者の方がいるのですが、僕の話を聞いて、ならばと彼が薦めてきたのがアマンリゾートのひとつ、アマンサラ。
ひとり旅であるということに現地の様々な事情も加えて考えると、何かと融通が利いて現地ツアーも含めて面倒を見てくれるので安全性と利便性も兼ね備え、宿と現地アテンドをどちらも望めるベスト・ホテル以上のベスト・エージェントだというのです。
男ひとり旅でまさかアマンを体験することになるとは思ってもいませんでしたが、彼のアドバイスに乗ってみることにしました。
迎えに来てくれたのは、1963年製のメルセデス。
アマンサラには送迎用に同型メルセデスが2台あり、どちらもシアヌーク殿下の乗っていたものだそうです。
空港を離れ、10分くらい道を走ったでしょうか?
舗装されているとはいえ、ガタガタ揺れますので、時速40kmが精一杯の様子です。
あちらにアンコールワットが見えますよ。
とガイドの方に英語で言われ、正面を観たところ、写真でわかるでしょうか?
ちょっと興奮しましたね。
アンコールワットの正面を右に曲がり、アマンサラに向かいます。
チェックインするころには、もう暗い時間。
薄暗い中でも、アマンサラの景色も楽しむことができました。
全室で24部屋しかないというこのアマングループのアマンサラ。
ホスピタリティの高さで、誉れ高いですよね。
部屋はこのような感じ。
デザイン上驚いたのは、浴槽が丁度このソファの後ろ。部屋の中にあるのです。
この浴槽には感動しましたが、宿泊初日の夜に使ったところ水道蛇口が壊れて水浸しになり、翌日工事が入りました(笑)。
まあ、御愛嬌ということで。
ちょうど7時から特別イヴェントで米国Yale大学の男性合唱団のコンサートが開催されていました。
赤ワインを片手に、他の宿泊客らと美声を楽しみましたよ。
彼らは既に世界20カ国以上を公演して回ったのだそうです。
カンボジアの楽器を弾く人もいました。
外に出ると夜も更けています。
翌朝は、朝4時起床で日の出ツアーに参加することに。
ゆっくりと眠りました。
おはようございます。
今日は8月2日金曜日。クリニックFの診療日です。
昨日の休診日は、午前中から午後にかけて英語の試験を受けました。
20年ぶりに受験英語様の試験を受けましたが、大学入試の時の英語力に比較すると格段に実力が上がっている自分を発見しました。これは嬉しかったです。
最近は学会発表や機器開発などの実体験を伴って英語を鍛えていますので、大学受験の時とは理解力が違います。
僕は帰国子女ではないですし、正直英会話は得意ではありませんでした。
実際に使い始めたのは30歳を超えたころでしょうか?
おそらく第二言語の会話というものは、その言語を使用した期間の長さがある程度必要なのだと思います。
若ければ若いほど、短い期間で良いのだろうと思いますが、自国の言語でさえある程度時間がかかりますから、30歳を超えて始めた言語を流暢に話せるようになるまでは、10年ぐらいかかるのではないでしょうか?
夕方からは、工学部の研究室に顔を出してきました。
こちらも論文の校正作業を行ってきました。
さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、先週滞在したカンボジア&シンガポール滞在記を始めようと思います。
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早朝6時半の羽田便。
浜松町始発のモノレールに乗って、羽田空港国際線ビルでおります。
国際線ターミナルは、モノレールが最も便利ですよね。
今回の機体はシンガポールエアライン。
シンガポール便には成田からA380も使用されているのですが、今回は小さな航空機でした。
飛行機の窓の外から見る景色は、熱帯そのもの。
マレーシアの上空を飛び、
約7時間で、シンガポール チャンギ空港に着陸します。
今回はチャンギエアポートでさらにカンボジア行きの機体に乗り換えます。
こちら、シルクエア。
機体は飛び立ったのですが、2時間半余り経過してもカンボジアに着く気配がありません。
何処を飛んでいるのだろう?
そのうち、どう考えても海岸線が見える街に着陸しました。
空港に降りて、iphoneでマップ確認すると、なんとベトナム領域内。
直接カンボジアに向かうのだと思っていたのですが、旅行会社が取ったチケットは、ベトナムのダナン経由だったのです(笑)。
再び機体は飛び立ち、今度はカンボジアのアンコール遺跡群のあるシェムリアップへ。
カンボジアの大地は、ベトナムと雰囲気が違いますね。
着陸前に東南アジア最大の淡水湖であるトンレサップ湖が見えてきました。
この湖の水上には、世界最大規模の100万人あまりが住んでいます。
それにしても巨大な湖ですね。
機体は無事に午後6時到着。日本との時差は2時間あります。
空港を降りると、一台の古いメルセデスが近づいてきました。
一昨日まで滞在していたシンガポール。
こちらはスピーカーが集まるクラブラウンジ。
僕はそこで、コントリビュートレクチャーという枠で二つ目の講演をしてきました。
10種類以上のフラクショナルレーザー機器を利用した比較演題です。
フラクショナルレーザーの機能を、波長、照射方法、照射密度、スキャナの特性の工学的な解説したのち
より具体的な例として、ニキビ跡のタイプ分けに適したフラクショナルレーザー機器選択について講演しました。
フラクショナルレーザー機器は、僕が最も得意とする分野のひとつですが、今回の講演は他の講演者の時間が圧してしまい、時間があまりに足りなくなり、急ぎ足になってしまった部分が多く、自分としては不本意な講演だったと残念に思っていました。
ところが、後日座長を務められた台湾のPo-Han Huang先生から以下のようなメールをいただきました。
Thank you for your fantastic lecturing in Singapore and really my pleasure to chair your talk. I really enjoyed your analysis of different fractional lasers. Look forward to listening to your presentations soon.
彼とは名刺交換をしてきませんでしたので、僕の連絡先をWEBで探してくださったようです。連絡が取れてよかったです。
次回きちんとした持ち時間をもらい、話してゆきたい内容です。
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この枠では世界各国から招待された医師が講演をしたのですが、中でも最も興味深かった演題があります。
それは、光治療を繰り返して治療した患者さんを10年単位で追いかけた写真を提示した米国のDr.マイケル=ゴールドのプレゼンテーションです。
彼はかなり早い時期から皮膚治療にレーザーを取り入れた、いわば米国レーザー医療会の重鎮の一人。
彼がプレゼンの中に、
37歳の初診時に撮ったある患者さんの写真
と
彼女が12年間、レーザーと光治療器を照射を続けた49歳の写真
を供覧したのです。
会場のドクターから歓声が上がりましたよ。
12年経過したのちの方が、はるかに若々しい透明感の高い肌。
ハリがあり、テクスチャーも整って実に美しいのです。
レーザー及び光治療機器は、「肌質を改善する」という事実をまさに実証したような写真でしたね。
ちなみに、会場のドクターから「肌質を改善するには、どのメーカーのフォト治療機器が良いのか?」
という質問を受けていましたが、マイケルゴールドは、
「光治療器(フォトもしくはIPL)であればどの機器でもよいが、特定の機器を照射し続けるよりも、数多くの違った機器を照射したほうが効果が高い」
と言っていました。
光治療器の場合、レーザー治療器とは違って、同様な目的で作られた機器であっても各社でスペックには大きな違いがあります。
また、比較的設計が楽なので、工学的に工夫を凝らしやすいですし、どの機器にも、その機器なりの良さがあります。
一方で、1機種で肌の中のすべての色素を反応させるのはむしろ不可能ですので、「数種類の機器を使いまわす。」
というのが正しいのだと思いますよ。
もちろん一定以上の技術を持った会社の機器を使用し、さらにその機器が定期的にメンテナンスされていることが条件ですが。
「幾つかのIPL機器を持ち」
「これを交互に使いまわす」のが最適。
というこの答えについては、僕もまったく同じ持論を持っていましたので嬉しかったですね。
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藤本 幸弘、 前田 拓摩
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