今月末はパリで年始最初の国際学会IMCAS Parisが開催されます。
僕自身は今回参加を見送るかもしれませんが、昨年の様子を映した学会公式ビデオに僕が映っていると友人から指摘を受けました。
早速観てみましたら、確かに出ていました(笑)。
良かったらどこに僕が出ているか見てみてください。
今月末はパリで年始最初の国際学会IMCAS Parisが開催されます。
僕自身は今回参加を見送るかもしれませんが、昨年の様子を映した学会公式ビデオに僕が映っていると友人から指摘を受けました。
早速観てみましたら、確かに出ていました(笑)。
良かったらどこに僕が出ているか見てみてください。
おはようございます。
今日は3月10日(月)。クリニックFの診療日です。
都内は朝から晴天が広がり、清々しい一日の始まりとなりました。
先週土曜日の外来では、長年クリニックにいらしてくださっている患者さんから誕生日プレゼントをいただきました。
バーバリーのネクタイ。
次の講演で締めてゆこうと思います。
今日発売のこちらの雑誌に僕の論文が一つ載っています。
よろしかったらお読みくださいね。
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帰国からひと月たってしまいましたが、パリのブログを終わらせようと思います。
こちら、新しくなったシャルル・ド・ゴール空港。
そうそう、この命名の元となったシャルル・ド・ゴール将軍について、ご存知ですか?
1890年生まれの彼は、フランスの陸軍軍人でフランス第五共和国の初代大統領です。
いわば、ナポレオン以来の、強権的で強いフランスの指導者ですね。
第一次世界大戦での実戦体験から、これからの戦争は塹壕戦ではなく、機動力のある戦車や飛行機を駆使した「機械化部隊」による電撃作戦になることを論じ、彼はいくつかの著書の中でそのことに言及しました。
ちょうど織田信長が戦術でいち早く鉄砲を利用し、優位に立った感じでしょうか。
第二次世界大戦中、対ドイツ戦において実際に師団長として長年主張してきた「機械化戦術」を実際に試す機会を得て実績を作り、1940年には49歳でフランス軍史上最年少の将官となりました。
1944年8月25日にパリが解放されると、戦後すぐに首相に就任し、ルノーやエールフランス航空などの基幹産業を国営化し、戦後フランスを立て直しました。
1955年には政争のため、公的生活からの引退を宣言。
しかしながら、ド・ゴール再登板の声が高まり、1958年9月には大統領に就任して第五共和政を開始し、アルジェリア独立運動によって混乱に陥っていたフランスを立て直しをはかりました。
この後1969年の退陣までの11年間の間、フランスの政局は安定し、巧みな経済政策によってフランス経済は高度成長を遂げ、フランスの国際的地位も急速に高めたのも彼の功績といわれています。
ちなみにフランス海軍の原子力空母にもシャルル・ド・ゴールの名前が残っているだそうですよ。
日本にも10年単位で政権を安定させる、強い指導者が欲しいですよね。
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ラウンジの雰囲気も変わりました。
帰国便はJAL。
フランスの田園地帯を飛び、
シベリアの凍土の上を飛び、
綺麗な風紋の雲をみて、
羽田に早朝に帰国しました。
この後、クリニックに出勤して外来再開としましたよ。
最近はこうしたペースで仕事をする機会が増えてきましたね。
これで、新国際学会周遊記、2014年1月IMCAS PARIS編を終わりますね。
おはようございます。
今日は3月1日土曜日。
クリニックFの診療日です。
昨日はイスラエルの医療機器メーカーのヴィーナスコンセプト社のリージョナル・セールス・ディレクター、Lior Darel が来院し、1時間ばかり英語でディスカッション。
工学的にも医学的にも詳しい話が出来ましたので満足でした。
ヴィーナスコンセプト社はまだ日本で知名度が高いとは言えないのですが、新興の機器メーカーとしては欧米で名前が知れています。
パリのIMCASの学会のブースに立ち寄った際に担当者に渡した名刺をみて、欧州経由で連絡が来たのです。
元ルミナスやシネロンの開発スタッフがスピンアウトして作られた会社ですので、現状ではかなりの開発力はあります。
この会社は、2012年の米国皮膚科学会で紹介された、トレーサーというレーザーと光治療器を合わせた性質を持つ「第三の光」治療器を開発したことで僕にも記憶がありました。
TRASERとは、 Total Reflection Amplification of Spontaneous Emission of Radiation の略となりますが、レーザーロッドを二つ利用して細かく調節可能なナローバンドの照射を作るシステム。
米国の医学誌では、Experimental Traser Device Could Be Laser’s Replacement(レーザー機器の代替となりうる可能性がある)と評価しているものもありました。
この機器のデビューもそろそろだと言っていましたので、楽しみですね。
さて、僕のブログ国際学会周遊記は、一月前になってしまいましたが、パリのブログ。あと二つ書き終えてしまおうと思います。
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パリのエッフェル塔の中で営業しているレストランがあるのをご存知ですか?
しかもアランデュカス指揮のミシュラン星付きです。
エッフェル塔はいつも混雑しますよね。
こちらのレストランは、Jules Verne。直通エレベーターがあるのです。
写真を撮ってもらいました。
芸術的な料理の数々を、ご紹介しますね。
こちらのレストランの素晴らしいところは、なんといっても夜景。
エッフェル塔からの夜景はこちら。
モンパルナスタワーやナポレオンのお墓のあるアンヴァリッドが遠くに見えます。
1889年のパリ万博でアレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェル(Alexandre Gustave Eiffel)の設計により作られたエッフェル塔ですが、当時パリの街に鉄塔を建てるなんて画期的な発想だったのでしょうね。
エッフェル塔は夜の夜景が特にすばらしいと思いますが、照明がつくような発想はなかったのでしょうね。
おはようございます。
今日は2月28日(金)。クリニックFの診療日です。
昨晩は、しばらく取り掛かっていた回転式EMSシステムである「ACBODY」の依頼原稿最終校正が来ました。
11月には日本語で論文を書きました。今回は8枚の英文ペーパーに。
日本の医学雑誌ですので、プロフィールは日本語でお送りしたのですが、プロフィールだけ日本語というのもどうにもバランスが悪いですね(笑)。
英語に書き換えようと思います。
予防医学の一環として、病気予備軍であるメタボリックシンドロームの改善が厚労省の指針の一つとして挙げられてきました。
これまで多方面での研究がなされてきましたが、実際臨床での対応は、食事療法や運動療法の薦めだけであって、具体的な施術が提案されてきたわけではありませんでした。
深部に効果のあるACBODYのような進化型EMS装置を使用して、電気刺激を利用して内臓筋肉を動かす施術をすることにより、肥満症やメタボリックシンドロームの改善を図ることが出来るのではないかと、僕もEMS機器の効果を検証してきました。
日本肥満学会でも、機器を用いた痩身について過去3回発表してきましたが、国内だけでも数社あるEMS機器はそれぞれに特徴が異なりますので、今後はそうした機器の比較演題も出してゆきたいですね。
さて、僕のブログは今月の上旬に出張したパリの話。
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パリのお気に入りの場所についてお話ししますね。
こちらのオペラ・ガルニエです。
オペラ座については、過去何度もこのブログで登場していますよね。
フランスのオペラ文化は1669年、太陽王ルイ14世の治世時代に「音楽アカデミー」が完成したことにはじまりました。
その後、劇場の場所も様々変わり、こちらのガルニエ宮は実に13代目。
1875年に完成しました。
エントランスの豪華さは世界の歌劇場でも最高峰ですよね。
内部に入ると、真紅の劇場の椅子。
黄金に輝く装飾に圧倒されます。
そして、何よりもシャガールの天井画「夢の花束」と、巨大なシャンデリア。
こちらの天井画は1964年に描かれたもの。
シャガールはこの天井画に14のオペラとバレエの作品の情景を描いたのですが、詳しく解説を加えますね。
シャンデリアの内側の内周の絵と、シャンデリアの外側の外周の絵があります。
このビューだと外周の絵しか見えませんが
斜めから見ると、シャンデリアの裏に絵があるのがわかります。
写真でわかるでしょうか?
外周の絵は5つの色を背景に、オペラやバレエの題目が2演題づつ描かれています。
青の部分は
ムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」
モーツアルトの「魔笛」 フルートを吹いているパパゲーノが見えますね。
赤の部分は
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」
ストラヴィンスキーの「火の鳥」
パリの情景としてエッフェル塔が見えます。
緑の部分は
ベルリオーズの「ロミオとジュリエット」
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」
二つの恋愛オペラ。
特にワーグナーのトリスタンとイゾルデは指輪物語の直前に描かれた、ワーグナーの最終傑作とも言われていますね。
パリの情景の凱旋門とコンコルド広場が見えます。
黄色の部分は
チャイコフスキーの「白鳥の湖」
アダムの「ジゼル」
です。
こちらはまさに二大バレエ音楽ですよね。
白の部分は
ラモーの作品(題目は不明)と
ドビュッシーの「ペレアスとメリサンド」
こちらにはガルニエ宮も描かれています。
そしてシャンデリアの裏側。
すなわち上部の内周には、
緑 グリュック 「オルフェとユリディス」
青 ベートーベン 「フィデリオ」
黄 ヴェルディ 「椿姫」
赤 ビゼー 「カルメン」
が描かれているのです。
ちなみにシャンデリアが消えていると、このように見えます。
舞台からの自然光で観る天井画も、このオペラ座で舞台を観る人だけの特権ですね。
僕の滞在日の題目はヘンデルの「アルティーナ」。
楽しませてもらいました。
感動を胸に劇場を出て
オペラ大通りに出る。
何事にも代えられぬ、至福の時間です。
おはようございます。
今日は2月27日(木)。クリニックFの診療日です。
診療前には、ボストンから来客がありました。
サイノシュアの日本法人社長のBruce Byersです。
次世代レーザートーニング機器であるレブライトの論文と、ピコ秒レーザーについて1時間ばかり英語でディスカッションとなりましたが、大変勉強になりました。
特に今月滞在したIMACS PARISの学会で報告があった症例についてのいくつかの疑問点が解消されました。
こうしたメーカーサイドの生の情報は貴重です。
今日も頑張ります。
さて、僕のブログ国際学会周遊記は、月初に滞在したパリのブログがもう少し続きます。
※※※
一年は毎年この欧州系アンチエイジング学会IMCAS Parisから始まります。
今年も多くの演題を聞きましたが、2014年は機器の当たり年です。
併設された企業セッションも合わせて、皆熱心に聞いていますね。
立ち見が出るほどの盛況です。
こちらエンディメッドという皮膚のリフティング+タイトニングの機器メーカーの開発者。
RFを用いたクリニック用の医療機器が販売されていますが、3月末に、日本でもほぼすべての機能を併せ持つ、家庭用機器が販売されることになりました。
こちらはクルスカ、ゼルティック社の新しいアプリケーターです。
日本初登場。
そして、クリニックFでも導入しているBTL社のエクシリス。
RF+超音波で肌のタイトニングをする機器ですが、2013年にはイギリスのmy facemybody のベストスキンタイトニング賞も受賞しました。
後ろに見えるのは、脂肪を減少させるヴァンキッシュ。
共に今年の注目機器ではありますね。
この日のパリの景色を少し。
グランパレでは、カルティエ展が開催されていました。
この通りかなり長い列で、待ちましたが
欧州各王室から貸し出しされたティアラや、エリザベステーラー、グレースケリーが使用したカルティエの宝飾品など、多くを見学できました。
好きなパリの街ですので少し歩いてみます。
こちらはロウソクを売る世界最古の店。
市場で牡蠣を見たり、
最近はまっているサンジェルマン・デ・プレ地区などを散策しました。
パリを歩くとエネルギーをもらうことが出来ます。