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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’⑨チューリッヒ シャガールのステンドグラス 聖母聖堂

おはようございます。

今日10月5日(金)はクリニックFの診療日です。

昨日・木曜日の休診日には、工学部の教授にクリニックまでお越しいただき打ち合わせ。

いよいよ工学博士論文提出申請書類の手続きに入ることとなりました。

今月一杯をめどに、今まで書いた工学論文の日本語による“まとめ”を行います。

来年4月の米国レーザー医学会の演題も、今月が締め切り。

今月は下旬にかけて米国出張も確定。さらにもしかしたらインドネシア出張も入るかもしれません。

学会シーズンの秋。また忙しくなりそうです。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、先週帰国したばかりのヨーロッパ出張記です。

**************:

バゲッジロストして、今日はもう空港が終わりだからと追い出されてしまった翌日。

ホテルで歯ブラシや髭剃り、下着など最低限のものを購入し、空港に行き荷物の状況を確認します。

スーツケースはこの段階ですでに見つかっていて、おそらく午後4時の次のスイスエアでチューリッヒに着くだろうとの話。

午後4時まで7時間ばかりあります。急遽チューリッヒの観光が出来ることとなりました。

起きたアクシデントにもラッキーを見つけることが、旅を続ける秘訣ですね(笑)。

まず出かけたのはチューリッヒ湖。

のどかな光景に、心が凪いでいきます。

こんな車も見つけました。

そして、シャガールのステンドグラスで有名な聖母聖堂。

シャガールらしい色彩感覚はここでも独特で、射し込んで来る光と共に静かな時間が流れます。

 


日本トリム講演会 アンチエイジングと水 表参道 Tokyo Baby Cafe

プラハ出張から帰国して一日半。少々まだ時差ボケは残っていますが、体調は良いようです。

今日は朝から、表参道にあるTokyo Baby Cafeで「アンチエイジングと水」について、講演をさせていただきました。

場所は、表参道の裏。とんかつ まい泉のななめ前あたり。

地下にあるお店で、お母さんと子どもが一緒に過ごすことのできるカフェのようです。初めてこの場所に来ましたが、小さな子供とお母さんが遊びに来ることの出来る場が都心にあるのは便利ですよね。

講演内容は「アンチエイジングと水」について。

今回は、アンチエイジング医療の定義について。

活性酸素が老化と病気を進めるメカニズムについて。

さらに現在活性酸素を除去するために水素を利用した英文論文を10編ほど引用し、それぞれについてコメントをさせていただきました。

今回の講演にあたって、過去10数年間の英文論文を調べてみてわかりましたが、気体である水素分子を抗酸化治療に使うことについて、特にこの5年でかなり多くの発表がなされているのです。

20世紀には、生体内での気体の動態は、測定することはほとんど不可能だったと思うのですが、特に同じ気体である一酸化窒素(NO)が、血管内皮細胞やマクロファージなどから産生され、生体内で機能を持つということが発見されて以来、生体内気体の機能に注目が集まってきました。

ここで水素という気体の生体内での働きが注目されて、研究されてきたのかもしれません。

酸素を糖と反応させて、ミトコンドリアで代謝すると、2%の活性酸素が生まれます。

一般的な活性酸素の代謝を考えると

1.SO(スーパーオキシド)がSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)によってH2O2(過酸化水素)に変化する。

2.さらに発生したH2O2がカタラーゼやGSTによってH2O(水)にして無毒化する。

という、二段階の経路があります。

しかしながら、SODやカタラーゼ、GSTの除去能力が低下すると、H2O2を代謝できず、有害なヒドロキシラジカル(•OH)が発生します。

この悪性活性酸素であるヒドロキシラジカル(•OH)を除去していたのが

食事で摂取される抗酸化物質

および

腸内細菌によって作られる水素

であったともいえるのです。

アルカリイオン水などの機能水は、効能としては胃腸状況の改善という枠しか厚労省の認可を取れていませんが、本来は電解してアルカリイオン水を生成する上で、大量に含まれていた水素分子が様々な役割を担っていた可能性はあります。

水素分子はこの世の中で、最も小さな分子で、電離した直後より拡散していきますので、ペットボトルやアルミパックでの保存は難しいとは思います。

奇跡の水として知られるルルドやノルデナウの泉などの水を飛行機で移動して測定しても普通の水と何ら変わりがなかったのはこのためでしょう。

電解されたばかりの水を利用することが条件ですが、今後飲用の水素水の効果がより明らかになってゆくと思います。

水素分子の入った水を飲むことにより、消化管から水素分子が体内に拡散され、口腔内からの水素濃度が上昇することがわかっています。

有害な活性酸素を、体内で水素分子が除去する仕組みが解明できるはずです。

医学的にはちょっと高度でアカデミックな講演になってしまいましたが、皆さん楽しそうに聞いていてくださったので安心しました。

ご一緒させていただいた歯科医師の宝田恭子先生と一緒に写真を撮っていただきました。

会場のせいもあって、講演後も和気あいあいとした雰囲気で皆さんのご質問に答えることができました。

楽しく過ごさせていただきました。

次回からはヨーロッパ出張記を始めますね。


超有名英文医学雑誌からのレヴューワーの依頼

おはようございます。

今日10月2日はクリニックFの診療を再開しています。

ちょっと留守していたため、残務が沢山。患者さんも沢山。

時差ボケの中、集中力を切らさずに何とか頑張っています。

さて、帰国してメールを開けてみると、超有名英文医学雑誌からレヴューワーの仕事の依頼が。

医学雑誌のレビューワーとは、その論文が出版に値するか、過去に執筆した論文などから専門分野の近い学者が編集者から依頼される仕事。

たいてい一流誌だと数名以上のレビューワーが論文の判定をします。

すごい名誉なことだなあと、論文の題名をみてみると、確かに自分の研究内容と良く似ている!!

これはレビューの仕事も来るなと。

しかし、文章を開けてわかりました。

なんと、先日の共同研究で自分も加わった研究。

しかも、僕は4番目の著者に入っているのです。

I have checked the manuscript and that is possible publication.
But unfortunately, I can not review because I am one of the authors of this article.
Coincidence.

と返信しておきました。

とほほ(笑)。

先ほど、編集部から、「混乱させて申し訳なかった。知らせてくれてありがとう。」

というメールが届いていましたよ。


■21st EADV Congress in Prague ‘Skin is Vital’⑧出張減量の結果 無事に帰国しました

本日、出張先のスイス(チューリッヒ)、オーストリア(ブレゲンツ)、リヒテンシュタインとチェコ(プラハ)より、パリ経由で帰国しました。

欧州レーザー機器メーカーとの機器開発の打ち合わせや、ヨーロッパ皮膚科学会での発表など、充実したものになりました。

こちら、バゲッジロストの際に、着替えも何も手元になく困りはて、急遽チューリッヒで購入したポロシャツ。

そしてプラハのお土産のチョコレートです。

忙しかったのもありますが、食事を減らして運動して筋肉をつけるようにしたので、9日間の出張期間で、4kg弱の体重減少。

写真で見るとちょっと痩せましたかね(笑)?

出張中、患者さんを始め、関係者の方々にはご迷惑をおかけいたしました。申し訳ありませんでした。

明日10月2日よりクリニックFは、通常診療となります。また明日からよろしくお願いします!

 


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