岡江久美子さんが新型コロナで亡くなったと報道がありました。
本当に残念なことだと思います。
得体のしれない不安が増し、気持ちも落ち込んでしまうこともあると思います。
気分が落ちると、免疫も下がります。
きっちり現状を理解した方が良いと思います。
岡江さんは、乳がんの放射線治療中であったと聞いています。
新型コロナが一つのきっかけになったかもしれませんが、志村けんさんに引き続き、報道の方法に違和感を感じてしまいますね。
皆さんは死亡診断書という書類を見たことがないと思いますが、僕も大学病院の医師を12年以上もやりましたので、何度も記載しました。
書面は現在では厚労省のページから簡単にダウンロードできますが、ちょっと「死亡の原因」の記載部分をみてみてください。
Ⅰ直接死因に関しては、その主要となる原因をそれぞれさかのぼって4つ書くことになります。
さらに、Ⅱ 直接死因には関係なく、Ⅰの疾病経過に影響を及ぼしたものを書く欄があり、
それ以外に手術、解剖の結果などが付け加えられます。
つまり、現在の人の死とは、一つの原因によっておこるものではなく、複合的な因子が関わっているのです。
繰り返しますが、死亡の原因が「新型コロナウイルス」だけ記載されている人は、日本にはほとんどいません。
なんらかの基礎疾患が無い方は、命を落とすことは、まずありません。
1)無症状でウイルスをまき散らしている人の、飛沫感染を吸わないようにすること。
2)人→モノ→人の感染を意識して、公共の場で触った手を、顔の周りに持ってこないようにすること。
言ってみれば、新型コロナウイルスは感染ルートがほぼ確定し、きちんと自衛すれば自分には感染しませんので、怖がる必要はありません。
さらに、これ以上医療機関に負担をかけないように
3)自分も万が一、保ウイルスで、無症状である可能性を考えて、基礎疾患のある方の近くや建物に、むやみに立ち入らないこと。
が、感染被害を最小限にするために、今、できることです。