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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 イギリス編

有名なクリームティーのお店で

クリームティとは、アフタヌーンティーの一種で、紅茶とスコーンのセットが基本。

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クローテッドクリームとジャムが添えられています。

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有名なクリームティーのお店で、一緒の席に座ったご婦人方。

それぞれシカゴ ニューヨーク シドニー コネチカットから数週間単位でホリデーに来ているのだとか。

欧州の女性は高齢になってもよく旅行に出ますよね。

ご主人が他界され、子供さん達も独立されたパターンですが、出不精の日本人も見習わないといけないと思いました。

 

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よくよく話を聞くと、こうした人達を完全サポートする旅行会社があるのだとか。

日本でも海外旅行者向けにやったら新たなビジネスになるかも。


アーサー王

アーサー王の名前を聞いたことがあるでしょうか?5世紀末にサクソン人を撃退したとされる英雄アーサーは、ウェールズ人の間で古くから伝説として語り継がれてきた王で、実際に存在したか否かはいまだに議論があります。でも僕は、もう10年以上も前ですが、「お前はアーサー王の生まれ変わりである。」とある人に言われた事があるのです。もちろん信じているわけではないのですが、アーサー王は、僕にとっては何となく気になる存在でした。

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騎士道が花開く中世後半になると、アーサー王伝説はシャルルマーニュ(フランス)やアレクサンドロス大王(ローマ)と並んでブルターニュ(ブリテン)と呼ばれる騎士道文学の題材となり、西ヨーロッパを中心に各地でさまざまな物語やロマンスが作られました。

アーサー王は、子供の時に逸れてしまった本当の前王の息子であり、誰も抜けなかった岩に刺さった剣を容易に抜くことができたので、それを証明する事が出来た。さらに、湖の乙女に伝説の聖剣エクスカリバーを与えられた。などの伝説があります。アーサー王を支えサクソン人と闘った12名の円卓の騎士がおり、それぞれの騎士達の物語がかたられるようになるのですが、この騎士として名前が上がっていたのが、トリスタン、パルシファル。そして円卓の騎士ではありませんが、パルシファルの息子のローエングリンなど。お気付きの方も多いと思いますが、僕の敬愛するワグナーの楽劇の題材とされているのです。

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またアーサー王伝説からは、聖杯を追う物語が派生して来ましたが、これは楽劇「パルシファル」の主題でもありますし、現在でもインディジョーンズやダヴィンチコードの題材にされていますよね。

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前置きが長くなってしまいましたが、今回ロンドンとウェールズで仕事があり、その間の4日間で、アーサー王の足跡を尋ねてみたいとふと思ったのです。とはいえ、イギリス全土で現在、アーサー王関連の遺跡があるかといえば、日本で見つけたのは二つだけ。一つはこのウィンチェスターのグレートホールの壁にあるこちらの円卓。実際には13世紀に作られたもののようですが、ウィンチェスター城に鎮座する円卓には威厳がありました。もう一つはアーサー王が埋葬されたと言われているグラストンベリー。グランストンベリーと言えば、イングランドではストーンヘンジに並ぶパワースポットと言われています。こちらはウェールズの仕事の帰りに立ち寄れたらと思っています。


Winchester Cathedral

その後ウィンチェスターまで足を伸ばしました。

ウィンチェスターはアングロサクソン王国時代の7世紀にはウェセックス王国の首都として栄えた街です。

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大聖堂は648年に原型が建立されましたが、日本だと大化改新の頃ですね。

170メートルの長さの身廊は、欧州最大なのだそうです。

シティホールはどこかで見たと思ったら、ディズニーシーですね。笑。

 


ストーンヘンジ

ロンドンから車を飛ばして2時間。

紀元前3世紀の巨石古代文化の1つ ストーンヘンジに来ました。

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この辺りは野原。丘の中に突然現れる巨石群に驚きますが、数百年かけて建築が進化しているのですね。

夏至の日の太陽が中央の石の間から出るのだそうです。


William Shakespeare – Stratford Upon Avon

イギリスの劇作家、ウイリアム・シェークスピアの生地であるストラトフォード・アポン・エイヴォンへ。

是非訪ねたかった土地でした。

ホーリー・トリニティ教会に彼のお墓も訪ねました。

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シェークスピアといえば、オペラの題材にされたものが以下の13作品。

ヴィオラ

ウィンザーの陽気な女房たち

オテロ (ヴェルディ)

オベロン 真夏の夜の夢 (ブリテン)

ハムレット (オペラ)

ファルスタッフ

ベアトリスとベネディクト

ヘンリー八世

マクベス (ヴェルディ)

恋愛禁制(ワーグナー)

ロメオとジュリエット (グノー)。

さらに、ミュージカルの題材になったものを考えれば、数倍です。

例えばあのウエストサイドストーリーもロミオとジュリエットを題材にしています。

シェークスピアの愛の言葉と、罵りの言葉をまとめた図表があったのですが、多くが現在の日本でもよく引用されている言葉でした。

希代のコピーライターでもあり、ストーリーテラーだったということですね。


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