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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 フランス パリ編

■2014年1月IMCAS PARIS⑨ ギャノング生理学 パリの風景 ミシュラン星付きレストラン FREDERIC SIMONIN

おはようございます。

今日は2月25日(火)。クリニックFの診療日です。

年末から3ヵ月余りかかった書籍「医療機器による痩身のメカニズム」の原稿を、昨日ようやく終えました。

この作業に取り掛かっている間、新たに購入した生理学の教科書が7冊。

痩身に関して横断的な教科書というものはまだないようですね。

そんな中、学生の時によく読んでいた教科書の新版が見つかりました。

なんと原書24版。

20年前この本は「医科生理学展望」という名前でしたが、英文と日本語訳の版にかなりずれがあり、学生の時には頑張って英語版を読んだ記憶があります。

医学部で基礎医学を学ぶときは、最初の学年でこの生理学、生化学、解剖学を学びます。

自律神経、ホルモン、循環血流、筋肉運動、体性感覚などの仕組みが書いてあり、とても面白くて、学生の頃、本当に毎晩貪るように読んでいました。

思い返せば、僕が知的好奇心を満たすために勉強するようになったのは、その時が初めてかもしれません。

人体が生体を維持するためにいかに精密にできているのか。

それを知ったのはこの時ですね。

数年ぶりに読み返してみましたが、臨床を知ったうえで改めて読むと、生理学の教科書はとても気づきが多く、興味深い。

ハーパーの生化学と一緒に読みましたが、まさに医学の基本です。

さて、僕のブログは帰国して間が空いてしまったのですが今月頭に滞在したパリについてもう少し書いていこうと思います。

※※※

こちら朝日が昇る前のノートルダム寺院です。

シャンゼリゼ通りも素敵です。

シャンゼリゼ通りにある車のショールームを見るのも好きです。

街角のパリジャンも、目を楽しませてくれますね。

この季節のパリはレストランの予約も取りにくいのですが、ミシュラン星付きレストランのFREDERIC  SIMONINにご招待いただきました。

寒い時期ですが、トリュフの香りが素晴らしいです。

フランス食文化は芸術ですね。

 


■2014年1月IMCAS PARIS⑧ IMCAS Paris 2014 Show the Flag 学会会場にて is laser effective on melasma? 建国記念日とは?

おはようございます。

今日2月11日(火)は祝日で通常休診日を頂くのですが、今日は臨時で診療を行っています。

明日から二日間、東北出張が入っていますので、そのための臨時措置でもあります。

遠方の方や土曜日もお仕事の方などからご予約を頂いていますので、こうして時々は祝日も診療を行うほうがよさそうですね。

今日の祝日は建国記念日によるもの。

日本でも建国の由来について教えなくなりましたが、なぜこの日が建国記念日なのか二年ほど前ブログに書いたことを思い出しました。

よろしかったら建国記念日の由来についてのブログをご覧くださいね。

今日も都内は粉雪がパラパラと舞っています。

とても寒いですが、皆さんも健康管理に留意くださいね。

さて、僕のブログは先週滞在したパリの学会の話です。

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会場は毎年こちらのポルトマイヨです。

凱旋門からシャンゼリゼ通りの反対側に向かって300m。

今年は学会口演も充実していました。

IMCASはパリで開催される本会の他、 ASIA、 INDIA、 CHINA と年に4回開催されています。

同時に6室で講演があり、講演で使用するスライドの写真撮影は禁止されています。

この日は朝から学会会場を回ります。

最初の講演は

Is laser effective on melasma?

肝斑治療にレーザーが有効かどうか?

という演題でした。

こちらも新しい波長のレーザーや、フラクショナルレーザー、もちろんNd:YAGレーザーのトーニングなどがディスカッションされ、非常に有益なセッションでした。

この後学会会場にある展示場に移動。

この目で最新機器を観て、開発者や関係医師たちと話が出来る絶好の機会ですので、気になる講演がない時はなるべくここにいるようにしています。

「Show the Flag」ではないですが、僕も欧州、米国のレーザー関連学会に通い始めてもう10年以上。

必ず学会に顔を見せているアジア人はそんなに多くもないので、学会会場を歩いていると、多くの人から声をかけられるようになりました。

開発者と仲良くなると、ちょっと秘密の開発中機器情報を耳打ちしてくれるようなこともあります。

僕の情報網の一つですね。

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さて、日本にいるときに、ぜひとも打合せをしたいとメールでアポがあった、イスラエルはルミナス社のマーケティングディレクターのAyelet Barneah。

今年はルミナス社は展示ブースを出していなかったのですよね。

まずは学会会場で彼女に連絡を取り、一時間ばかり、フォトフェイシャルを造った会社の新製品について最新情報を聞きました。

さらに学会会場を回ります。

今年も混んでいます。

アルマレーザー社。

サイノシュア社のQスイッチ•ピコ秒アレキサンドライトレーザーの、ピコシュアは相変わらず人気を集めています。

こちら施術のイメージングの機器会社。

イタリアはミラノのレーザー機器メーカーのBIOS。

日本未上陸ですが、今年は注目の会社です。

細かいスペックについて詳細をディスカッション。

こちらはイギリスのメーカー クロモジェニックス社

ダイレーザーの筐体が新しくなりました。

この波長が肝斑に対して非常に効果があったと報告受けました。

こちらはプラズマ機器です。

最新の研究をプレゼンテーションにして見せてくれました。

イスラエルのシネロン社のスピンアウト勢が作り上げた新会社

ヴィーナスコンセプト社。幾つか魅力的な機器を出しています。

こちらもeマトリックスを作り上げたボリス博士らが新規に作り上げたフラクショナルRF機器です。

おなじみDEKA社のモナリザタッチ。

こちら、ポスト・ボトックスとなりうる新機器。

ミオサイエンス社の製品です。

ボトックスは抹消神経破壊することでしわを取りますが、この機器は窒素を神経終末に打ち込むことでミエリン鞘を破壊し、同じく3-5か月間ぐらいしわを除去してくれるのです。

カルフォルニア発祥で、欧州に売り始めたばかり。

アジア地域での発売予定はまだないそうですが、これは興味深い機器ですね。

イープラスやサブライム、モチーフでおなじみのシネロン社。

バイポーラ‐RF+吸引マッサージ+IR

の痩身マシン。

ヴェラシェイプの三世代目。

VelaShape IIIが今回登場しました。

新製品講演の部門でも発表されていましたが、従来の機器に比べて数倍パワーアップしたようです。

痩身部門の機器も、登場が多く目が離せませんね。

テレビ局の取材も入っていましたよ。


■2014年1月IMCAS PARIS⑦ アヴェニュー・モンテーニュのクリニック Dr.Pierre Secnazi Anteis社撮影イヴェント

おはようございます。

今日2月7日もクリニックFの診療日です。

パリ滞在一日目。早朝にパリに着き、まずはアヴェニュー・モンテーニュで開業するレーザー・ドクター Dr.Pierre Secnaziのクリニックに表敬訪問。

2年前、3年前にも訪れたことがあるのですが、このクリニックオーナー医師が変わっていました。

パリのクリニックも移り変わりが激しいですね。

ちなみに、こちらのクリニックのラインナップは、

フラクセル3DUAL

サーマクールCPT

イントラセル

レーザー脱毛機器

さらにPRP療法

遠心分離器が見えますよね。

夜には、スイスのフィラー会社 アンティース社の企画で、ポスター撮影に参加することとなりました。

タクシーで指定された場所に向かいましたが、そちらはこの様なスタジオとなっていました。

どうやら院内にドクターが飾るポスターを撮影する会だったのです。

白衣に着替えるよう言われて、写真を何枚か撮影された後には

この様な写真となって飾られます。

ちなみに僕の写真はこちら。

大きなポスターになって後日クリニックに送られてくるそうです。

撮影後は会食。

こちらアンティース社の社長

Martin Kunzelです。

こちらアジアパシフィックのディストリビューターマネージャー Steven Tan。

ハンガリーで開業するDr. Ildiko Papp。

彼女はアンティース社指定のトレーナーです。

 


■2014年1月IMCAS PARIS⑥ ウィーンよりパリへ 新凱旋門

おはようございます。

今日は2月6日(木)。クリニックFの診療日です。

パリから帰国したばかりですが、学会の内容は関係者の方々と話したのちでなければここでは明らかにできないことも多々ありますので、その話はちょっと後に回します。

※※※

こちらは新年、3週間前に滞在した時のパリの写真です。

早朝ウィーンからパリに到着し、まずは宿泊先であったラ・ディフェンスのヒルトンへ。

ラ・ディフェンスには、このような新凱旋門があります。

こちらはルーブル宮殿~コンコルド広場~シャンゼリゼ通り~凱旋門の延長線上に建設された巨大な建物です。

パリメトロ1番線の終着駅でもあるので、利用しやすいですね。

斬新なデザインで良いですね。

久しぶりのパリなので、ちょっと歩いてみました。

ラ・ディフェンスから地下鉄1番線で一本約10分。

こちらルーブルです。

ガラスのピラミッドも健在。

次に訪れたのがオペラ座。

久しぶりに内部も見学しました。

ワーグナーの胸像です。

オペラの舞台演出工事中。

暗い中でシャガールの天井画を見学。

さらにオペラ座の回廊。

いつ見てもため息が出ます。

窓からの景色も素晴らしい。

その後はコンコルド広場へ。

最近のパリの流行は、スーパーカーに観光客を乗せてドライブするというアトラクションです。

観覧車に乗り込むと、パリの景色がよく見えます。

パリに来たなあと感じるときですね。

シャンゼリゼ通りには出店が沢山あって、こんなミニチュアギターショップもありました。

収集癖がある僕としては、こうして一堂に会するものを見ると全部買い占めたく?なります。

 


■2014年1月IMCAS PARIS④オペラガルニエ ヘンデル オペラ「アルチーナ」

おはようございます。

日本は2月3日月曜日。節分ですね。

僕は今パリで開催されているアンチエイジング学会IMCASへの参加が終わり、ほっと一息ついたところです。

今回は4日間。よく勉強しました。

朝一番の飛行機に乗り、明日4日の朝帰国し、そのままクリニックFの外来に入ります。

今回のパリ出張では全く買い物をしませんでしたが、自分へのご褒美としてオペラガルニエで上演されたヘンデルのオペラ「アルチーナ」のチケットを手配していました。

ドイツに生まれ、各国を渡り歩き、イギリスに帰化したヘンデルは、今で言うならばまさに世界を渡り歩いた“国際人”。

ここ数年、特に欧州ではヘンデルのオペラの再評価が高まっており、ヘンデルの演奏も増えてきました。

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ガルニエは、こちらの回廊も素晴らしいですが、なんと言ってもシャガールの天井画と、オペラ座の怪人の舞台装置にもなったこちらのシャンデリアが僕は大好きです。

こちら「夢の花束」は想像を絶する大作で、一目観たらどんな人でも衝撃を受け、この場所を気に入ってしまうことと思います。

この天井画をシャガールが完成させたのは1964年なのですが、オペラ座の怪人の設定時代は1900年でしたので、当時天井画はもちろんありませんでした。

シャガールの絵は、それぞれ14の作曲家と代表的なオペラもしくはバレエの演題を題材としたもので、毎回ここに来てこの絵を見上げる度に僕は幸福を感じます。

〇ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」

〇ヴェルディ 「椿姫」

〇モーツァルト 「魔笛」

〇ベートーヴェン 「フィデリオ」

〇チャイコフスキー 「白鳥の湖」

〇ビゼー 「カルメン」

〇アダム 「ジゼル」

などなどが題材となっているのですが、こちらについては帰国したら細かいブログを挙げようと思います。

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現在パリでのオペラ上演は新しく作られたバスティーユのオペラ劇場が多く、ガルニエではもっぱらバレエが多いのですが、やはりこちらで観るのが最高です。

ちょうどIMCAS開催期間中にこのガルニエで観る事が出来たのは幸運でした。僕がチケットを手配するためにこの劇場に連絡したのは1月の中旬ですが、それが最後の一枚だったのです。

レーザー医工学の英語での話にどっぷりと浸かった後の、僕にとっては最高の清涼剤です。

美しい音楽を聴くと、恍惚感で脳が満たされますね。


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