2013年9月、3年通った大学院の講堂にて人生2度目の博士号学位授与式に参列しました。
式典の開始を告げるべく、吹奏楽団がエルガーの「威風堂々」を奏でます。
僕の最も好きな曲の一つです。
週に1度か2度診療を休み研究室で作業をすることが、いつからか日常となりました。
それに伴い、元々多かった論文資料や書籍も、さらにはコンピューターの台数も増え、勉強や研究、執筆しなければならないものも山積みとなっていきました。
それらのすべてを今年は生まれ育った湘南・藤沢に移し、四ツ谷と江の島を往復する生活を始めました。
休診日前日の夜に車で第三京浜を下り、片瀬の海岸と、どこまでも碧い海に浮かぶヨットや空を飛ぶカモメの姿を窓から眺めながら、一人籠って作業をしています。
さて、目標だった工学の博士号も取得し、これで医学と工学の融合した世界で仕事をしたいという僕の夢にひとつ前進しました。
引き続き、東京・四ツ谷のクリニックでは世界最先端のレーザー・光治療を行っています。
2014年には、もうひとつ大きな階段を上がることになります。
人生のチャレンジはまだまだ続きますが、やはり僕は勉強と研究が大好きです。大学にいると心落ち着き、研究室にいると頭が冴え渡ります。論文を書いているときが幸せですし、国内外の学会で発表をする時に心震えます。
そうして得たすべての知的財産と技術を、クリニックFでは診療に生かしたいと考えています。
2013年9月 藤沢・片瀬海岸の作業場で
クリニックF院長 藤本幸弘