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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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デルフト旧教会 フェルメールのお墓参り

さて、先月訪れたオランダ編のブログをあと二つ、アップしてしまいますね。

デルフトに来た理由は二つありました。

一つはフェルメールのお墓参り。

フェルメールのお墓は、デルフト市内の旧教会の中にあるのです。

もうひとつは「デルフトの眺望」が描かれた場所に行くことです。

二つの場所をフェルメールセンターで確認して、移動します。

デルフトの市庁舎右手から徒歩10分。

旧教会に向かいます。

旧教会は、こんな立派な建物でした。

入場料を払って中に入ります。

綺麗な教会ですね。

奥にあるステンドグラスが素晴らしかったです。

受付の人が、フェルメールの墓石は2枚あると言っていました。

広い教会の中、二つとも探してきましたよ。

一つはこちら。フェルメールの知名度が低い頃に作られたのでしょう。

この通り、小さな石でした。

そしてもう一つは新しく作られたであろうこちら。

こちらです。

43歳という短い、その生涯のほとんどをこのデフルトで過ごしたフェルメール。

37枚という絵画の数は、やはり少ないですよね。


ニキビ跡治療に対するフラクショナル機器の効果比較

おはようございます。

今日も良いお天気になりそうですね。

ブログでは、先月出張したスウェーデン・オランダの出張記が続いていますが、僕は東京におり、今日も朝から四ッ谷のクリニックFで診療しています(笑)。

11月は久しぶりに一度も海外出張がない(予定)月なので、休診日の木曜日と日曜日、祝日以外はクリニックにいるつもりでいます。

だんだん年末に向けてクリニックも混み合ってきました。来院を御予定されている方は、お早めに御予約いただくといいかもしれません。年始はまたヨーロッパでの学会があり、1月中旬くらいからしか診療ができないので・・・(毎年申し訳ありません!)

さて、最近ブログではヨーロッパの風景ばかりでレーザーの話がなかったので、今日は、来年発表しようと思っている演題の1つについて書いておきますね。

クリニックFでは、国際的な視点で見ても、たぶん全世界で確実にトップ10には入るだろうというレベルで、多くのフラクショナルレーザー/RF機器を使用したニキビ跡治療を行ってきました。

フラクショナル治療機器は、2010年の段階で役者がだいぶ出揃った感があり、機器の効果の比較検討を、そろそろ行う必要があると思っていました。

来年の何処かの学会に発表しようと計画を立てて、まず手始めに簡単なデータ取りを行ってみましたので、その中間結果を発表しますね。

クリニックFで、「ニキビ跡」を対象に、2種類以上のフラクショナル機器治療を受けたことのある方を対象とし、下記の調査を行いました。

1 Downtime(施術後のダウンタイム)について

評価指数:短い=1~長い=5 まで

2 Effectiveness(施術者から見た効果)について

評価指数:悪い=1~良い=5 まで

3 Satisfaction Rate 1W(被施術者にとっての一週間後の満足度)について

評価指数:同上

4 Satisfaction Rate 1M(被施術者からの一カ月後の満足度)について

評価指数:同上

ちなみに比較したフラクショナル機器は

■レーザー機器

○アファーム(米国サイノシュア社)

○アファームマルチプレックス(米国サイノシュア社)

○プロフラクショナルXC(米国サイトン社)

○eCO2(韓国ルートロニック社)

○モザイク(韓国ルートロニック社)

○フラクセル2(米国ソルタメディカル社)

○フラクセル3DUAL(米国ソルタメディカル社)

■RF機器

○イントラセル (韓国ジェイシス社)

○e2 (e-matrix) (イスラエルシネロン社)

以上の9機種です。

調査の結果を図にすると、こうなります。

注)サイトンはテスト1週間目で、1ヶ月後のデータがまだ取れていません。

さて、この表から読み取れることは、どんなことでしょう?

効果を考えると

●フラクセル3DUAL eCO2 e2、サイトンプロフラクショナルXCが3.5ポイント以上で、ここまではよい成績を出している、と言えそうですね。

●特にe2は、深いボックスカー型のニキビ痕により効果を発揮しました。

反対にダウンタイムは

●フラクセル3DUAL フラクセル2、アファームが2.5ポイント以下で一般生活に戻れる時間が約1日後と、ダウンタイムが短いということが読み取れます。

●効果と満足度は比例する(当然ですね)。

●ダウンタイムと効果もほぼ比例する。

●一般的に新しい機種の方が満足度も効果も高い。

・・・ということですね。

ちなみに 効果/ダウンタイムの比率も計算してみました。

◎ダウンタイムと比較して効果が高い機種は、やはりフラクセル3DUALと言えそうですね。

◎フラクセル3DUALほどの効果を、他の機種で得ようとすると一般生活に戻るまでの時間が長くなってしまう、ということです。

◎イントラセルとサイトンは一時的にお借りしたデモ機で機種のパラメーターの設定が最適でない可能性があります。

ちなみに

◎イントラセルは、最近コンピューターのバージョンアップデートがありましたので、再度テストさせていただくことになりました。非常に技術力がある若い会社ですので、今後のアップグレードがとても楽しみです。

◎サイトンは、スキャニングシステムなど機器の性能は素晴らしい完成度ですが、2940nmのエルビウムヤグの波長を使用する限り、治療限界がある様な気がします。

◎出血が止まりにくいので、どうしてもダウンタイムが長くなるんですよね。新しい波長の機器が開発されると良いですが・・・。

◎来週、カルフォルニアから本社スタッフが何人かクリニックFを訪問していただけるようですので、より良い使い方がないか、再度ディスカッションしてみたいと思っています。

◎eCO2(エコツー)は、非常に効果が高いのですが、ダウンタイムも長いため、クリニックFではニキビ痕治療器というよりは、リストカット跡や手術痕などの「傷治療」の専門機器になりつつあります。

◎ニキビ跡および毛穴の治療には、2010年の段階では、今年の4月に国内の発売が決まった「フラクセル3DUAL」が欠かせないのではないでしょうか。やはり1550nmの波長に、1927nm(ツリウム)という新たな波長を開発して機器に搭載したことが勝因だと思います。

◎でも、機器が高額なのがレーザー医師泣かせで、玉に瑕ですね(苦笑)。

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レーザー/RF機器による比較実験は、世界的に見てもあまりデータがないですので、プロトコールを決定して、肝斑やたるみ治療などのついても今後、検討してみたいと思っています。

技術開発力がある会社は、必ず進歩した機器を発表してきます。得られたデータを冷静にメーカーにフィードバックして、より良い機種を作るために協力したいと思っています。

来年にはどのような機種が発売されるのでしょうか?

楽しみです。


デルフトのフェルメールワイン、くるみとラピスラズリ

デルフト出身のフェルメール。フェルメールの功績をたたえるため、2007年にデルフトの画家ギルドの建物があった場所に建てられたのが「フェルメールセンター」です。

街を歩いていて、すぐに見つけることができました。

ここには本物の絵は一枚もないのですが、フェルメールの功績をたどるための様々な資料が整えられていました。

フェルメールの絵がいかに緻密な計算の元描かれているのか

解析している部屋もありましたよ。

こちらは画材の原料になっているくるみとラピスラズリ。

細かく砕いて絵の具にするのです。

お土産屋さんは充実していましたね。

フェルメールワインなんてものもありました。


フェルメールの故郷 デルフトへ

デンハーグからデルフトへ車で約30分。

この地はフェルメールが生まれ育った街です。

そしてこの地は白とブルーの「デルフトブルー」と呼ばれる陶器で有名な街。

フェルメールの生まれた街には、フェルメールの描いた37枚の絵のうち一枚も残っていません。

でも、街並みを観ていると、フェルメールに影響を与えたと思われる建物が沢山あるのです。

とても小さい街なので、容易に歩き回ることができます。

こちらはマルクト広場。街の中心となります。新教会が見えますね。

ここから、「フェルメールセンター」にむかいます。


デンハーグのマウリッツハイス美術館

さて、オランダ滞在最終日。

日本への帰国の時間は夕方ですので、朝からデンハーグとデルフトに向かうことにしました。

この二つの街は、フェルメールを語る上で外すことができない場所。

これらの街に行くことが、今回の旅をオランダ経由にした目的のひとつでした。

朝早くにホテルを出ると、目の前にフィアット500が。

ルパン三世の車ですね。

車に乗って高速に乗ります。

掲示板にデンハーグの文字が見えます。

アムステルダムから一路西へ1時間ぐらい走ったでしょうか。

風車が見えたり

牛がいたり

綺麗な道を通り、デンハーグに到着しました。

デンハーグにはビネンホフという13世紀から17世紀にかけて建築された地域があり、その一角に目的地があるのです。

こちらは国会開会式が開かれる騎士の館。

裏手に回ると、ホフフェイファの池があります。

白鳥が飛来する姿をちょうど見ることができました。

池のほとりの小道を歩いていると、いよいよ目的地が見えてきました。

こちら。マウリッツハイス美術館です。

この美術館にはフェルメールの作品の中でも最も有名な絵が二枚あるのです。

一つはこの「デルフトの眺望」

とても大きな絵なんですね。

そしてもう一つは以前のブログでもご紹介した

こちらの「真珠の耳飾りの少女」です。

どちらも画集では何度も見たことがあるのですが、実物は全く違う印象を持ちます。

あまり長いことこの部屋にいたので、守衛さんに警戒されてしまいました(苦笑)。

実はマウリッツハイスには、上の「ディアナとニンフたち」という作品があったはずなのですが、美術館の人に確認したところ、こちらは残念ながら貸し出し中でした。

しかしながら、このオランダで5作のフェルメールを観ることができました。

ここから、フェルメールが生まれ育ったデルフトに移動します。


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