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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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理系の博士号取得者

昨晩は日本発の医療機器開発の話で4名で打ち合わせがあったのですが、

皆理系の博士号取得者。

英文論文の束を片手に、

医学博士

工学博士

薬学博士

理学博士

が揃い、素晴らしいディスカッションができました。

楽しみ!


活動性ニキビに効果 新レーザー Inmode

【活動性ニキビに効果 新レーザー Inmode】

クリニックFはこれまで「完全自由診療のレーザー・アンチエイジング・クリニック」というスタンスをとってきました。

一年前までは僕一人で外来を請け負っていたため、しかもその僕自身が出張多く毎日の外来に立てないため、非常にニッチでナローな治療にフォーカスを当てることでどうにかこうにかここまでやってくることが出来たのです。

とはいえ、正直なところそのスタンスを一時も崩さずぶらさないために、諦めなければならなかったことや場面があったことは事実です。

保険診療の取り扱いをしていないことから、例えばこれまで活動性ニキビについてお悩みの患者さんに関しては、他院で受診をしていただくことがしばしばありました。

赤みがあったり熱感があったり隆起があったりする、「今まさに元気な」ニキビは内臓疾患や婦人科系疾患を象徴していることも多く、美肌の追求よりもまず先にそれらを病変として捉え治療をする必要、まずは病気から健康を目指す必要があるという思いがあったためです。

一方そうした患者さんが皮膚科や婦人科、時に内科を訪れ処方された薬を飲んだり、生活習慣を改善されることでニキビの活性化に終息が見られても、皮膚上の赤身や凹凸が残ってしまう場合については積極的に治療をさせて頂いてきました。

この部分こそフラクショナルレーザーを始めとしたレーザー・光治療器の十八番です。

ニキビ_1

ニキビ_2

ニキビ_3

ニキビ_4

ニキビ_5

これまで沢山の患者さんが「ニキビができる前より肌が綺麗になった!」と喜んでくださり、僕自身も治療に自信を持って取り組んでいます。

こうした理由によりこれまでクリニックFでは治療を極力行わなかった活動性ニキビですが、最近すこし考えを変えました、先日お話ししたイスラエルのInmode社が開発したプラットホーム型レーザー機器の機能の1つであり、今回新たなフラクショナルRFの機器として登場したFRACTRA(フラクトラ)がこれら活動性ニキビに対し、非常にわかりやすく良い効果をここまで出しているのです。

FRACTRA(フラクトラ)は、チップの中心部にピンが、その両サイドにelectrode Barがあり、それによりRFエネルギーをマルチバイポーラ―型に出力することが可能となった機器です。

どういったことかというと、これまでの類似機器に比べ、より深部まで効果を到達させることができ、活動性のニキビとざ瘡後瘢痕を同時に治療することができるのです。

先端のチップは全部で4種類あり、それぞれピンの長さや密度、コーティングの範囲が異なるので、照射部位や凹凸の深さ、Skin Typeによって使い分けます。検証した結果、日本人の顔面のニキビに対しては、以下の②の60pin, 600micronのチップを使うのが良さそうです。

活動性のニキビ、ざ瘡後瘢痕以外の適応としては、小じわ、色素沈着、血管拡張症に伴う赤ら顔等に対し効果を出すことが可能です。

照射後3-5日間は点状の瘡蓋が形成され、約1週間で皮膚表面の上皮化が得られます。

また、皮下では照射後2週間の時点でより高密度でコラーゲンやエラスチンの再生が進みます。

こちらは当院で照射しているモニター・40歳代の女性の写真。おでこや右頬部の活動性ニキビと顔全体のクスミ・凹凸・毛穴の開きが気になっていたため、本機を照射しました。

1回の照射にも関わらず、照射後1週間でおでこのニキビの炎症やニキビ跡の色素沈着が改善し、照射後3週間で肌全体の透明感やハリ改善が認められました。

非常に喜んでくれましたよ。

ちなみに照射間隔ですが、当院の基本プロトコールでは、3-6週間毎に合計5回の照射を目安にしていますので、約半年で1クールになり、これをひとまず患者さんとは共有しています。

フラクトラは顔面に限らず、体幹や四肢の肌荒れ、色素沈着、赤み等にも効果が出ていますので、こちらはまた別の機会に報告しますね。


音楽が脳に与える影響について

映画を観て感動し涙がでるのは、映像からの刺激なのか音楽からの刺激なのか?

今週金曜日に音楽が脳に与える影響について、渋谷のホールでクラシックコンサートの前に話をすることになっています。

音楽会の前なので、久しぶりにタキシードを着て話す予定です。(笑)。

音楽が脳に与える影響は非常に興味深いものです。

一般的に現代社会においては、視覚の刺激はすべての感覚情報の8割を占める傍ら、聴覚情報は1割強だと言われています。

嗅覚情報に至っては5%ぐらいでしょうか。

一方、視覚情報は視神経から「新脳」である大脳皮質に転写されて理解認識されますが、聴覚情報は大脳の奥にあり感情をつかさどる「旧脳」である「大脳基底核」にダイレクトに伝わります。

そのため、聴覚からの情報は視覚と比較して、大きく感情を動かすのです。

ではここで質問です。

素晴らしい「絵」を見て感情が動かされ、泣いたというご経験のある方はいらっしゃいますか?

映画を無音で見て、心の底から感情が動かされ涙した経験はありますか?

一方で、素晴らしい音楽だけを聞いて涙を流した経験がある方は多いのではないかと思います。

映画を観て泣けるというのは、ストーリーの論理展開を聴覚が理解し、音楽によって感動が増幅するからなのだとおもいます。

現代生活を送っていると、視覚からの刺激に心を奪われがちになってしまいますが、聴覚が私たちの情緒に与える影響は、実はとても大きいものなのです。


エルガーのエニグマ(謎)変奏曲の第9変奏

最近僕がハマっている、エルガーのエニグマ(謎)変奏曲の第9変奏。

アダージョ「ニムロッド」。

様々なヴァージョンの演奏動画を見つけました。

「エニグマ」とはギリシア語で、「謎かけ」「謎解き」といった意味で、この変奏曲には2つのエニグマが込められているのだそうですよ。

思えばビートルズが出てくるまで、イギリスには世界的に有名な作曲家がいませんでした。

シニカルで享楽を好まないイギリス人の文化的な背景もあったのだと思いますが、実際には17世紀に清教徒革命で議会を解散し、政権を引き継いだクロムウェルの影響だという説が有力です。

彼は演劇や音楽が人間を堕落させるとして、教会のオルガンを破壊し、これらの一切の文化活動を禁止したのですよね。

1660年王政復古後にイギリスに渡ってバロック期に活躍したヘンデルはドイツ人ですが、長い低迷期を迎え、イギリス人が音楽で活躍するようになったのは、組曲「惑星」の作曲家ホルストと、威風堂々とエニグマ変奏曲を作ったエルガーぐらいからですかね。

一変して現在は、オペラ座の怪人、ジーザスクライストスーパースター、キャッツなどのクラシック音楽の流れを引いたミュージカル音楽作曲家のアンドリューロイドウェバーや、その後世界の音楽に影響を与えたブリティッシュロックを作り上げるローリングストーンズ、ビートルズ、スティング、クイーン、エリッククラプトンなどの多くのミュージシャンを産み出すのだから、歴史とは不思議なものです。


活動性ニキビに効果 新レーザー Inmode

【活動性ニキビに効果 新レーザー Inmode】

新レーザー Inmodeを使用したニキビ治療に良い結果を得られています。

こちらにご興味のある方はクリニックまでお問い合わせください。

ブログでもご紹介させて頂きましたので、そちらの記事を転載します。

 

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クリニックFはこれまで「完全自由診療のレーザー・アンチエイジング・クリニック」というスタンスをとってきました。

一年前までは僕一人で外来を請け負っていたため、しかもその僕自身が出張多く毎日の外来に立てないため、非常にニッチでナローな治療にフォーカスを当てることでどうにかこうにかここまでやってくることが出来たのです。

とはいえ、正直なところそのスタンスを一時も崩さずぶらさないために、諦めなければならなかったことや場面があったことは事実です。

保険診療の取り扱いをしていないことから、例えばこれまで活動性ニキビについてお悩みの患者さんに関しては、他院で受診をしていただくことがしばしばありました。

赤みがあったり熱感があったり隆起があったりする、「今まさに元気な」ニキビは内臓疾患や婦人科系疾患を象徴していることも多く、美肌の追求よりもまず先にそれらを病変として捉え治療をする必要、まずは病気から健康を目指す必要があるという思いがあったためです。

一方そうした患者さんが皮膚科や婦人科、時に内科を訪れ処方された薬を飲んだり、生活習慣を改善されることでニキビの活性化に終息が見られても、皮膚上の赤身や凹凸が残ってしまう場合については積極的に治療をさせて頂いてきました。

この部分こそフラクショナルレーザーを始めとしたレーザー・光治療器の十八番です。

ニキビ_1

ニキビ_2

ニキビ_3

ニキビ_4

ニキビ_5

これまで沢山の患者さんが「ニキビができる前より肌が綺麗になった!」と喜んでくださり、僕自身も治療に自信を持って取り組んでいます。

こうした理由によりこれまでクリニックFでは治療を極力行わなかった活動性ニキビですが、最近すこし考えを変えました、先日お話ししたイスラエルのInmode社が開発したプラットホーム型レーザー機器の機能の1つであり、今回新たなフラクショナルRFの機器として登場したFRACTRA(フラクトラ)がこれら活動性ニキビに対し、非常にわかりやすく良い効果をここまで出しているのです。

FRACTRA(フラクトラ)は、チップの中心部にピンが、その両サイドにelectrode Barがあり、それによりRFエネルギーをマルチバイポーラ―型に出力することが可能となった機器です。

どういったことかというと、これまでの類似機器に比べ、より深部まで効果を到達させることができ、活動性のニキビとざ瘡後瘢痕を同時に治療することができるのです。

先端のチップは全部で4種類あり、それぞれピンの長さや密度、コーティングの範囲が異なるので、照射部位や凹凸の深さ、Skin Typeによって使い分けます。検証した結果、日本人の顔面のニキビに対しては、以下の②の60pin, 600micronのチップを使うのが良さそうです。

活動性のニキビ、ざ瘡後瘢痕以外の適応としては、小じわ、色素沈着、血管拡張症に伴う赤ら顔等に対し効果を出すことが可能です。

照射後3-5日間は点状の瘡蓋が形成され、約1週間で皮膚表面の上皮化が得られます。

また、皮下では照射後2週間の時点でより高密度でコラーゲンやエラスチンの再生が進みます。

こちらは当院で照射しているモニター・40歳代の女性の写真。おでこや右頬部の活動性ニキビと顔全体のクスミ・凹凸・毛穴の開きが気になっていたため、本機を照射しました。

1回の照射にも関わらず、照射後1週間でおでこのニキビの炎症やニキビ跡の色素沈着が改善し、照射後3週間で肌全体の透明感やハリ改善が認められました。

非常に喜んでくれましたよ。

ちなみに照射間隔ですが、当院の基本プロトコールでは、3-6週間毎に合計5回の照射を目安にしていますので、約半年で1クールになり、これをひとまず患者さんとは共有しています。

フラクトラは顔面に限らず、体幹や四肢の肌荒れ、色素沈着、赤み等にも効果が出ていますので、こちらはまた別の機会に報告しますね。


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