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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 モナコ編

第七回世界アンチエイジング学会会場

ホテルで朝食をとり、学会会場に。。。

フェアマウントホテルは学会会場まで最も近いホテル。

海沿いを歩いていくと、5分で会場に到着します。


会場はこんな入口でした。やはり雰囲気もアメリカの学会とはちょっと違いますね。外観はちょっとした美術館か博物館のようなかんじです。

朝早いとはいえ、会場のレジストレーションもこんな感じで盛況の様子。

今回は招待講演なので、学会主催のスピーカーのところに名札を取りに行きました。

この学会は、僕が通常参加する皮膚科・レーザー学会とは違って、内科的なアンチエイジング治療のブースがたくさんあります。

機械に頼らない、ヨーロッパ的な発想の学会なのですね。

そして、頂いた名札がこれ。

Speakerと記載があります。

ゲートをくぐった後、今回僕を呼んで下さったプロモイタリア社のブースを目指します。

いろいろと観ているうちに、黒をベースにしたクールなデザインのブースにたどりつきました。

僕のブログにも何度も登場していますが、ナポリの開業医、そしてメソセラピーの権威でもある、フィブリオ・バニーニ医師と再会です。

しばしお互いの近況を伝えあいました。明日の後半の講演は、彼と共演になります。

講演の詳細を打ち合わせしました。

そんな中、プロモイタリア社の社長Valerio Matano氏が登場です。

マタノさんは、単身イタリアのナポリで、プロモイタリア社を設立しました。

もともとは化粧品会社でスタートしたのですが、医療用のメソセラピーなどの薬剤を開発することで医療分野へ進出。

現在では25の製品を世界32カ国に輸出しています。

今回の学会ではオリジナルの医療美容機器を9つも展示していました。

彼とはイタリアでも東京でも何度も会っていますが、アメリカのラスベガスの街で、ばったり出会ったこともありましたっけ…。

歳はまだ40代でしょう。やり手な若手経営者の上に、このルックスとファッションセンス。かっこいいですよね。

 


F1モナコGP モンテカルロ市街地コース

一夜明けて次の日の朝。

モナコ時間の朝4時頃目が覚めてしまいました。とはいっても日本とモナコの時差は8時間。もう日本ではお昼の12時です。

昨日は夜でほとんどわからなかった街ですが、日が出てくると、綺麗な街並みが見えてきます。学会の会場は8時に開きますので、朝食までの間、早朝散歩をしてみることにしました。

僕にとってモナコ・モンテカルロは、なんといってもF1グランプリ。インディ500、ル・マン24時間レースと並ぶ世界三大レースの一つですが、ガードレールが近い市街地レースコースです。

コースの難易度も非常に高く、モナコの勝者は「モナコ・マイスター」と称されることは有名ですよね。

ミハエル・シューマッハの記憶はもちろんですが、1989年から1993年のアイルトン・セナのモナコ5連勝は、今でも鮮明に覚えています。

僕は自分でも国内A級ライセンスを取るぐらい、車のレースに集中していた時期があります。ただ、毎年更新が必要なA級ライセンスは、医者として忙しくなった後はなかなか維持できず、もう12年も前に失効してしまいました。

今はたまの週末にF1グランプリをTVで観戦するのを楽しみにしているのですが、早朝ホテルを出て、入口の坂をすこし登ってみると、目の前に

あの「ローズ・ヘアピン」があったのです。

このヘアピンコーナーはF1の全コースの中でも最も半径の小さなカーブとして知られています。

この場所はもともとモナコの鉄道の駅があった場所で、ステーションヘアピンという名前だったと聞いたことがあります。

もうかれこれ20年以上もテレビで観てきた場所ですので、良く見覚えがある景色なのですが、実際には、こんなに高低差があるのですね。早朝なので全く車がいません。

しかも、思っていたよりもはるかに狭い。TVで観るのと実際に見るのとでは大違いですね。

朝から感動してしまいました(笑)。

朝日の中、ホテルの横の階段を登って、

グランカジノの方向に向かいます。

誰も人がいませんね。

オテル・ド・パリの建物を背に、セルフタイマーで写真を撮ってみました。

少し歩くと、眼下には朝日に照らされたモナコの港が見えます。

ちょうどF1のコースを逆走するように坂を下りました。

モナコのコースは全長3.3kmほどです。

ちょうどよい散歩コースになりました。

ちょうどこのあたりを歩いていた頃、日本のメールをチェックしていたら、とても嬉しいお知らせメールが舞い込んで来たのに気づいて、日本に電話。また、この話は後でしますね。

海沿いを歩いてホテルに帰ります。この日は風が強くて地中海は荒れていました。水しぶきが冷たかったです。

最後はこの海沿いのトンネル。このトンネルは、F1コース唯一のトンネルとして知られています。

実はフェアマウントホテルの下にあるのですね。

ちょうどモナコのF1コースを反対回りに歩いた散歩になりました。

とても気持ちよかったですよ。


モナコへ

毎年、3月のAADと、4月のASLMSとの出席で、春には海外出張が続くのですが、今年はその間に、モナコ公国で開催される世界アンチエイジング学会に招待講演でお声を掛けて頂きました。

この学会、一度参加したいと思いながらも、毎年日程がアメリカで行われる二つの大きな学会に挟まり、今まで一度も参加することができずにいたのです。

でも今回は、このとても名誉ある世界アンチエイジング学会で、招待講演をさせて頂ける・・・という光栄な機会を頂いた為、サンフランシスコから帰国して一週間後無理にスケジュールをなんとか空け、ほぼとんぼ返りのスケジュールでモナコに行ってきました。患者さんにはご迷惑をおかけしてしまいました。その分ちゃんと今後の治療に還元していけるよう、欧州の最新アンチエイジング情報も入手してこなくては。

手配して頂いた往路の飛行機はルフトハンザ。機体のシートがスポーツドライビングシートのレカロ社製なのには感動しました。快適な空の旅を過ごせましたよ。

ミュンヘン経由の便です。トランジットしたドイツは、まだ氷点下。寒いので空港の外には一歩も出ることができませんでした。

今回この空港は新しく工事がなされたとのこと。御覧のとおり、ファッショナブルですよね。

さて、乗継18時間以上もかけて、南仏ニース空港に着いたのは夜。

ニース・コートダジュール空港という文字に、今回初めて滞在するモナコ公国は、いったいどんな場所なのか、期待に心が弾みます。

空港には、今回僕を招待してくれたイタリア・ナポリに本社があるプロモイタリア社が手配してくれたリムジンが停まっていて、宿泊先のフェアマウントホテル•モンテカルロまで連れて行ってくれました。

車で約1時間。

ホテルに着いたらバタンキューでベッドに直行でした(苦笑)。


モナコ公国での招待講演

今日クリニックに出勤すると、ユーロ圏から郵便物が届いていました。

開封してみると、

「EuroMediCom Anti-aging Medicine World Congress & Medispa」

の文字が…。

モナコ・モンテカルロで開催されている、アンチエイジング世界医学会(AWMC)の学会誌だったのです。

この学会は、いわばアンチエイジング医療とメディカルスパという、2つの分野を統合したもの。

2003年に、このモンテカルロという、世界最高峰の富裕層が集まる地でスタートして以来、この学会はアンチエイジング・マネジメントに関する世界最大の学会として認識されています。

今年2009年は3月19日から21日にかけて開催されることに決まりました。

そして、大変ありがたいことに、僕は、今年ここで講演をさせていただける事になりました。

昨年打ち合わせして、抄録を送ったときにはまだまだ先の話だなと思っていたのですが、こうして冊子が送られて自分の名前を見ると、にわかに緊張しますね。

しかも、プログラムを確認すると、ヨーロッパをはじめとする五大陸の名だたる先生の名前が載っています。日本人で講演をするのは、僕ともうひとり。その方はフランス語で講演されるようなので、英語で講演する日本人は僕だけということになります。

せっかくお声を掛けて下さった方々に恥をかかせることのないよう、オバマ氏の演説以外にも、3月までにもう少し英語を勉強しておかないと(苦笑)。

頑張ります。

今年もこのモナコを始め、様々な国や地域に出かけて世界各地で行われる国際学会や、レーザー/アンチエイジングに関連する最新情報を、患者さんやこのブログの読者の方々にお届けすることが出来たらいいな、と思っています。そして、ひとりでも多くの方が、こうした情報をきっかけとしてレーザー医療に興味を持って下されば嬉しいですね。

レーザー業界もアンチエイジング業界も、今年は益々おもしろくなりそうですよ。ご期待ください。


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