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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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ホノルル Dr. Ferguson とのサーミRFトレーニング

昨日はハワイ州はホノルルのコーラルのあるDr. Fergusonのクリニックに行き、サーミRFのトレーニングをして頂きました。

ドクターファーガソンのクリニックはこちらの場所に移動して5年になるのだそうですが、同じ場所に1971年から開業していた先生がいらっしゃるそうで、とても歴史のあるクリニックでした。

窓からのハーバービューが美しく、海をバックにした手術室はインパクトがありましたよ。

ハワイ州のデザイナーが描いてくれたVI(ヴィジュアルアイデンティティ)だそうです。綺麗ですね。

米国でとても話題になっているサーミRF。

RF針を体に刺して、脂肪を溶解させたり皮膚組織を縮めたりするのですが、今回はナーブスティムレーター(神経刺激装置)を利用して、ボトックスの様に目の周りの神経を止めてしまう方法を伝授して頂きました。

ボトックスのような毒素ではなく、神経を直接焼きますので、長時間効果が持続します。

神経を焼く部位も、目の周りであわせて10カ所ぐらい。

ファーガソン先生の言葉を借りると、決して派手な手術ではないけれど、手技の上達には工夫のしがいがあるよ、とのこと。

神経を焼き切ってしまうという考えが日本人の感性に合うかは分かりませんが、米国ではサーミRFを用いた学会検討発表が多いのもよくわかりました。

さて、僕はこれから数時間後に日本へ。帰国便に乗ります。

帰国後、銀座のブルガリビルで開催される関東美容医師の会に出席し、翌日は浦安のディズニーワールドで開催されている日本美容皮膚科学会で、朝からスポンサードの招待講演です。

帰国したら、また全力で走りますね。

本当はもうひとつ、美容ではない病気を治す医療関係の仕事もしてきました。

このブログにはまだしばらく書けないのですが、時期を見て公表したいと思います。


美容医療を共有智に

医学の分野は、元々腕の良い医師の独自の理論と技術によって進化してきたいわば職人技術でした。

こうした理論は、90年代より統計学と英文論文という手段によって、「共有智」となりました。

しかしながら、美容医療の分野は、学会といえども個人の経験値の発表に終始しており、いまだ残念ながら共有智にはなり得ていないという現状を否めません。

現在、日本の美容関連医師の中で、定期的に英文論文を発表している医師は僕を含めて4名。

限られた時間の中、研究し、英文論文を書く作業は大変な労力と時間を伴いますが、医師として研究者として、僕はここだけは譲れない価値観であり、どんな事があっても努力を続けてゆきたい作業だと思っています。

世界の一流の理論と技術を自信を持って自分の患者さんに提供したい。

そんなことをオアフの解放感ある空気の中で考えていました。

他人にどう評価されるかという事は全く気にしていませんが、果たして自分が世界の同じ分野の中でどこまで通用するのかには興味があります。

自分の能力との戦いですね。

今年もあと6ヶ月になってしまいました。

時間は限られています。僕の出来る事をひとつひとつ、マイペースで積み上げてゆきたいと思います。


オアフ島より 

ハワイのワイキキビーチにやってきました。

日本は金曜日になったところでしょうか?

日本は台風が上陸する予定があるようですが、こちらは素晴らしい天候に恵まれました。

季節的にもノースショアよりこちらの方が波も良く、多くのサーファーが水飛沫を上げています。日本とは違う海とダイアモンドヘッドの姿に心癒されますね。

米国時間で昨日に予定されていたアポイントが、先方の先生の都合で今日の午前中に移動となり、昨日が全くのオフになりました。

僕は読まなければならなかった英文論文を一気に読み込みましたよ。

美しい海を見ながら、大変集中する事が出来ました。


ミシュラン二つ星宮本

大阪に一泊。夜は、お料理 宮本へ。

こちらは開業二年目にしてミシュラン二つ星をとったお店です。

日曜日に定休日になってしまうお店が多い大阪では貴重なお店ですね。

大きなハマグリ。

稚鮎。

こちらの鱧のしゃぶしゃぶも絶品でした。

外国の友人を連れて来たら、喜びそうです。

良いお店をご紹介いただきました。


第九回キュテラ社トータルスキンセラピーミーティング関西 

第九回キュテラ社トータルスキンセラピーミーティングが、大阪のヒルトンプラザで開催されました。

大阪は、約ひと月ぶりです。

大阪は雨という状況にもかかわらず、かなり多くの先生方が参加されました。

僕はこの中で第三部の美容医療の展望という講演をさせていただきました。

現在の美容医療がどのような方向に向かうのかを述べたのち、

最近のトピックとして

◎ピコ秒レーザー

◎レーザーアシストによる皮下へのドラッグデリバリー

◎機器による痩身

について、述べさせていただきました。

30分という時間の割には内容を詰め込みすぎました。

ちょっと反省です。

レーザー企業主体のミーティングの場合、演者の先生もそれぞれ変わりますので、とても勉強になりました。

左から

■クリニカタナカ院長 田中洋平先生

■藤田保健衛生大学皮膚科准教授 秋田浩孝先生

■新橋形成外科クリニック 新橋武先生

■クリニックF 藤本幸弘

■東京女子医大皮膚科准講師 澤田美月先生

■野本真由美スキンケアクリニック 野本真由美先生

■順天堂大学浦安病院皮膚科准教授 木村有太子先生

でした。

このうち、田中先生と、野本先生は大学の後輩です。

学生の時に会ったことは無かったのですが、不思議な縁を感じますね。

こうした機会を与えていただき、関係者の方々に心から感謝いたします。

機会を与えていただくごとに僕自身も勉強になりますし、頭の整理にもなり、自分自身が何を考えていたのか改めて見つめなおし、また進歩できることを感じます。

本当にありがとうございました。


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