クリニックFに帰り外来スタートしました。
こちらの写真は、機内から撮ったサンクトペテルスブルグ(おそらく)です。
クリニックFに帰り外来スタートしました。
こちらの写真は、機内から撮ったサンクトペテルスブルグ(おそらく)です。
おはようございます。
日本は2月3日月曜日。節分ですね。
僕は今パリで開催されているアンチエイジング学会IMCASへの参加が終わり、ほっと一息ついたところです。
今回は4日間。よく勉強しました。
朝一番の飛行機に乗り、明日4日の朝帰国し、そのままクリニックFの外来に入ります。
今回のパリ出張では全く買い物をしませんでしたが、自分へのご褒美としてオペラガルニエで上演されたヘンデルのオペラ「アルチーナ」のチケットを手配していました。
ドイツに生まれ、各国を渡り歩き、イギリスに帰化したヘンデルは、今で言うならばまさに世界を渡り歩いた“国際人”。
ここ数年、特に欧州ではヘンデルのオペラの再評価が高まっており、ヘンデルの演奏も増えてきました。
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ガルニエは、こちらの回廊も素晴らしいですが、なんと言ってもシャガールの天井画と、オペラ座の怪人の舞台装置にもなったこちらのシャンデリアが僕は大好きです。
こちら「夢の花束」は想像を絶する大作で、一目観たらどんな人でも衝撃を受け、この場所を気に入ってしまうことと思います。
この天井画をシャガールが完成させたのは1964年なのですが、オペラ座の怪人の設定時代は1900年でしたので、当時天井画はもちろんありませんでした。
シャガールの絵は、それぞれ14の作曲家と代表的なオペラもしくはバレエの演題を題材としたもので、毎回ここに来てこの絵を見上げる度に僕は幸福を感じます。
〇ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」
〇ヴェルディ 「椿姫」
〇モーツァルト 「魔笛」
〇ベートーヴェン 「フィデリオ」
〇チャイコフスキー 「白鳥の湖」
〇ビゼー 「カルメン」
〇アダム 「ジゼル」
などなどが題材となっているのですが、こちらについては帰国したら細かいブログを挙げようと思います。
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現在パリでのオペラ上演は新しく作られたバスティーユのオペラ劇場が多く、ガルニエではもっぱらバレエが多いのですが、やはりこちらで観るのが最高です。
ちょうどIMCAS開催期間中にこのガルニエで観る事が出来たのは幸運でした。僕がチケットを手配するためにこの劇場に連絡したのは1月の中旬ですが、それが最後の一枚だったのです。
レーザー医工学の英語での話にどっぷりと浸かった後の、僕にとっては最高の清涼剤です。
美しい音楽を聴くと、恍惚感で脳が満たされますね。
パリのIMCASも3日目。
今日も学会会場にいましたが、ここ3日間でお会いした日本人は湘南鎌倉病院の山下理絵先生だけですので、今年日本医師は山下先生と僕2人の参加のみのようです。
ここで僕が講義を聞かないと、日本に最新のレーザー情報が伝わらないかもしれないと思うと責任重大です。
朝から晩まで沢山講義を聞いて、合間に質問をぶつけています。
こちらは、昨年東京でお会いしたばかりのフィレンツェ大学のボナン教授。
マドンナリフトでは、フィレンツェのクリニックにも見学に行かせて頂きましたし、ずいぶんお世話になりました。
朝8時からのレーザーに夜肝斑治療の最前線についてのディスカッションの枠でした。
9時半からは、同じくイタリアのGP社のセミナーに参加。
招待講演者ブラジルはサンパウロのDr.Lui
講義の後、痩身機器の効果と診療方針でとても良いディスカッションが出来ました。
今度ブラジルに来たら、是非遊びにきなさいと言ってくれました。
本当に行ってしまおうかな(笑)。
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2014年のIMCAS総括としては、新規の機器が5台も発売され、フィーラーより機器への回帰がおこっています。
●昨年Qスイッチ系のナノ秒が、ピコ秒レーザーに移行する状況になりましたが、既に機器メーカーではその1000分の1秒のフェムト秒レーザー機器の開発が進んでおり、商品化の噂もあります。
ナノ秒に比較して百万分の1秒の機器の使用メリットがどこまであるのか、我々レーザー医師が検討を加えなければならない点ですね。
パルス幅がピコ秒以下になると、レーザーの効果はロックスアンダソンの理論である、熱緩和時間(thermal relaxation time)に従うのではなく、音響緩和時間(Acoustic relaxation time)に従うようになり、数式が変わるです。こうなるとわずか数年前の理論でも、太刀打ち出来ませんね。
●光治療器は、業界的にも登場以降15年の歳月が経過したため、ほぼ開発が終わり、どのメーカーもほぼ同じ実力の機器を作る事が出来るようになりました。これからは光治療機器の特性の違いによる組み合わせが重要ですね。
●フラクショナルレーザー機器は、現在もさらに多くの波長やスキャナが開発されており、まだまだ進化過程にあります。特にフラクショナルレーザー機器によるドラッグッリバリーを重視する研究を重ねる企業も増えてきました。
●肝斑治療に関しては、今だ議論があるものの、日本人の肝斑に相当する表在性のものはレーザーを用いても治療成績が高いです。しかしながら、現在日本では主流の治療法である、Qスイッチヤグレーザーによるレーザートーニングよりも、近赤外光を利用したフラクショナルレーザーによる治療の論文が多く受理されているのは驚きましたよ。
まだまだ世界のレーザー医学会では、学ぶ事が多いです。
引き続きイムカスに参加しています。
かなり勉強になります。
今年は機器の当たり年かも。
おはようございます。
パリのアンチエイジング学会IMCASに参加中です。
現在パリ時間で夜の11時。会食を終え、ホテルに帰ってきたところでブログを書いています。
こちらは今日撮影した写真。
ポルトマイヨの学会会場。
コングレスバッジをもらい、会場を歩き、勉強です。
今日は薬剤経皮導入、すなわち皮下へのドラッグデリバリーの総論のセッションがありました。
フラクショナルレーザーによるドラッグデリバリー、超音波やハイパワーRF(ラジオ波)、さらにマイクロニードルによるデリバリーなどなど。
今年のトピックのひとつになるかもしれません。
今回、学会として注目する新しくデビューした機器が5台挙げられていました。
学会でのディスカッションもありましたが、中には日本の方がはるかに進んでいる分野もありますね。
情報はすぐには書けませんが、帰国後に再精査し、関係者とディスカッションを行ったりブログにアップしていきたいと思います。
明日も朝8時から肝斑治療のアップデートのディスカッションがあります。こちらも楽しみですね。