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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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9月22日(土)秋分の日 診療します

今月は、23日から出張でヨーロッパに出掛けてしまいます。

慌しいスケジュールで、パリ~チューリッヒ~リヒテンシュタイン~プラハを回る予定です。

移動の飛行機やホテルの手配などでばたばたとしていますが、そんなこともあり通常ですと休診日を頂く祝日の22日 秋分の日を急遽診療に充てることとなりました。

祝日の土曜日ということもありますので、診療日であることをリリースした途端予約がすでに結構入ってしまったようですが、まだ空きはありますのでこの日の診療をご希望される方はクリニックFまでご連絡ください。


修復

おはようございます。

今日9月12日はクリ二ックFの診療日です。

今晩の日本時間2時には、iphone5の発表がありますよね。
フルモデルチェンジが期待されるだけに楽しみです。

さて、一部の方にご心配いただきましたが、クリニックFで使用している箱根寄木細工のお盆は、自己流ですが修復を終えました。

色がクリニックFのコンセプトカラーである木目の茶色に合っていたのもあって大切にしていました。割れた後手を尽くして探してみたのですが、やはり同じお盆は売り切れていて、購入できず。

まあ、唯一無二でコピーが手に入らないというのも、民芸品の良いところですからね。

バックリ縦に割れ目が入っていたので接着剤だけで修繕というわけにはいかず、鉋(かんな)とやすりで接合面を削り出すところから始め、中央に3本の鉄杭を刺して補強しました。

時間にして数時間。

幼少の砌に、プラモデル制作で鍛えた技術が役に立ちました(笑)。

しかしながら、写真だとよくわからないかもしれませんが、実際見るとちょっと痛々しい「手術痕」がみられます。残念ですが、これが僕の限界。素人仕事なので仕方がないですね。

それでもなんとか使えるようになってよかった! 時間はかかりましたが、完全に接着剤が乾いたので、本日から職場復帰してもらおうとおもいます。

 


中国の雑誌に僕が載っていました

先日北京で講演した際に、お世話になった方から、中国の雑誌をみていたら、偶然僕の写真があって驚きましたとメールをいただきました。

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確かに、僕のことですね。

最近、抗酸化剤であるフラーレンの仕事で台湾の雑誌の取材を受けましたが、はて、北京で取材を受けたかな?

と思っていたのですが、表紙を送っていただいて、なるほどわかりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

取材を受けた「日経ヘルス誌」の翻訳版だったのですね。

こちら、「健康与美容」誌は、10月初旬まで中国国内の書店、コンビニ、キヨスクで15元(約195円)で販売されているのだそうです。

中国にいらっしゃる方、よろしかったらご覧くださいね(笑)。

 


夏の日焼け肌 レーザー・トリートメントのコツ

おはようございます。

9月11日今日もクリニックFの診療日です。

今年の暑い夏もそろそろ終わり。

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レーザークリニックとしては、患者さんのシミ対策に追われる秋の到来です。

特に今年は、例年よりも日に焼けてしまっている人が多いように感じますから、ここから更なる注意が必要ですね。

例年より日焼けしている人が今年は何故多いのか――例年だったら完全ガードされるような方が、顔も身体も綺麗に日焼けしてクリニックにやってくる、ということが続き僕も驚いています。

スタッフとも話したのですが、多分これは震災による様々なことで外に出ることが自粛された昨年の反動でしょうね。

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紫外線の強い時期には患者さんへのレーザー照射を避けるクリニックも結構多いと聞いていますが、僕の方針としては、逆にこの時期のダメージを最小限度に留めるために、以前からいらして頂いている患者さんには、むしろ積極的に夏の間通院して頂いています。

過去、強い紫外線被爆の前に、近赤外線の弱い光(この研究ではLEDでしたが)を照射しておくと、日焼けの度合いを低くできるという発表を、数年前の米国レーザー医学会で興味深く聞いた記憶があります。

レーザーのパワー設定を弱めに設定することは無論必要となりますが、照射の仕方に工夫を施すと、夏に照射を繰り返しておくことで皮膚はむしろ強くなります。

紫外線によって引き起こされる、皮下に害を及ぼす活性酸素も、ビタミン導入やサプリメントの摂取、点滴などを組み合わせることで、早急に除去することも可能です。

逆に夏の間全く通院せず、秋が深まってからやってくる患者さんの場合、表面に見えないけれど、肌の奥にメラニンが大量に作られているという、「隠れ日焼け」ともいえる状態によくよく注意が必要となります。

見た目よりも、皮膚が紫外線のダメージを受けている可能性が高いため、経験がないとパワー設定や打ち方で誤ってしまうことがあるからです。

そして、ここが一番重要なのですが、こうして継続的にいらして頂くと、その患者さんの日焼けの度合い、日焼けのパターンを僕のほうでも、目視確認することができますよね。

こうして患者さんのライフスタイルの象徴でもある肌を把握しておくことで、どんな季節が来ても、パワー設定に全くの狂いなく的確な照射が可能となるのです。

 


戦後史の正体 1945-2012

おはようございます。

今日9月10日(月)もクリニックFの診療日です。

残暑が続きますね。

僕のほうはと言えば、引き続き工学部博士論文の執筆に毎日追われています(笑)。

もう少しでゴールか? というところで、次のハードルが見つかり、文章を修正したりしていますが、医学とは別の工学という分野の論文を書くことで、短い時間に頭も気持ちも切り替えて集中し頭脳を使う、ということに段々慣れてきたように感じます。

そして

知的作業を続けていると、知的好奇心が旺盛になるのでしょうか?

僕は過去の受験勉強の時もそうでしたが、何かひとつの勉強をしているときに、ついつい別の分野の本を読みたくなってしまうのです。

これは、「現実逃避」の一種かもしれませんね(笑)。

日本の近代現代史の著作を読むのが好きなのですが、先週読んで読みごたえのあった本を一つご紹介しますね。

元外務省・国際情報局長、元駐イラン大使、元防衛大学教授の孫崎亨氏の最新作。

「戦後史の正体」です。

1945年より2012年の戦後より現在までの日本の歴史を「米国による圧力」を軸に、連続した通史として、著者の言葉を借りると「高校生でも読めるように平易に解説した」のがとても画期的です。

歴代の日本の首相を米国追随型、自主路線派とに分けて解説しています。

米国追従型を選択した首相である吉田茂、中曽根康弘、小泉純一郎などが長期政権を敷き、反対に自主独立を主張した首相である重光葵、石橋湛山、芦田均、岸信介、鳩山一郎、佐藤栄作、田中角栄、福田赳夫、宮澤喜一などが、マスコミなどを含めた世論操作により、権威を失墜し短期で退任させられている事実を目の当たりにすると、日本の敗戦以後に仕組まれた現代史の闇の深さを感じます。

それらの方策の善悪はさておき、数多くの首相たちに対して、我々の持っている印象と、実際の人物像の乖離があることに僕は驚きました。

まだまだ国民に知らされていないことは多いのですね。

日本の知識人として、読まなければならない書のひとつだと思いますよ。

お勧めします。

 

 

 


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