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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:アフリカ 南アフリカ編

帰国しました。

南アフリカからたった今、香港経由で無事帰国しました。

今回もネット状況が悪く、日本とうまく連絡を取り合うことができず、方々で御心配頂いていたようで、申し訳ありませんでした。

あやうく飛行機事故にあいそうになったり、危ない目にもあった場面もありましたが、おかげさまで元気に帰ることができました。ありがとうございます。

今回はこんなチョコレートのお土産を買ってきました。

収穫が多い、素晴らしい出張でした。ドクターとの出逢いに恵まれたケープタウン、想像以上に危険だったヨハネスブルグ、ライオンやサイ、ゾウ、水牛、ヒョウの「BIG5」に会う事ができたサファリ体験、そしてビクトリアの滝のジンバブエ…。

本年2月のエジプトに次ぐ、二度目のアフリカ大陸は、予想以上にすごかったです!

また追ってすこしずつブログでご紹介してゆきますね。


野生のゾウ

チョベ国立公園の入口はこんな感じです。

綺麗なロッジで食事をして、サファリに出発します。

チョベ国立公園では、こんなジープに乗りこみます。

約2時間ほど走っていくと、目を見張る風景が。

野生のゾウがいるのです。

日本では、こんな風景の中でこんなに自然な表情をしているゾウを間近で見る・・・なんてことはありませんから、興奮しましたよ。

キリンもいましたよ。


日帰りでボツワナへ

ヨハネスブルグからジンバブエまではおよそ2時間前後で到着します。

一番見たいのはビクトリアの滝だったのですが、それだけだと時間を持て余してしまうというので、隣のボツワナにあるアフリカを代表する国立公園のひとつ=チョベ国立公園まで足を延ばしてみることにしました。

野生のゾウやキリンがサファリの中でジープの上から観察できるというチョベ国立公園へは、観光も含めて往復で約4時間程度で行けるのです。

陸路国境を超えたのですが、こんな感じの建物がパスポートセンターになっていました。


ジンバブエへ

ヨハネスブルグで打ち合わせを終えた後、次に向かうケープタウンまでに、一日半あったので、一泊二日の強行スケジュールで空路ジンバブエへ向かいました。

アフリカ・・・しかも南アフリカに何度も来ることは叶わないでしょうから、一分一秒も無駄にしたくなかったんですよね。

ジンバブエは1980年にローデシアというイギリスの統治領から独立しました。

僕が小学生の時の地理の時間に、

「もっとも最近独立国になったのは、アフリカのジンバブエと言う国です。」

と先生に教えられ、地図帳の国の名前を書き換えた覚えがあるので、強烈に記憶にあるのです。

子供の時は、国の名前が変わるなんて考えられなかったですから、ものすごく不思議だったことを覚えています。

ジンバブエは、国外メディアの報道規制は厳しく、CNNやBBCをはじめとした国外マスコミの取材が禁止されているそうです。

また経済的にも安定しているとはいえず、通貨であるジンバブエドルは世界で最も価値の低い通貨トップ5に入っているそうで、インフレ率も激しく、500000000(5億)ジンバブエドルなどという札も存在します。先日読んだ経済誌には、昨年のジンバブエのインフレ率は16万5000%であったと記載がありました。想像を絶しますね。

この画像は「zimbabwe.net」からお借りしました。

こうした経済状況の中、ジンバブエとザンビアの国境にある「ビクトリアの滝」は海外通貨を稼ぐには絶好の観光ポイントになっています。

僕は、1997年に北米のナイアガラの滝に行きました。2007年には南米イグアスの滝に行ったので、どうしてもこの目で世界三大瀑布の最後の一つ。ビクトリアの滝をこの目で見てみたかったのです。

ちなみに上の写真は、空港で初めて見たジンバブエ航空の機体の写真です。

飛行機が大好きなものですから、ついつい写真も飛行機の写真ばかりですみません。

「南アフリカ航空の機体と何が違うのかわからない」

とクリニックのスタッフに言われてしまいました。

全然デザインが違うんだけどなぁ・・・。


オゾンホール

オゾンホールって聞いたことありますよね。

オゾンは大気中に濃度としてはほとんど存在しない微量なものですが、太陽から降り注ぐ紫外線をほとんど吸収してくれる物質です。

これら成層圏に存在するオゾン濃度が、北極と南極を中心にして低下して紫外線が降り注ぐようになった穴を

「オゾンホール」

と言います。

この穴は、南極圏の方が大きいのです。

これは何を意味するかと言えば、つまり

南半球の方が紫外線が強い

ということを意味するのです。

強い紫外線は、人間の健康に大きな影響を及ぼします。紫外線が10%強くなると、皮膚がんの確率が16%上昇するという過去の研究データも存在します。

身に迫る危機として、紫外線対策についての研究は圧倒的に南半球の方が北半球よりも進んでいます。南半球の各国では、ニュース番組を見ていても、翌日の紫外線指数を14段階に細かく分け、天気予報の度に放映するのです。

消費者も紫外線の怖さを知っているため、オーストラリアの子供達の水着も露出が少なく、こんなに肌を守る構造になっています。

これはこれで可愛いですけれどね。

今回のアフリカ出張では、この紫外線対策から発展した「光老化」や「抗酸化」に関して研究をされているドクターや研究者の方とお会いする機会を持つことができました。

皮膚の老化に関わっている人間としては、とても勉強になりましたよ。

 


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