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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 スイス編

2011年6月イタリア出張39 イタリアからの帰国

シンガポールに向かう前に、ようやくなんとかイタリア出張記を終わらせられそうです(笑)。

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イタリアからの帰国便は、フィレンツェ空港よりチューリヒ経由で。

この空港。日本人で使う人はほとんどいませんよね。

ミラノかローマから入る人が多いのだと思います。

とても小さい国際空港ですので、搭乗も徒歩です。

イタリアからスイス上空の綺麗な景色を見ながら飛行します。

スイス着陸前に。こんな自然の広告が。

携帯ナイフで有名なVICTORINOX。スイスが誇るブランドのひとつです。

僕もヴィクトリノックスは、いつも海外に行くときにトランクに持ち歩いています。

最近機内に持ち込めないのが玉にきずですが。

スイスのお土産屋さん。

ビジネスラウンジで待っているとき、ふと見上げるとこちらの屋根も太陽光発電地でした。

エコですね。

帰国便で気になった記事は、こちらの二つ。

特に医療ヘルスケア部門でアメリカ開闢以来の革命をおこそうとしているオバマ大統領への賛成意見と反対意見が述べられていましたよ。

こういった国家による公共医療政策は、さまざまですが、アメリカ市場にとっては国民皆保険制度はなじまないのでしょうね。

イタリアはフィレンツェにあるDEKA社本社訪問と、新世代フラクショナルCO2レーザーであるスマートサイドドット2の開発担当者、

および治療経験医師たちのクリニック訪問が目的となった、イタリア出張の新国際学会周遊記を終わります。

 


2011年6月イタリア出張⑦ ミラノはアルプスを越えて

スイスのチューリッヒ空港から、ミラノ行きの飛行機に乗ります。

気温は15度。ちょっと肌寒いです。

少し前までは東京・成田~ミラノ・マルペンサ間はJALの直行便が毎日のように出ていたのですが、現在はアリタリアとのコードシェア便がだいぶ本数の減った形で運行しているのみ。

原発の影響もあると言われていますが、機体も小さくなってしまったようですね。

飛ぶ曜日が限定されているので、うまくスケジュールが合致しないと利用できませんし、本数が減った分混んでいるようです。

秋以降またスケジュールも変わるでしょうから、状況が変わるといいのですが・・・。

今回はそんな背景でのチューリッヒ経由、というわけです。

スイスは基本的にドイツ語圏ですので、機内誌の英語版の新聞がヘラルドトリビューンしかありませんでしたが、 ギリシャ危機についての観測が書かれていましたよ。

窓の外、機体はアルプス越えです。

これは僕も最も好きなルート。

必ず右側の席をお願いしています。

なぜなら・・・

写真でわかりますか?

フランスとイタリアの国境に位置する、ヨーロッパアルプスの最高峰。

フランス語で白い山を意味する「モン(山)ブラン(白)」が右側の席だと座席から見えるのです。

晴れた日にこのように綺麗にモンブランが見えたのも久しぶりです。夏に近いこともあって、地面が雪に覆われていないところも、コントラストがあっていいですよね。

飛行時間は1時間ちょっと。

アルプスを超えると南にあるイタリアの湖沼が見えてきます。

この辺りはイタリアのロンバルディア州の高級保養地です。

さて、機体はミラノに到着しました。

ミラノ到着は、日本を出てから16時間ぐらい。日本時間で夜明け前です。

この日は何とかホテルにたどり着き、倒れるように寝てしまいました。

 


2011年6月イタリア出張⑥ スイス チューリッヒ空港にて、時計の話を

スイスのチューリッヒ空港に到着しました。

この空港はトランジットで使うばかりで、空港の外にまだ出たことがありません(笑)。

国際線空港から、ヨーロッパ線空港に電車で移動します。

ここ数年、スイスの機械時計の売り上げは絶好調らしく、空港免税店でも時計の店が以前に来た時よりも活気があるように思いました。

とはいえスイスの高級時計会社で、現在も完全独立を保っているのはロレックスとパテック・フィリップだけです。

他のメーカーは

■オメガ

■ブレゲ

■ブランパン

■カルバン・クライン

■ロンジン

■ミドー

■ラドー

■スウォッチ

■ティソ

を擁する「スウォッチグループ」

■カルティエ

■ピアジェ

■ヴァシュロン・コンスタンタン

■A.ランゲ&ゾーネ

■ジャガー・ルクルト

■オフィチーネ・パネライ

■インターナショナル・ウォッチ・カンパニー(IWC)

■ボーム&メルシエ

■モンブラン

を擁する「リシュモングループ」

■ルイ・ヴィトン

■タグ・ホイヤー

■ショーメ

■ゼニス

■デビアス

■ディオール・ウォッチ

■ウブロ

を擁する「ルイヴィトンモエヘネシー(LVMH)グループ」

この三つのグループに、基本的に統合されてしまいました。

経営上別メーカーではなくて、ブランド名の1つになっているというわけです。

ついこの間までロレックスのデイトナに搭載されていた、ゼニスのエルプリメロなどは、1969年に開発された自動巻クロノグラフムーブメントですね。

ゼニスがLVMHに買収されてから、価格が跳ね上がりました。

これらのグループ会社のムーブメントは、基本的に統一されてしまいましたし、原則としては他グループには出さない方針になりましたので、機械好きとしてはちょっとさびしいような気もします。

個人的にちょっと面白いと思ったのはキャメルラウンジ

アメリカに比べると喫煙率が高いヨーロッパですが、このキャメルラウンジが空港の中のいたるところにありました。

お土産屋さんもキオスクです。

スイスのお土産がたくさん。

僕も少し買いものをしたのですが、おつりはスイスフランで出てきました。

ミラノ行の飛行機はもうすぐ飛び立ちます。

 


2011年6月イタリア出張⑤ Swiss Airでもネトレプコ

さて、今回のイタリア出張は、スイスエアを使いました。

乗り込んですぐに機内誌を捲ってみると、

The opera superstar Anna Netrebko と、つい先週日本で観ることができなかったアンナネトレプコの記事が載っていました。

ついでに機内ミュージックチャンネルの三番目に、なんと「ネトレプコチャンネル」なるものがあるのです。

ソプラノ歌手、アンナネトレプコの曲ばかりが流れるチャンネルです。

ネトレプコの人気は日本ではちょっと過熱しすぎ気味なのかなと思っていたのですが、ここ数年で世界に出てきた歌姫の人気は、日本に限らず世界的なものなのかもしれません。

田園風景の続くスイスの上空は、本当に景色が素晴らしいですね。

そうそう、人間の目にとって最も見えやすい色、つまり、刺激が強い色は何色だかご存知ですか?

答えは、

「赤 橙 黄 緑 青 藍 紫」

という可視光線の真ん中にある緑色の波長なのです。

特に新緑の季節はより目に映えるのかもしれません。

約12時間のフライトで、スイスのチューリッヒに到着です。

 


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