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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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■2013年2月 サンフランシスコ出張③ SPIE Photonics West 2013 第47回スーパーボウル

おはようございます。

今日も引き続き、米国サンフランシスコにて、レーザー学会に参加しています。

昨晩は、第47回スーパーボウルでした。

ここで言及するまでもなく、アメリカンフットボールはアメリカで最も人気のあるスポーツのひとつ。

その頂上を決める決戦です。

豪華なハーフタイムショウや、50万円、いや100万円近くまで高騰する観戦チケットはし、テレビの視聴率も格段に高いことで知られていますよね。

今年のスーパーボウルの対戦カードは、偶然にもサンフランシスコ49ersとボルチモア•レイブンズ。

僕が過去に発表したPhotonics West(サンフランシスコ) とCLEO(ボルチモア) という2大工学系レーザー学会の開催地と重なります。

どちらも良く知る都市ですが、やはり現在の滞在地のサンフランシスコに勝ってもらい、歴史的瞬間を現地で体感してみたいな、と思っていました。

サンフランシスコは良いところまで追い上げたのですが、残念ながら惜敗。

 

 

この日サンフランシスコは本当に盛り上がっており、テレビ中継の時間には街にほとんど人がいませんでした。

勝っても負けても街には出ない方がいいとアドバイスされました。

きっと全米どこでも同じような光景が見られているのでしょうね。

試合終了時、ホテルの部屋にいたにも関わらず、悲鳴ともため息とも分からない声が聞こえましたよ。残念でした。

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僕はと言えば、引き続きSIPE工学系レーザー学会に出席しています。

こちら、僕の初日の口演発表枠です。

小さいですが、9時20分の枠に、僕の名前が見えますか?

今日は一日口演をきいた後、posterセッションのディスカッションに参加しました。

この学会では僕の発表した口演枠と比較して、5倍以上のポスター発表枠がありました。

研究者がポスターの目の前に立ち、真剣に発表しますが、どの研究も一見どころか熟読に値するもの。

レーザーを使用したOCT(レーザーエコー画像診断器)。

パルス幅がフェムト秒、ピコ秒単位のレーザー照射機器。

またレーザー光による、免疫システムへの影響を調べた実験。

ガン細胞に集積される特殊な染料を利用して、より確実にがん組織を破壊する研究。

皮下の線維芽細胞や水分含有量や様子を光を使って測定する技術。

今までも注目してきた研究成果が、より進んでいることを実際に肌で感じます。

やはり世界のレーザー研究は日進月歩で進んでいます。

これらの新しい研究成果が日本語に訳されて教科書に載るのは遥か先の話でしょう。

そしてレーザー医療機器に対する研究予算が違いますね。

日本では国も企業もここまで予算を出す事が出来ないと思います。

つまり、どんなに優秀な研究者が集まり、日々たゆまぬ努力を重ねても、同じ土俵で戦っては、研究として日の目を見る機会に恵まれづらい。違う視点を持たないといけないのですよね。

改めて色々と考えさせられました。

そして僕自身も、予算に負けないクリエイティブな研究を心がけ、これからも頑張ろうと、決意を新たにしました。

 


第47回スーパーボウル

サンフランシスコは今、夜の7時。

たった今第47回スーパーボウルをサンフランシスコ49ersとボルチモアレイブンズが争っています。

学会会場から歩いて帰ったのですが、街にはほとんど人がいません。

勝っても負けても繁華街には出ない方がいいと言われました。


■2013年2月 サンフランシスコ出張②SPIE Photonics West 2013 BiOS 口演発表 無事に終わりました

米国はサンフランシスコに出張して2日目。

朝日が昇り、霧のサンフランシスコ。

僕は、アメリカ時刻の2013年2月2日から現地で開催されているSPIE Photonics Westに参加しています。

この学会は、一昨年前に発表する機会を頂いたボルチモアのCLEOと並んで、世界最大の工学系レーザー学会です。

僕の口演時間は、2月2日朝8時、プログラムの開始と同時に始まったTherapeutics and Diagnostics BiOS(Biomedical Options)の3人目。

早々に発表者と書かれた名札をもらい、緊張の中、なんとか約20分の口演を終え、ほっと一安心しました。

多くの質問が出ましたが、一人ひどいロシアなまりの英語で質問されて質問の内容がよくわからず、チェアマンに助けて頂いた事を除いて、無難に答えることができ、もちろん今後を考える上で細かい反省点などはあるものの、今の段階で出来ることをすべて出し切ることができたと、自分なりに満足度の高い発表になりました。

その後1日この学会の口演発表を聞いていたのですが、いつも出席する医学系のレーザー医学会とは比較にならないぐらい工学的に高度な発表や質問が多く出て、知的好奇心が非常に満たされました。次の研究のヒントも沢山頂きました。

そして、よくもこの若輩者の自分に、この学会で口演発表させていただく機会を与えられたものだと、改めて関係者の方々に感謝の気持ちで一杯になりました。

こちら、学会最初のコーヒーブレイク。

漲る活気が分かって頂けると思います。

サンフランシスコでは、米国レーザー医学会で良く会うレーザー会社の研究職の工学博士や、ビジネススクールで一期後輩にあたる米国のレーザー会社に勤める方(でもレーザー工学学会では大先輩なのですが)とも偶然再会することが出来て、非常に嬉しく、充実しました。

夜には、自分へのご褒美にとっておいたサンフランシスコバレエの公演チケットを持って、サンフランシスコオペラ劇場に向かいましたが、こちらも素晴らしい公演でした。

あと3日間学会で勉強させて頂いて、7日に帰国します。

 


■2013年2月 サンフランシスコ出張➀SPIE Photonics West 2013 BiOS EXPO 口演発表 サンフランシスコに着きました

おはようございます。

2月1日。今日はクリニックFは僕が米国出張のため外来はお休みです。

電話番のスタッフが出勤していますので、ご予約、ご質問はお受け出来ます。ご連絡がある方は、03ー3221ー6461までお願いいたします。

昨日は休診日の木曜日。とはいえ、出張直前はいつもより忙しい一日となります。

まず、静かなクリニックに朝から出勤し、本日の工学レーザー医学会の演題のプレゼン作りを。

同時に今まで終わっていなかったクリニックFのすべてのコンピューターのWindows8のインストール。

午後からはテキサスの新興レーザーメーカーの製作した機種が日本でお披露目があるというので、東京アメリカンクラブに向かいました。

その後、一社サプリメント会社との打ち合わせをした後に、文京区湯島の株式会社JMECにて新たにモデルチェンジ機種がデビューするレーザー光治療機器を見せてきただきました。

同じ建物同じ階の天神下皮フ形成外科の谷野院長にご挨拶し、情報交換をさせていただき、夜の会食後、22時に羽田空港国際線ターミナルにチェックイン。

日にち変わって2月1日の0時5分のサンフランシスコ便に乗り込みました。

なんとか予定をこなせた、というかんじでしょうか。

17時間の時差で、日付は一日戻り、1月31日の16時にサンフランシスコに着きました。

着陸直前、ゴールデンゲートブリッジが綺麗に見えましたよ。

橋の上に映画で有名になった、アルカトラズ島が見えます。

サンフランシスコの街並もこの通り。

空港からは街中までは、バートで移動しました。

約30分ぐらいでサンフランシスコの街に到着。

ちょっとウキウキする瞬間です。

ホテルはサンフランシスコベイが見える、ハイアットリージェンシー。

窓からの景色。とても気に入りました。

 

今回サンフランシスコに来たのは、Photonics Westという世界最大級の工学系レーザー学会で発表をするため。

年末から早くも三度目の渡米ということになりますが、来月はマイアミで米国皮膚科学会、さらに4月にはボストンで米国レーザー医学会と、今年も本当に毎月のようにアメリカに通うこととなりそうです。

今回は、3年間の工学部博士課程で行なった研究、ここまでの総決算を発表しにきたことになります。

すでに90回以上英語で発表している医学系レーザー学会であるならば、英語にまだまだおぼつかないところはあるものの、慣れもあっていくらでもアドリブは効くのですが、工学系ということになるとまだまだ不勉強・不慣れなところもあり、プレゼンテーションと台詞をきちんと作り込んで臨まなければなりません。

支えてくださっている方々の顔を思い浮かべながら、いよいよ本年中に授与が確定した工学博士号に値するよう、自分なりにベストを尽くし悔いのないよう、頑張ります。

これから集中して最後の仕上げをしていきますね。

また、この近郊にある医療レーザー機器メーカーの本社を見学出来るか、連絡を取っていますので、こちらもまたブログに上げてゆきたいと思います。


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