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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:文化・芸術・歴史

仏像模写

鎌倉で生まれ育ちましたので小さなころから寺好き・仏像好きな僕ですが、多分子供心にもその建築や仏像を始めとした造作物のすごさ、敷地内に溢れる草花の美しさなどに惹かれていたような気がします。

今回建長寺の中に通してもらい格天井や欄間の細工を見上げると、その巧緻さに圧倒され改めて日本の宮大工の偉大さに触れることができたように思います。

西洋も東洋もそうなのでしょうが、神を祀る場所にこそその国の技術とデザインの礎が結集されているのでしょうね。

 

高度成長期には高機能のものが売れたと思います。しかし現在はさほど機能差は無いので、現代人は「いかに所有して嬉しいか」という付加価値で物を買うように思います。

ただの革バッグにエルメスなら200万、iPhoneに20万、ダイソンの掃除機に7万、ブラウンのシェーバーに5万。

手間のかかり方が違う、とか デザインが違う、とか 様々理由はあるでしょう。しかし機能だけにフォーカスすれば、その点はほぼ同じと認めざるを得ない。

他社ならもっと安いのに、喜んでお金を払う。

時に機能を犠牲にしてまでのデザイン性の高さ。色彩の明度やバリエーション。

世界で求められる製品を作るには、アートの感性を磨く事が大切なんだなあとつくづく思います。

欧州の美術館を観ていると、子供たちが絵を描いているところによく遭遇しますが、東洋でやるとなると、仏像模写などになるのかなあ・・・

日本にもアートは溢れていますから、感性を磨く環境づくりがさらにもっと整っていくとよいですよね。


建長寺

本日の建長寺。晴天なり。

涼風が清々しいです。

建長寺は禅宗の寺院で、臨済宗建長寺派の大本山。創建年は建長5年(1253年)だそうです。


土の想いをカタチに変える

北鎌倉は河村先生の魯山人跡窯に、先日焼き上がった3回分、半年分の作陶作品を取りに行ってきました。

毎回何を作るか決めずに、「土の想いをカタチに変える」ことをしていますが、ゼロイチの作業は発想力も高めるし、土を触る事も本当に楽しい。

何より自分の作品には愛着あるんですよね。

次回10月29日には、東京半蔵門駅、麹町近くのゴルフ医科学研究所にて初心者向けの作陶会を、さらに11月30日には、北鎌倉にてスッポン鍋などの料理付きの作陶会が開催される予定です。

ご参加希望の方はお知らせくださいね。


Tokyo Gendai

今日は友人に誘われて、明日からパシフィコ横浜で開催される東京現代アートフェアの開催前日枠へ。

海外に行っている時は、常に現地の美術館には行っています。

特に独創性の高い作品を観ると、脳に何か反応が起こるのか、インスピレーションをもらえるんですよね。

今日も幾つか気に入った絵がありました。


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