男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントは13日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、ロリー・マキロイ(35)=英国=が通算11アンダーで並んだジャスティン・ローズ(英国)とのプレーオフを制して初優勝を遂げ、史上6人目のメジャー4大会全制覇を達成しましたね。
マキロイ初V、メジャー全制覇 松山は21位―マスターズゴルフ:時事ドットコム
ゴルフの話題と聞くと、僕もまたあの名門コースを巡った日々を思い出します。
さて、近年の世界ゴルフ場ランキングですが、実はゴルフ専門誌やメディアによって微妙に順位が異なるのが常(Golf Digest, 2023, p.20; Golf Magazine, 2023, p.42)。それでも、いわゆる“伝統と格式”を軸に評価した場合の代表的ベスト10をざっとご紹介しましょう。
1. パインバレー・ゴルフクラブ (Pine Valley Golf Club, 米国)
ほぼ毎回ランク1位を飾ることでも有名(Golf Digest, 2023, p.20)。
2. サイプレス・ポイント・クラブ (Cypress Point Club, 米国)
海岸線を舞台にした名物ホールがゴルファーの心をつかむとか(Golf Magazine, 2023, p.43)。
3. ロイヤル・カウンティ・ダウン (Royal County Down, 北アイルランド)
美しい海岸線とリンクスの厳しさが融合したコース(Golfweek, 2023, p.15)。
4. シネコック・ヒルズ (Shinnecock Hills, 米国)
全米オープンの開催実績多数。風の読みが勝敗を分ける(Golf Digest, 2023, p.22)。
5. オーガスタ・ナショナル (Augusta National, 米国)
マスターズの聖地。あの“グリーンジャケット”を目にすると胸が高鳴る(Golf Magazine, 2023, p.45)。
6. セント・アンドリュース(オールドコース)(St Andrews Old Course, スコットランド)
ゴルフの“聖地”そのもの。歴史好きなら一度は巡礼したい場所(Golf Digest, 2023, p.24)。
7. ミュアフィールド (Muirfield, スコットランド)
ジョージアン様式のクラブハウスが優雅で、格式の高さを感じさせる(The Open History Journal, 2022, p.31)。
8. ロイヤル・ドーノック (Royal Dornoch, スコットランド)
スコットランド北部に位置し、美しい砂丘と戦略性の高さが魅力(Golf Magazine, 2023, p.48)。
9. ナショナル・ゴルフリンクス・オブ・アメリカ (National Golf Links of America, 米国)
“リンクスの概念をアメリカで広めた”と評される歴史的コース(Golf Digest, 2023, p.25)。
10. オークモント (Oakmont, 米国)
世界一硬いグリーンと深いバンカーが襲いかかる名物コース(Golf Magazine, 2023, p.49)。
ご覧の通り、“世界トップ級”と呼ばれるコースは米国と英国(特にスコットランド)に多い印象ですね(Global Golf Architecture Review, 2022, p.12)。とはいえ、近年はアジアやオーストラリア勢の躍進も見逃せません。
僕自身、国際学会を周遊する合間を縫って世界中のコースを訪ね歩いていますが、毎年アップデートされるランキングを見るたびに、「次はどこへ行こうか」と胸を弾ませる今日この頃です。いやはや、ゴルフ場めぐりの旅は果てしない楽しみの一つですね。