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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:北米 アリゾナ編

セスナから見たグランドキャニオン

この地面の裂け目。

観てください。

ものすごい渓谷ですが、スケールが違いますよ。

動画も撮りました。

なかなかできない体験に感激です。

遥か眼下には、コロラド川が見えます。

この川が砂漠を浸食し、遥か長い年月をかけてグランドキャニオンを形成したのです。

二つの色の違う川が合流しているのが見えますね。

米粒みたいな大きさの船も見えます。10日ぐらいかけて、グランドキャニオンの川下りのツアーもあるそうなのです。

それにしても、本当に壮大な景色ですね。

アメリカの大地の大きさを感じる景色でした。


セスナに乗りたいと交渉を

ところで、セドナ空港でずっと気になっていたことがありました。

小型機が沢山停まっている中

ふと見ると、遠くに僕が乗れるセスナがあるではないですか。

前にも書きましたが、僕は自家用小型操縦士免許を持っています。単発エンジンのこのタイプのセスナだったら運転ができるのです。

しかも、航空機のライセンスは原則国際ライセンス。

ここセドナからグランドキャニオンまでは車で行くと往復5時間かかるので日帰りで行くことはあきらめていたのですが、もしかして、このセスナを借りることができれば、グランドキャニオンに行けるのでは…。

さっそくこのセスナ機の所有会社と交渉します。

話によると、このセスナでグランドキャニオンに行くのは可能で、所要時間は往復で2時間ぐらい。

しかし、原則は観光ツアーに参加してもらい、しかも同時に2名以上の申し込みがないと駄目だというのです。

それは難しいなあ・・・。

しかし、ここはアメリカです。交渉すればなんとかなるかもしれません。

もういろんな知恵を総動員して必死に掛け合ってみたところ、あちらも最後には首を縦に振り(笑)、念願叶ってセスナに乗れることになりました!

写真を撮ってもらいました。今見ても、本当にうれしそうな顔していますね。

夢に見たグランドキャニオンを空から観ることができるのです。

セスナで飛ぶと、ヘリコプターとは全く違った趣です。

飛行計画を練って、セドナからグランドキャニオン北岸の北東部を目指して約1時間そのまま谷をそって南西部に抜け、セドナに戻るというコースを選択しました。

北上すると、右上に雪の積もった山が見えます。

その山が横手にみえるようになってくると、だんだん雪深くなってきました。

動画を撮ったのでご覧ください。

スキー場も見えますね。

この雪の山を越えると、視界は砂漠に変わります。

このはるか右上には、視界からは見えませんが、西部劇で有名なモニュメントバレーがあるそうなのです。

そうしているうちに、遥か先に地面が裂けているところが見えてきましたよ。

前方に、グランドキャニオンが見えてきました。


セドナをヘリコプターで周遊

チャペルを経由して、僕が目指したのはセドナの空港です。

ちょうど僕がタリアセンウエストに行っている日に、セドナのツアーに行った人たちから、

セドナに行ったらヘリコプター周遊ツアーに参加するといい

と薦められたのです。

このセドナ空港は、中心街から車で10分ぐらい走ったところ、ボルテックスの一つで小高い丘にあります。

事前に電話予約していることをカウンターで伝え、出発時間を待ちます。

待ち時間にパンフレット置き場をみてみると、セドナでできるさまざまなセラピーなどの広告が山のようにありました。さすがに世界を代表するパワースポット。

セドナはストーンセラピーの発祥の地でもあるので、こうしたナチュラルセラピーの施術者達が集まってきているのです。

日本語が通じるセラピストのものもありましたよ。

そうしている間に、ヘリコプターが爆音とともに帰ってきました。ちょうど前のツアーが終わったところのようです。

そういえばこの前ヘリコプターに乗ったのは、一昨年のニューヨークでの出張の時でした。

3人の乗客が座席に乗り込むと、瞬く間に飛び立ちます。

セドナのボルテックス達が視界の後方に流れてゆくのは快感です。

そして、パイロットが地形について説明してくれるのです。

初めて見る景色が続きます。

わずか20分の周遊でしたが、セドナの雰囲気を堪能できましたよ。

このツアー、価格は120USドル。事前予約は必要ですが、お勧めです。


チャペル・オブ・ホーリークロス

セドナの街に入ると、まず目につくのがこの礼拝堂。

この地に合った赤茶色の土を使った、素晴らしく秀逸なデザインだと思いませんか?

坂の上で車を停めて、歩いてチャペルの入り口に向かいます。

チャペルの中。厳かな気持ちになります。

この階下はお土産屋さんでした。

こちらはちょっと俗世っぽくてその対比にはちょっと驚きました。(笑)

チャペルから出ると目の前には雄大な景色。

ボルテックスといわれるパワースポットがいくつもみえますね。

視界の下にはとても立派な別荘がありました。この別荘はニコラス・ケイジが所有したものだとか…。

それにしてもこの赤土の壁面。

他では見る事が出来ない景色ですね。


学会最終日、セドナへ

さて、学会最終日。僕は朝早くから、午前11時まで学会の演題をみっちり聞いた後、以前より行きたかったセドナに一人向かうことにしました。

この日は、夜の会食の予定が7時半でしたので、あと8時間余りしかありません。

ホテルでレンタカーに飛び乗ります。

事前情報によると、セドナまでの道中、ガソリンスタンドがほとんどないとか。まずは、フェニックスでガソリンを満タンにしておかないと。

アメリカのレンタカーには、「NEVER LOST(ネヴァーロスト)」というナビゲーションがついているものが多いのですが、精密度が怪しく(笑)このナビは、ネヴァーロストならぬ「Everytime Lost(エブリタイムロスト)」と呼ばれているそうですよ。わかるなぁ。

それでも、とりあえずネバーロストにセドナをセットして出発します。

フェニックスからセドナまではハイウェイを北上するだけ。約2時間の一人旅です。

初めて走るアリゾナのハイウェイ。景色が面白いように変わっていきます。

砂漠の中を走っていると思うと、

ブッシュのような風景になったり、

サボテンが見えたり。

ちょうど菜の花の季節だったので、花畑を通ったり、

そのうち、小高い丘を越えるように地形が平たんな地形が変化してきました。

幾つかの山と、丘を越えて

ハイウェイに乗って約2時間後。

左前に、赤茶けた大きな岩が見えてきました。

もしやあれがセドナなのでは??

ちょっと興奮します。

ネヴァーロストの指示に従って、ハイウェイを降りると、いよいよわかりやすくなってきました。

絵のような場所です。観たことのない景色が続きます。

有名なカテドラル・ロックの裏側も観ることができました。

最初の目的地、チャペルが見えてきましたよ。


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