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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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米国の劇画風?

米国レーザー医学会の展示会場で、無料でプロフィール画像を撮ってくれる企業があったので、発表前でしたが、並んで撮ってもらったのが今送られてきました。

なんだが米国の劇画風(笑)。


高圧酸素室へ

帰国しました。

3年ぶりに迎えた、8時間の時差ボケ解消のためにまずはゴルフ医科学研究所に設置してある高圧酸素室へ直行。

酸素カプセルについては僕の著書が2冊ありますが、僕は時差ボケ対策に専ら使っていました。

時差ボケもそうですが、特に航空機は低圧になりますので体調不良になる事が多いですね。

最近のB787の様なカーボンベースの機体は湿度も気圧も維持できるので疲れが全く違いますが、ハワイアンエアはエアバス330の機体でしたので、1995年の設計。

機内の湿度も気圧も上がらないのでそれなりに疲れます。

体調戻して今日は予約満員のクリニックFの外来頑張ります。


朝日新聞『博士論文指導を3カ月せず、東大、60代教授をアカハラで懲戒処分』

朝日新聞『博士論文指導を3カ月せず、東大、60代教授をアカハラで懲戒処分』

https://news.yahoo.co.jp/articles/4efc2eeb328b1f23a22ab85757eb79de8f9f2fc8

この問題、アカデミックな分野だけでなく、当然ビジネスの世界でも起こっています。ノウハウと解法の記憶重視の試験の結果。日本の教育問題ですよ。

僕が医学博士号を取った20年前だって、東大医学部卒業して東大大学院に入っても博士号取れず、単位取得退学になってしまう人もかなりいました。

博士号を三つ取った僕が言えることは、まずは自分の興味のある分野をついつい研究したくなりますが、ゴールを明確にして、その分野でまず博士号を取れる分野を研究する事。博士号を取って基礎知識と研究手法を学んだ後に、自分の好きな分野を研究して、世界の学会に発表すればいいのです。

一概には日本の大学の場合、医系博士、理系博士、文系博士の順で取得が難しくなります。大学によっても取得基準は大きく異なります。医学系だと英文論文が全く無くても博士号をくれる大学もありますから。

医学博士は足についた米粒と昔はよく揶揄されました。取れないと気持ち悪いけど、取っても食えないと。たとえ医師免許を持っていてもアカデミックな研究能力とビジネスで必要なコミュニケーション能力は全く別物という事ですよね。

そしてどの世界でもそうですが、教官がどんなに優秀であっても、自分との相性もあります。僕は医学博士号を取った際に最初の2年間についた教官に完全に学位が取れない様にミスリードされていました。教官もとても優秀な人でしたが、僕はビジネスも並行してやっていましたので、今思うと指導に専念してないと誤解されあまりよく思われてなかったのかもしれません。実際そんなことはなかったのですが、難しいですね。

先に学位を取った先輩に相談をして、勇気を持って研究室を変えて、なんとか大学院期間内に博士号を取れたのですが、今でも当時相談した先輩には頭が上がりません。正直薄氷でした。大学内でのコミュニケーションは本当に大事なのだと痛感しましたし、2つ目以降の博士号は逆にここに一番気を配ったかもしれません。

ただ、人に教えてもらうのは、大学まで。大学院では自分で研究で生きる道や、コミュニケーション能力を自分で学ばなくては。研究室を変える判断も必要です。中には本当に博士号取得のための能力がない人や、やる気がない人もいます。相性もあります。アカハラ対象になってしまった教官に、僕はちょっと同情しますね。


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