4月25日の段階で、新型コロナウイルスの状況をエクセルで計算しました。
さっと作った自作のグラフですが、これは、100万人当たりの国別の死者数を示しています。
このデータから解析すると、日本人は、100万人当たり2.73人しか亡くなっていないんです。
分母は、100万人ですよ。
僕が人口比率のうち死者数を評価基準としたいのは、PCRの実施度を考えても、各国が正確に感染者数を把握できているとは思えないからです。
その代わり、死者数であれば実態数字なので、冷静に100万人当たりの数を判断できると思います。
グラフからわかることは、ベルギー、スペイン、イタリア、フランス、イギリス、オランダ、スウェーデン、アイルランド、スイス、アメリカ合衆国の順に100万人の人口比率に対しての死亡者が多く、ベルギーで579人、アメリカで158人です。
欧州人種はこのウイルスに弱い。
対して、死者の多い印象のある中国でさえ、100万人に対して、3.31人の死亡者しか出しておらず、日本はすでに述べたように2.73人、韓国は4.363人、インドネシアは2.58人で、アジア系の人種は強いと言えます。
「いいですか、もう一度言います。日本人は、100万人当たり2.73人しか亡くなっていないんです。」
アングロサクソンが多いニューヨークが、アジア系が多いカルフォルニアに比較して、死亡者が多かったのは、人種の問題もあるのではないでしょうか?
その昔、インカ帝国は、スペイン人の持ち込んだ天然痘と梅毒により壊滅させられましたが、今回反対のことが起こっているのかもしれません。
人種のるつぼであるアメリカ合衆国での、人種間の死亡率のデータが欲しいですよね。
前半二つは100万人当たりの死者と感染者。
後半二つの数字は、死者と感染者の実数です。
以下に挙げておきます。
アメリカ合衆国 158.69 2805.32 924,510 52,296
スペイン 478.21 4665.86 219,764 22,524
イタリア 431.07 3203.57 192,994 25,969
ドイツ 69.27 1864.1 154,999 5,760
イギリス 293.61 2159.45 143,464 19,506
フランス 331.64 1827.43 122,577 22,245
トルコ 31.27 1261.64 104,912 2,600
イラン 66.89 1058.36 88,194 5,574
中華人民共和国 3.31 60.13 84,311 4,642
ロシア 4.19 467.63 68,622 615
ブラジル 17.37 250.76 52,995 3,670
ベルギー 579.55 3843.39 44,293 6,679
カナダ 60.61 1155.58 43,888 2,302
オランダ 245.77 2093.57 36,535 4,289
スイス 184.71 3318.45 28,494 1,586
インド 0.53 17.24 23,452 723
ポルトガル 83.10 2218.34 22,797 854
エクアドル 33.00 1301.45 22,719 576
ペルー 19.73 673.73 21,648 634
アイルランド 206.03 3694.81 18,184 1,014
スウェーデン 208.26 1700.01 17,567 2,152
サウジアラビア 3.71 441.34 15,102 127
オーストリア 59.53 1692.54 15,068 530
イスラエル 21.13 1640.31 15,058 194
メキシコ 9.65 101.69 12,872 1,221
日本 2.74 102.13 12,863 345
シンガポール 2.10 2117.08 12,075 12
パキスタン 1.15 54.48 11,940 253
ポーランド 12.87 283.8 10,892 494
大韓民国 4.63 206.99 10,718 240
ルーマニア 28.45 536.82 10,417 552
アラブ首長国連邦 6.47 938.38 9,281 64
ベラルーシ 6.69 931.96 8,773 63
カタール 3.64 3103.07 8,525 10
インドネシア 2.58 30.76 8,211 689
フィリピン 4.40 66.29 7,192 477
オーストラリア 3.08 260.55 6,687 79
タイ 0.75 42.92 2,854 50
ニュージーランド 3.62 224.52 1,117 18
香港 0.53 138.12 1,036 4