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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:文化・芸術・歴史

大手町、平将門の首塚

最近仏教や歴史が気になってばかり。

ふと大手町を歩いていると平安時代の関東王であった平将門の首塚があり、お参りして来ました。

時が時ならば、平清盛や源頼朝よりも前に武家社会や武家幕府を築いたかもしれない人物。

歴史にもしもはありませんが、いまだに参拝者の途絶えないのは、根強いファンに支えられているのでしょうね。


パテックフィリップ展

新宿は住友三角ビルで開催されているパテックフィリップ展に行ってきました。

最近はリシャールミルなどに押されている印象もありますが、アインシュタインやデュークエリントンなども愛用した時計ブランド。

創業時1839年より販売したすべての時計をメンテナンス出来ると銘打っているのは独立系ブランドの強みです。

僕のファーストパテックは1997年。
今や空上ブランドになってしまい、しばらく買っていないのですが、メカ好きな僕はミニッツリピーター、スプリットセコンド、トゥールビヨンなどの、本で読んだ複雑機械時計の魅力にはまり、円高でまだ安く日本では知名度の低い頃から少しづつコレクションしてきました。フィリップスターン会長やティエリースターン社長とも何度かお会いしています。

大学院に行った時など、まとめて売って授業料や生活費に充てたこともありますので、コレクション全てが残っているわけではないのですが、手離れした時計もいい思い出ですね。

ただ、僕の予想と反して複雑時計よりもノーチラスやアクアノートの様なステンレスのスポーツモデルが人気となりましたね。中には購入価格の10倍以上に値上がったものもあります。こんな事ならもっと残しておけばよかったです。笑。

今回はかなり大きな企画展。ネット予約は必要ですが入場は無料なんです。

ぜひ足を運んで、世界の頂上機械時計の技術を見学してみてください。


高野山 壇上伽藍

真言密教の仏道学院で学ぶようになり、得度式まであと一月を切りました。

今回の課程のクライマックスとも言える高野山宿坊合宿に参加してきました。

仏教に関する多くの知識を学び共有してきた13名の仲間達と4時間ばかり高野山の要所を歩きながら、山深い杉の中に鎮座する奥之院に辿りつき、弘法大師が入定した場所のまさに目の前で、般若心経を唱えるなど素晴らしい体験をさせていただきました。

藤本家の墓は、分墓するまで真言宗の逗子市延命寺にありましたし、鎌倉で生まれ育ったのもあって寺社仏閣巡りは小学校の頃から趣味の一つでしたが、僕は高野山は初めて。

高野山を実際に歩く事で多くの気付きがありました。

さらに僕の苦手な(笑)集団行動する事で、職業も性別も感性も違う13名分の気付きを共有する事ができました。

この聖地に繰り返し来たくなるような数多くの仕組みがあります。

四国八十八ヶ所巡礼を経て最後に高野山奥之院参りなど、その最たるもの。

何度も達成されている方もいる様です。

30年以上科学の世界にいて、50歳を超えてから仏道を学ぶ様になりましたが、特に量子力学などの最先端物理学の宇宙観は、仏教の宇宙観に極めて似ています。

科学と宗教という表現する言語は違うものの、最終的には同じものに到達していたんでしょうね。

科学と宗教の共通項はもっと沢山あるのでしょうね。

ちなみに寺院には五色の幕がかかっています。

この五色は元々釈迦の教えを表していて、

青は髪の色、心の落ち着いた状態を。

黄は体、何事にも動じない姿。

赤は脈々と流れるお釈迦さまの血液。

白は清らかな歯。

紫(黒)は袈裟の色。

それぞれ禅定、金剛身、常の精進、清浄心、忍辱を示していると聞いたことがあります。

真言密教における五色とは、金剛界曼茶羅の五仏に関連するもの。

白は中央の大日如来を、

青は東方の阿閃如来、

黄は南方の宝生如来、

赤は西方の阿弥陀如来、

黒は北方の不空成就如来

と、その持てる徳をそれぞれ表しているのだそうですよ。


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