今回のマルタ共和国。
どうしても訪ねたい場所があり、最終日の朝一番で行ってきました。
マルタ島の軍人の墓苑の中に、ひたすら目立つ大きな塔が。
日英同盟の同盟国イギリスの要請で第一次世界大戦中にマルタ島に派遣され、戦死した70名弱の慰霊塔があるのです。
僕は父方祖父がが海軍兵学校を出て海軍士官、母方祖父が一高を出て医者になりましたので、いわば軍人と医師のハイブリッドです。
第一次世界大戦で日本を代表してくれた英霊に、お経をあげてきました。
彼らのおかげもあって、国際連盟常任理事に日本が推挙され、国際的地位が上がったとも言えるのです。
100年以上前の偉業ですが、日本も頑張らないとですね。
現地に日本語の解説の看板がありましたので、写真をテキストにおこして貼り付けますね。
「日本の船員は、その勤勉さと献身的な働きですぐに高い信頼を得るようになりました。彼らは敵の潜水艦と34回交戦し、地中海全域で788隻の船を護衛、70万人以上の軍隊を西部戦線へと安全に移動させました。それまで戦死者はほとんどありませんでしたが、1917年6月11日に、駆逐艦大日本帝国海軍「榊(さかき)」がクレタ島沖で魚雷攻撃を受けました。この攻撃で68名の船員が戦死しました。ここに彼らの慰霊碑があります。」