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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 ロシア モスクワ編

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会33 モスクワにて天気一変 フライトディレイ

サンクトペテルブルグからモスクワへの旅も終わりに近づいています。

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最終日はとても天気に恵まれて、観光日和でした。

ホテルから荷物を持ち出し、モスクワ空港行きの電車に乗り込んだ時のこと。

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電車の出発前に、雲が移動する速度が随分速いなあ・・・と思っていたところ、

そのわずか数分後。

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空模様が一変し大雨が降り出したのです。

あまりに急激な天気の変わり様にビックリ。緯度が高いとこういうことがあるのでしょうか?

さらに、ゴツゴツと何やら石が飛んでくるような音がしてきました。

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写真でわかりますか?

隣のホームに落ちる雹(ヒョウ)です。

7月なのにも関わらず、大きさも一センチ大ぐらいの氷の粒がいきなり降って来たのです。

こんなに大きなヒョウを、僕は生まれて初めて見ました。

空港行きの電車に乗り込んでから5分も経過していませんので、まさに間一髪の出来事。

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しかしながら、空港でもこの悪天候は変わらず。

悪天候のため2時間の出発ディレイを余儀なくされました。

帰国後はすぐにクリニックに向かったのですが、いくつか診察予約の変更をさせていただくことになりました。こちらのブログに続きます。

ともあれ、無事全日程を終えることが出来、帰国もできましたので感謝です。

国際フラーレン(ナノカーボン)学会発表で滞在したサンクトペテルブルグとモスクワの出張を終え、これで新国際学会周遊記ロシア編はおしまいです。


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会32 ポクロフスキー聖堂(聖ワシリイ大聖堂)

モスクワ最後に訪れた場所は、ポクロフスキー聖堂。

聖ワシリイ大聖堂とも呼ばれています。

この聖堂は、クレムリンの壁外で、赤の広場の最も奥にあります。

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1560年にイワン大帝によって建築されたこの聖堂。

全部で9つの玉ねぎのような塔が合わさった独特な形。

ロシア文化を象徴した、「世界で最も美しい建築物の一つ」とも言われていますが、色彩の豊かさや、非対称の建築の独特の様式。

世界に類を見ないですよね。

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この玉ねぎの屋根をもつ塔の、一つ一つが教会なのだと聞いたことがあります。

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僕は、この建築物の写真を最初に見たときの、強烈な記憶を、とてもよく覚えています。

それは、1992年の冬に初めてロンドンに行った際に、モスクワ空港でトランジットしたときのこと。

寒い中、真夜中にターミナルで次の飛行機を待っていたのですが、モスクワの空港にこの聖堂の大きなポスターが貼ってあったのです。

とても独特な教会で、建築様式も目に焼き付いて離れない。

こんなに美しい建築物を、一度この目で見たいものだと当時は思いましたよ。

その次にこの建築物を観たときは、ゲームのテトリスのバックの写真だったでしょうか(笑)…。

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この場所を最後に、赤の広場を引き返し、ホテルで荷物をピックアップして、空港に向かいます。

今回は昔からの夢の一つが叶いましたので、感無量でしたね。

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2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会31 モスクワ最大の百貨店 グム百貨店

この赤の広場には、1921年にレーニンの命によって建てられたグム百貨店があります。

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内部は3つのアーケードが並んだ本当に巨大なもの。

日本ではここまでのインフラは整いませんよね。

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車の展示

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噴水

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ダイソン掃除機の宣伝もあります。

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この通り、アメリカの百貨店と変わりませんよね。

ブランドショップもありましたが、これは思ったよりも高額でした。

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個人的にはちょうど内部に展示されていたスプートニック1号の模型展示に釘づけ(笑)。

1950年代後半に旧ソ連によって地球を回る軌道上に打ち上げられた、人類初の無人人工衛星スプートニク1号。

この衛星は、打ち上げ57日後、大気圏に再突入し消滅したのですが、世界各地でこの衛星から発せられる電波が受信され、特に冷戦中のアメリカでは「スプートニク・ショック」と呼ばれる現象がおきました。

地球上から水平に発射した物体を人工衛星にするためには第1宇宙速度以上の速度で発射することが必要です。

第一宇宙速度は、地球の地表すれすれに衛星として存在するために必要な速さで、約 7.9 km/s(時速28400km)。

この計算方法は、そういえば高校生の時の物理で習いました。

地球の重心を中心として速さvの等速円運動をした時に、質量 m の物体に働く遠心力と、その物体に働く地球の重力が等しいと仮定すると計算できるのです。

それにしても初速で時速28400kmの速度を出すには相当な技術が必要なはず。

まさか人工衛星の打ち上げ競争で、先を越されるとはNASAは思ってもいなかったのでしょうね。

ちなみに、第2宇宙速度とは、地球の重力を振り切るために必要な最小初速度の大きさ。

さらに、第3宇宙速度とは、地球表面から慣性飛行を行って、太陽の重力を振り切るために必要な最小初速度の大きさのことを指します。

これらもそれぞれ計算が出来るのですよ。

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宇宙服の展示もありましたね。


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会30 赤の広場にて

チャイコフスキー記念モスクワ音楽院から戻り、赤の広場へと向かいます。

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こちらはロシア国立歴史博物館です。

その横の小道を通り抜けると。

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赤の広場です。

右手に見えるのが先ほど訪れたクレムリン。

左手に見えるのがグム百貨店。

さらに奥に見えるのがモスクワのシンボル。ポクロフスキ-聖堂です。

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右からクレムリン内部のスパスカヤ塔

中央がレーニンの遺体が安置されているレーニン廟

左手がポクロフスキー聖堂です。

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こちらは赤の広場の一画に建つサガンの聖母教会です。

赤の広場の「赤」は共産圏の国々を連想させますが、ロシア語の「クラースナヤ(赤)」という言葉は、スラブ語で「美しい」という意味を持つ言葉だったのだそうです。

この広場の名前は社会主義とは関係がなく、「美しい広場」という意味だったのだそうですよ。


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会29 チャイコフスキー記念モスクワ音楽院

モスクワ滞在中に是非訪れたいと思っていた場所がありました。

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クレムリンの横のモスクワ大学旧館の角を曲がり、マーラヤ・ニキーツカヤ通りを北に向かってひたすら歩くこと15分。

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チャイコフスキー記念モスクワ音楽院が見えてきましたよ。

1878年チャイコフスキーは同音楽院の作曲科教授を務めていたため、1940年チャイコフスキー生誕100周年を記念して現在の正式名称となりました。

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この音楽院は、パリ高等音楽院、ニューヨークのジュリアード音楽院と並ぶ、世界3大音楽院と呼ばれるもののひとつで、ロシアでは最高の権威を持つ音楽院です。

この音楽院の創設者は、ニコライ・ルービンシュタインというピアニストでした。

彼はわずか31歳の時にこの音楽院を創設したのです。

ちょうどその4年前の1862年には、ニコライの兄アントンがサンクト・ペテルブルク音楽院を創設しているので、その影響を受けたのでしょう。

ロシアの音楽は、ルービンシュタイン兄弟なしでは語れないのです。

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この音楽院の正面にはこのとおり、チャイコフスキーの銅像が建っています。

スクリャービンやラフマニノフ、リヒテルなど、数えきれない優秀な音楽家達を生み出しています。

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音楽院に足を踏み入れた時から、どこからともなくピアノやバイオリンなど、学生が練習している楽器の音が聴こえてきます。

音楽好きにとってはたまらない場所です。

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カフェがありましたので、立ち寄ろうとしましたが、残念ながら満席。

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未来のリヒテルやラフマニノフがここから生まれるのでしょうか?

楽しみですね。


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