一夜明けて次の日の朝。
モナコ時間の朝4時頃目が覚めてしまいました。とはいっても日本とモナコの時差は8時間。もう日本ではお昼の12時です。
昨日は夜でほとんどわからなかった街ですが、日が出てくると、綺麗な街並みが見えてきます。学会の会場は8時に開きますので、朝食までの間、早朝散歩をしてみることにしました。
僕にとってモナコ・モンテカルロは、なんといってもF1グランプリ。インディ500、ル・マン24時間レースと並ぶ世界三大レースの一つですが、ガードレールが近い市街地レースコースです。
コースの難易度も非常に高く、モナコの勝者は「モナコ・マイスター」と称されることは有名ですよね。
ミハエル・シューマッハの記憶はもちろんですが、1989年から1993年のアイルトン・セナのモナコ5連勝は、今でも鮮明に覚えています。
僕は自分でも国内A級ライセンスを取るぐらい、車のレースに集中していた時期があります。ただ、毎年更新が必要なA級ライセンスは、医者として忙しくなった後はなかなか維持できず、もう12年も前に失効してしまいました。
今はたまの週末にF1グランプリをTVで観戦するのを楽しみにしているのですが、早朝ホテルを出て、入口の坂をすこし登ってみると、目の前に
あの「ローズ・ヘアピン」があったのです。
このヘアピンコーナーはF1の全コースの中でも最も半径の小さなカーブとして知られています。
この場所はもともとモナコの鉄道の駅があった場所で、ステーションヘアピンという名前だったと聞いたことがあります。
もうかれこれ20年以上もテレビで観てきた場所ですので、良く見覚えがある景色なのですが、実際には、こんなに高低差があるのですね。早朝なので全く車がいません。
しかも、思っていたよりもはるかに狭い。TVで観るのと実際に見るのとでは大違いですね。
朝から感動してしまいました(笑)。
朝日の中、ホテルの横の階段を登って、
グランカジノの方向に向かいます。
誰も人がいませんね。
オテル・ド・パリの建物を背に、セルフタイマーで写真を撮ってみました。
少し歩くと、眼下には朝日に照らされたモナコの港が見えます。
ちょうどF1のコースを逆走するように坂を下りました。
モナコのコースは全長3.3kmほどです。
ちょうどよい散歩コースになりました。
ちょうどこのあたりを歩いていた頃、日本のメールをチェックしていたら、とても嬉しいお知らせメールが舞い込んで来たのに気づいて、日本に電話。また、この話は後でしますね。
海沿いを歩いてホテルに帰ります。この日は風が強くて地中海は荒れていました。水しぶきが冷たかったです。
最後はこの海沿いのトンネル。このトンネルは、F1コース唯一のトンネルとして知られています。
実はフェアマウントホテルの下にあるのですね。
ちょうどモナコのF1コースを反対回りに歩いた散歩になりました。
とても気持ちよかったですよ。