おはようございます。
今日4月1日はクリニックFの診療日です。
本来ならば、昨日はインドネシアに出張の予定だったのですが、直前にスケジュールの変更があり、結果今回はキャンセルとなってしまいました。
予定外にぽっかり空いた時間。
とはいえ、それはそれでやるべきことも山積みなのですが(苦笑)。
日曜日ということもあって、ちょっと息抜き方々上野の国立西洋美術館まで出かけてきました。
ラファエロ展です。
休日ということもあってか、もの凄い混雑でしたよ。一方、知人に聞いた話では平日も休日と変わらないくらい大変混んでいるのだとか。
この規模でラファエロ展が日本で行われるのは初めてですから、無理もないですよね。
ラファエロ・サンティは、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ・ブオナローティと並ぶ、「盛期ルネサンスの三大巨匠」といわれています 。
37歳という若さで死去したとは考えられないほどに多数の作品を制作しましたが、これはラファエロが50名に及ぶ弟子や助手を擁する大規模な工房を経営していたことも関係しています。
ラファエロは西洋美術史上でも最高のドローイングの技量を持つ芸術家の一人でもありました。
作品のすべてをラファエロが手がけたものと、弟子が仕上げたものとでは明らかに完成度が違うと言われています。
今回の絵画キュレーターが看板やチケットに選んだ、この絵「大公の聖母」はフィレンツェのピッティ宮殿美術館(パラティーナ美術館)が世界に誇る宝の一つ。
もちろん日本初来日で、主催者側の熱意もあったことと想像するものの、それにしてもよくもイタリアが3ヶ月もの期間貸し出してくれたものです。搬出・搬入含め、その管理まで考えても、よくぞ実現したと専門家の方もおっしゃっていますよね。
1799年にロレーヌ家のフェルナンド3世大公が購入し、旅行中も手元から離さないほど大切にしたことでこの名がついた「大公の聖母」。
聖母子像は、9歳で母を亡くしマザコンとも言われたラファエロの、真骨頂ともいわれるモチーフのひとつです。
多数残る作品はそのすべてがそれぞれに母の表情も子の表情も異なるそうで、いつかすべて見てみたいなあと思ってしまいます。
それぞれに魅力があり、ストーリーがあり、ファンがいることと思いますが、中でもこの絵の中で微笑む聖母の穏やかな表情と、意志強く利発そうな子の姿は記憶に残ります。
この絵の背景は黒ですが、最近の研究では、ラファエロが描いて数百年経ってから、黒く塗りつぶされたという証拠が残っていることがわかりました。
今後修復に入る可能性もあるのだとか。
ラファエロが描き上げた時にはいったいどのような背景だったのでしょう?
興味深いですね。
僕はパラティーナには二度行きましたが、この美術館には同じラファエロの「小椅子の聖母」という絵があることで有名です。
僕は昔からこの「小椅子の聖母」の絵がとても好きです。東京でも見てみたいですね。
また、ラファエロで記憶に残るのが、ドイツはドレスデンにあるアルテ・マイスター絵画館所蔵の「システィーナの聖母」。
2009年に訪れることが出来ましたが、こちらも素晴らしかったですね。
ヴァチカン市国のヴァチカン宮殿の中にある「署名の間」には、ラファエロの中でもっとも有名な作品の一つ「アテナイの学堂」があります。
こちらは写真が撮れませんでしたが、ラファエロというと思い出す、記憶にある絵の一つです。
さて、長くなってしまいましたが、ブログ「新国際学会周遊記」は、2013年3月に訪れたマイアミブログの続きです。
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マイアミに来たのは3年ぶりですが、前回食事をした店で記憶に残るおいしいイタリアンがありました。
今回も是非行きたいと予約をお願いしていたのですが、やはり人気店だけあって、なかなか予約が入らず。
最終日の夜に行ってきました。
マイアミを南北に走るワシントンアヴェニュー沿いにこの店はあります。
お店の名前は、Osteria del Teatro。
料理の中ではイタリアンが一番お気に入りの僕ですが、実はこの時まで、アメリカでイタリアンを食べても良い記憶がなかったのです。
ちょうど3年前にこのお店に来た時は、一緒に会食させていただいた先生方も絶賛。
その味は健在でした。
よろしかったら写真だけでもご堪能ください。
モッツァレラチーズのトマト和えと
キノコのリゾットは本当に絶品です。
マイアミに行かれた際には、是非ともお立ち寄りください。