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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:文化・芸術・歴史

奈良盆地から伊賀へ

奈良盆地から伊賀へ。

本能寺の変の後の、家康決死の伊賀抜けルートですが、見通しの良い河岸は通れなかったと思うので、本当に山を抜けたんですね。

信じられないぐらいの山深い場所です。

伊賀上野城も見えますね。


比叡山と高野山をヘリで巡るツアー

本日は期せずして比叡山と高野山を2時間でヘリで巡るツアーになりました。

平安時代の同世代を生きた最澄と空海。

国費留学した秀才エリートと、私費留学した天才カリスマと表現する人もいますが、

天台密教である天台宗が最澄、真言密教の真言宗が空海。


高野山(上)が宿坊もコンビニもあり一つの町を形成しているのに対して、


比叡山(下)は孤高の寺院という感じですね。

どちらも興味深いです。


仏像模写

鎌倉で生まれ育ちましたので小さなころから寺好き・仏像好きな僕ですが、多分子供心にもその建築や仏像を始めとした造作物のすごさ、敷地内に溢れる草花の美しさなどに惹かれていたような気がします。

今回建長寺の中に通してもらい格天井や欄間の細工を見上げると、その巧緻さに圧倒され改めて日本の宮大工の偉大さに触れることができたように思います。

西洋も東洋もそうなのでしょうが、神を祀る場所にこそその国の技術とデザインの礎が結集されているのでしょうね。

 

高度成長期には高機能のものが売れたと思います。しかし現在はさほど機能差は無いので、現代人は「いかに所有して嬉しいか」という付加価値で物を買うように思います。

ただの革バッグにエルメスなら200万、iPhoneに20万、ダイソンの掃除機に7万、ブラウンのシェーバーに5万。

手間のかかり方が違う、とか デザインが違う、とか 様々理由はあるでしょう。しかし機能だけにフォーカスすれば、その点はほぼ同じと認めざるを得ない。

他社ならもっと安いのに、喜んでお金を払う。

時に機能を犠牲にしてまでのデザイン性の高さ。色彩の明度やバリエーション。

世界で求められる製品を作るには、アートの感性を磨く事が大切なんだなあとつくづく思います。

欧州の美術館を観ていると、子供たちが絵を描いているところによく遭遇しますが、東洋でやるとなると、仏像模写などになるのかなあ・・・

日本にもアートは溢れていますから、感性を磨く環境づくりがさらにもっと整っていくとよいですよね。


建長寺

本日の建長寺。晴天なり。

涼風が清々しいです。

建長寺は禅宗の寺院で、臨済宗建長寺派の大本山。創建年は建長5年(1253年)だそうです。


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