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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:アジア インド編

■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑤ インド学会一日目のアクネスカーの招待講演

おはようございます。

今日4月18日もクリニックFの診療日です。

インドより帰国したばかりですが、明日より米国レーザー医学会に出張です。

口演発表ですので、プレゼン作成の準備に頑張っています。

さて、僕のブログ国際学会周遊記は、インド国際皮膚外科学会の一つ目の招待講演の話。

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今回は、学会初日のニキビ跡治療のセッションで、1つ目の学会招待演者枠で話をすることになりました。

下から二番目に僕の名前があるのがわかりますか?

座長は、ニューヨークの超有名ドクターの、サディック医師。

実は2008年に彼のクリニックを見学させていただいて以来の再会。

まさかインドで再会するとは思いませんでしたよ(笑)。

アクネスカーの演題だけに、参加医師たちの本気度も違います。

クリニックFで使用しているフラクショナルレーザー機器を、いかに使い分けて、ニキビ跡の治療をしているかを話させていただきました。

 


■インド国際皮膚科学会ISDS出張④ クトゥブ・ミナール オーパーツ アショカピラー

さて翌朝。

こちらはホテルのラウンジでの様子。

鬱蒼とした熱帯の植物がありますね。

タイムズ・オブ・インディアを読みながら、朝食を食べます。

インド料理に挑戦してみました。

インド全土では、ハリウッド以上に映画が製作されているという話を聞いたことがありませんか?

インドは映画大国なのです。

ちょうど、過去ベスト40の人気映画が特集されていました。

インドの映画といえば、僕としては忘れられないのが、「ムトゥー踊るマハラジャ」という映画なのですが、このベスト40には入っていなかったですね。

朝食を食べたのち、学会会場で今回の招待先の企業と打ち合わせ。

学会開催期間中の講演の日程を確認します。

結果。初日の今日は、16時半にニキビ跡のセッションで講演があり、それまでは自由な時間となることになりました。

限られたインド滞在時間。

まずはデリー周辺の、クトゥブ・ミナールに行くことにしました。

こちらは1026年から1290年の、インド最初のイスラム王朝である奴隷王朝(Slave Dynasty)の遺跡。

初代スルタンのアイバクがヒンドゥー教徒への勝利を記念して建てた塔。

アイバク含め3代の王が、奴隷階級の出身であったことからこの名前がついたのです。

観ての通り、かなり大きな塔ですね。

初代アイバクが作り上げたのは、この第一層で、後の王たちが、塔を上に伸ばしていったのだそうです。

彫刻は綺麗ですね。

この塔の奥には、世界の「オーパーツ」といわれるもののひとつ。

「アショカピラー(デリーの鉄柱)」

があります。

ところで、オーパーツって、ご存知ですか?

オーパーツとは、「OOPARTS(out-of-place artifacts)」、つまり「場違いな工芸品」という意味。

発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品のことで「アステカの水晶どくろ」や「コロンビアの黄金のスペースシャトル」などが有名ですよね。

こちらの鉄塔もグプタ王朝(4世紀)がインドを統一した記念に作られたといいます。

1700年も経過したのちも腐食していないのです。

ゲートを超えると見えてきました。

子供の大きさからわかるでしょうか?

約7mぐらいの鉄柱です。

鉄柱が1700年前から錆びないというのはやはり不思議なことですね。

こちらのゲートはクワット ウル イスラム マスジット

風が強かったです。

綺麗な造りですが、もともとはヒンドゥー寺院やジャイナ寺院をゾウで破壊した石で作られているのだそうです。

石をみると、それぞれ違います。

独特の雰囲気ですね。

遺跡の方からクトゥブ・ミナールを観ると、このような情景です。

数世紀、数王朝を乗り越えた歴史がクトゥブ・ミナールには刻まれているのですね。

写真では見えにくいのですが、実はこの日はものすごい突風で、乾燥し、ほこりが舞っていました。

生ジュース屋さんも出ていましたが、これを飲む勇気はさすがになかったですね(苦笑)。

 


■インド国際皮膚科学会ISDS出張③ 国際皮膚外科学会 ISDS開催

滞在先のホテルで開催されている、インドの国際皮膚外科学会 ISDS。

到着したちょうどその時に、エレベーターで本学会の副会長の先生に会い、開会レセプションをやっていましたので、参加してきました。

まずは合唱で学会のレセプションが始まります。

今回は二つの学会が合同開催され、初めての国際学会でもあったようで、海外からの来賓(僕も含むのですが)の挨拶などが開催されました。

このような円卓での学会。

珍しいですね。

開会の式典で火がともされます。

1000ページ以上にわたる、学会での教科書が完成したそうで、これもお披露目されていましたよ。

このようなホテルでした。

インド独特のイントネーションで話される英語に慣れるまで、ちょっと時間がかかりそうですが、だいたいどの様なドクターが参加するのかは、よくわかりました。

明日はひとつ目の招待講演がありますので、少し手直しをしなきゃ。

 

 


■インド国際皮膚科学会ISDS出張② インドの国際皮膚外科学会の招待講演より帰りました

おはようございます。

4月16日(月)。エアインディアでデリーより今朝帰国し、そのままクリニックにやってきました。

4日ぶりにクリニックFの診療日です。

インドには3日間滞在しました。

ISDS(Internatinal Society for Dermatologic Surgery)2012では、学会の招待演者枠で二日間講演し、最終日の昨日日曜日は実際にレーザー機器を使用したデモンストレーションをしてきました。

短い期間でしたが、仕事としても得るものが多く、また生まれて初めてのインドということで様々なものを見ることができました。

実り多い出張となりました。

さて、今回の滞在で、仕事をなんとか終えることができたらなんとしても行ってみたかったのが、デリーから200km離れたアグラという都市にある「タージマハル」です。

17世紀のインドのムガル帝国。

ムガール帝国は、オスマントルコやチムール帝国といったモンゴル帝国の血をひくひとつですが、その最盛期ともいえる第5代皇帝のシャー・ジャハーンが、亡き愛妃のために22年もかけて作り上げた白亜の巨大建築物が、タージマハルです。

どうしても一度見てみたかったんですよね。

 

どうにか予定をやりくりし、二日目の講演を終えた12時にいざ出発。

道なきインド道を5時間半かけて車で走り、行ってきました。

到着したのは日暮れの閉門直前。

この時間ならではの、ちょうど日没にかかる素晴らしい景色を観ることができました。

幸運でしたね。

夜7時にアグラを出ましたが、ホテルに着いたのはなんと真夜中の1時でしたよ。

さて、帰国した僕ですが、次はアメリカ出張が待っています。

今週は今日16日から明後日18日まで診療させていただき、木曜日からフロリダのオーランドで開催される米国レーザー医学会の講演のため、僕の外来は24日まで休診をいただくことになります。

ご迷惑をおかけしますが、スタッフは通常出勤しておりますので、ご予約やご質問がありましたらご連絡くださいね。

インドで撮った写真はまだありますので、明日以降アップしていきます。

 


■インド国際皮膚科学会ISDS出張① インドに着きました!

初めてエアインディアに乗って、インドに来ました。

こちらの気温は、夕方5時で34度。

日本との時差は3時間30分です。

30分単位で時差がある地域は、世界でも数カ所しかなくて、稀ですよね。

旧宗主国の大英帝国のGMT(世界標準時)に対抗したんでしょうか?

快晴の成田空港。

僕は今まで、世界の70か国近い国と経済地域を訪れていますが、インドは今回は初めて。

なぜか縁がなかったのです。

一回インドに行くと、二度と行かない人と、どっぷりインドにはまる人がいると言いますよね。

インドのデリーまでの航路は中国の真上を通り、ヒマラヤ山脈の東を越えるルート。

 

こちらはおそらくチベット上空の山岳地帯。

注意深く見ていたのですが、残念ながらヒマラヤ山脈の写真を収めることはできませんでした。

ちょっと航路がずれていたんでしょうか?

気付いた時にはもうデリーに着陸しますよとのアナウンス。

このような田園の景色でした。

インディーラ・ガンジー国際空港。

エアインディアの航空機が沢山あります。

いよいよインドに入国です。

パスポートセンターでちょっとびっくりしたのが、この光景。

独特な雰囲気ですね。

空港に着き、GATE No.7でタクシードライバーが名前を待っているというメールをもらっていたのですが、GATEを出ると誰もいません。

しかも、到着ロビーのGATEはNo.6までしかないと、空港の人に言われてしまいました。

ドライバーの携帯電話の番号が分かったので、なんとか事なきを得ましたが、まずは軽くインドの洗礼を浴びた感じです。

まあ想定範囲内ですね。

インド到着早々に、夕日を観ることができました。

 


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