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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:北米 マイアミ編

マイアミより帰国しました

マイアミより帰国しました。

今年の米国皮膚科学会(AAD)は、初日のレジストレーションの混雑振りには驚きましたが、例年よりは参加者が少なかったようでした。

僕は今回AADで3度の発表を無事に終えることが出来、非常に充実した学会参加になりました。

中日の発表のない日には、レンタカーでエバーグレーズ国立公園と、マイアミからキーウェストに抜けるオーバーシーズ・ハイウェイの7マイルブリッジまで足を伸ばしました。

4日目の発表の後には、PGAツアーのCAチャンピオンシップも開催されている世界的に有名なマイアミドラールゴルフリゾートでも、日暮れまでにラウンドすることが出来ました。

詳しくは、また明日以降、ブログでご報告しますね。


米国皮膚科学会(AAD)僕の発表その2

二日目のセッションの口演は、水溶性フラーレン(ラジカルスポンジ)のホワイトニング効果についてでした。

掲示板でしっかり名前を確認します。

水溶性フラーレンをメラノサイトに同居させると、ビタミンCやアルブチンを超える程の色素抑制能力があるのです。

それをラボで実験し、確実なことがわかったので、実際に人の肌でクリニカルテストを行いました。結果も良好でしたので発表に繋がりました。

このセッションでも物質に対する質問が出ましたね。

皆こういった新しい物質に対しては、興味津々なのですね。


マイアミビーチの夜

昼には行けませんでしたが、初日の夜にマイアミビーチのお店で食事をしました。

50年代のアメ車でしょうか。かっこいい!

マイアミはさすがリタイアメントした大富豪の街と呼ばれているだけあって、高級車も沢山走っていました。

ビーチ側から写真を撮りましたが、沢山の人でにぎわっていましたよ。

ヤシの木がまた何とも言えない南国の雰囲気を醸し出しているのです。


米国皮膚科学会(AAD)僕の発表その1

今回米国皮膚科学会(AAD)に発表演題を出すにあたり、何について出そうか悩みました。

元々、僕がここ数年三菱商事の子会社VC60社との共同研究で取り組んでいる抗酸化剤「フラーレン」について、この由緒ある米国皮膚科学会(AAD)でも演題を出そうということになっていました。

しかしながら、AADの演題の採択率は例年低くて、だいたい30%以下なのです。

演題を通すことさえ難しいので、

今までの研究をまとめ、三報ぐらいの演題をそれぞれ違う分野で提出すれば、どれかはダメでもその内一つぐらい演題が通るだろう

・・・と、三つの演題を出したのです。

ところが、結果として運良くすべてが通過してしまい、今回のAADでは、それぞれ違う日に、違う分野で3つの発表をすることになったのです。

ちょっと予想外で驚きましたが、一回の米国皮膚科学会で3つも演題を通した日本人医師は過去にもあまりいないのではないかと、何人かの方にお褒めいただきました。

頑張らないといけません。

学会初日は、アンチエイジングの分野で「シワ」について

学会二日目は、原料の分野で「ホワイトニング」について

学会四日目は、レーザーのセッションで「レーザー治療との併用の効用」について

発表をすることになりました。

一つ目の講演は、かいつまんで説明すると、紫外線の影響で皮下に出る活性酸素や、レーザー照射後に皮下にでる活性酸素をスピンエコー法で測定し、同定しました。

さらに脂溶性のリポフラーレンが、生成された活性酸素を抑制する効果があるために、シワに効果があるのではという仮説のもと、実際の人のシワのレプリカ実験でそれを証明したという発表でした。

まずは会場に入って、自分の発表を学会誌で確認します。学会誌に自分の名前を見つけると、安心しますね。

発表はVC60社の山名社長も御同席いただき、和やかな雰囲気で無事終わりました。

発表の後、インド人らしきドクターが質問をしてきましたが、日本の原料に興味津々という感じでしたよ。

このドクターは、奥さんも皮膚科医のようで、夫婦揃ってのAAD参加でした。シワに効くという、日本製の原材料について、配合の仕方とか、使い方をいろいろ聞いていかれましたよ。

まずは一仕事終わりです。


AAD 2010 in Miami

一夜明けて晴れた朝、ホテルから学会会場までのシャトルバスに乗ります。

会場まで約3マイル。

  

マイアミの大西洋を見ることができました。クルーズシップも見えます。

わくわくしますね。

こんな景色が左右に見える長い橋を渡り、コンベンションセンターに向かいます。

渋滞もあって、30分ぐらい走ったでしょうか。

今回のAADが開催される会場につきました。

まずは、レジストレーションです。

しかし、学会会場に入ってびっくり。見てください、こんな長い行列になっています。

何分並ぶのでしょう??

あまりの混雑に唖然として、とりあえずすこし時間を置いてからまた来てみよう、と食事に向かいました。

でもお昼過ぎには一つ講演があるのです。それまでには戻らなければなりません。

 

軽く食事を済ませて同じ場所に戻ってみました。あまり列の長さは変わっていないようです。あきらめて列に並びます。1時間ぐらい待ったでしょうか...。

AADの混雑はいつものことですが、初日の特に混んでいる時間に来てしまったようです。

学会員の札をもらって学会会場に入ります。

これから最初の講演が待っています。


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