明けて翌日。
この日は「朝一番にホテルに車が迎えに行くから」というFAXがDEKA社から届いていました。
当初、ミラノ近郊のクリニックを訪問したのちに、フィレンツェのDEKA本社に移動する予定だったのですが、先方のドクターに、やんごとなき用事ができたとのこと。
ミラノには最終日にフィレンツェから日帰りすることになりました。
ホテルでリビアの大統領とべルルスコーニ伊首相がトップに載る新聞を読みながら、到着を待ちます。
迎えに来てくれた車は一台のメルセデス。
「ボンジョールノ」
と声をかけると、
「ブレーゴ」
といい声が返ってきました。
イタリア語しか話ができない運転手さんと、約3時間余り。
高速をひた走ります。
走る道はこんな平原が続いています。
途中休憩したドライブイン。
ちょっとびっくりしたのですが、車の日よけの屋根が、すべて太陽発電器になっています。
イタリアもエコですね。
おいしそうな食材も売っています。
さらにボローニャからは山を越えて、いよいよフィレンツェの街に入ります。
ようやく到着したDEKA本社です。