藤本幸弘オフィシャルブログ
アメリカの美容医療紹介雑誌のNEWBEAUTYです。
どこの本屋にもある人気雑誌。
フロリダで開催された今年の米国レーザー医学会の記事もありました。
写真やドクター紹介の記事の作り方がお洒落ですよね。
ドクターもこうした雑誌に載るのがステータスと考えるのです。
アメリカでは美容ドクターは完全にタレントです。
ラスベガス最終日。シルク・ドゥ・ソレイユのKAを観てきました。
まさに世界最高のエンタテイメントの一つ。何度観ても感動します。人間の想像力は素晴らしいですね。
シルク・ドゥ・ソレイユ史上最大の舞台装置であり、ラスベガスでもトップクラスのスペクタクラーショーと言われている「KA」。
会場内もすごい人出です。
「KA」とは古代エジプトの死後の世界観のなかで「この世にとどまる思い」という意味の魂の名前だそうです。
アジアが舞台であり、衣装もアジア風ですので日本人には親しみやすく、海外ではそのオリエンタリズムが魅力的に映るのでしょう。
ダイナミックなステージ上のパフォーマンスは言わずもがな。
シルク・ドゥ・ソレイユの他の作品よりも明確なストーリーがあるのも、この作品が長く愛される由縁ですね。
The Aesthetic Showやコスモプロフに参加して、海外の美容医療は本当に多くの発明や新しい治療法が発表されているのに驚きを感じます。
古い治療のカテゴリーにある「光治療器」なども、シミとりの機器ではなく、肌全体を若返らせるために使用する機器に大きく変化し、機器自体も第二世代、第三世代に変化してきました。発売後１０年を超えたフラクショナルレーザーやRFもここ数年で、肌の若返りから瘢痕治療まで、新たなニーズを得てきました。
僕も、こうして一月に一回以上海外出張をする生活を１０年以上してきましたが、こうした人脈や情報源を作り上げるためには気が遠くなるような莫大な時間も投資もしています。
単純に毎月の海外出張をやめるだけで、クリニックFの売り上げは現在の倍以上になりますので、その金額を毎年失っていることになります。
さらに僕はこうして学ぶことができる体制を整えるために、クリニックFはとても古く小さいビルに入り、経営に余力ができれば機器を入れ替えることで減価償却費を上げ、業界の発展と翌年の出張に備える努力をしてきました。
美容医療を単にお金を稼ぐための手段ではなく、より良い美容医療を恒久的に患者さんに提供できることを目的として一心にやってきました。
Energy Based Medical Devices つまり美容医療機器の発展は興味深いものであり、僕の知的好奇心を満たしてくれます。人は得意分野がそれぞれ違いますし、得意分野で業界に貢献すれば良いのです。僕もノブレスオブリージュを実践し、これまで培ってきた人脈と情報源を生かし、まだまだ日本に入っていない美容治療と正確な情報を、様々なチャネルを通じて日本の医療界に広めてゆくのが使命だと思っています。
現在の美容医療界の状況において日本はガラパゴス化しています。医師の個人的な経験や主観も大切だとは思いますが、それぞれの医師や患者さんが情報を取捨選択することができるよう、査読の通過した文献などの根拠を持った正確な情報を広めなければ医学とは言えません。
世界スタンダードの美容医療を日本に広めるためには、やらなければならない事はたくさんありますね。
The Aesthetic Show終了しました。
この学会は、もともと米国レーザー医学会ASLMSの一部の医師が美容に特化した医学会を作ることを目的に独立して、作られました。
ASLMS自体は2011年に最大規模となったのち、縮小傾向にありますが、その背景にはこの The Aesthetic Showの独立が関わっています。
この会の発起人の一人Mark Tager医師は古くからの友人で、何度か講演の依頼をされたこともあるのですが、例年は５月の開催で、参加が難しかったのです。
実際に参加してみましたが、非常に美容医療情報がコンパクトにまとまった学会で、とても素晴らしいと思いました。
毎年開催がラスベガスということもあり、リピート率も高いですね。
今回も多くの事を学んできました。
世界最高水準の美容医療を、自分に関わっている人達に伝える事が出来るよう、これからも僕が出来る事を努力して行こうと思います。
今日はちょうどほぼ同じ日程で開催されているラスベガスのコスモプロフにも顔を出してきました。
美容機器やメソ商材を含む本当に大きな展示会です。
ボローニャや香港の開催が有名ですが、各社医療機器輸入会社さんの情報源となる展示会です。
