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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:書籍・雑誌・漫画・文藝

『ネコの手も貸したい』

作詞家の及川眠子(おいかわねこ)さんの作詞術の本読んでます。

残酷な天使のテーゼや魂のルフランなどのアニメーションの作詞なども手掛けています。

薄い本だと思ったら、内容が濃くて素晴らしい。こんなに手の内を明かしてしまって良いのか?ぐらいの内容。

実は僕自身は歌詞が聞き取れません。

絶対音感がある人の特徴なのですが、音程を脳の言語中枢と同じ部位で認識しているからなのではないかと思います。

カラオケをする様になって初めて、歌詞の良さに気づいた曲がたくさんあるのです。

及川さんが薦める作詞術としては、まずは曲全体のフレームを作り、そこに数百の言葉を入れ換えてゆく考え方を紹介しています。

さらに、第二番の歌詞を思いつかずに困っている人の例を出して、そこは曲全体のフレームを初期に把握しないでスタートしたからだと断言しています。

この手法は僕たちが論文のスキームや、ビジネススキームを考えるアウトプット手法とほぼ一緒です。

反対に新たな分野の勉強の際などのインプット局面では、僕は目次などを利用して学問全体の本棚(フレーム)を頭の中に作り、そこに本を入れていくイメージで知識を固めていきますね。

専門外の良書には、思いつきがたくさんありますね。まさに濫読のすすめ。でもこれは同じことが人間関係にも言えるのかもしれません。

専門の違う優秀な人物との関わり。これが人生を豊かにするんですね。


社会学の未来と幸福論

今日乗るはずだった関西行きの航空機はキャンセルされたので、本を読んだり、溜まっていた録画番組を観たりしています。

こうした時間も大切ですね。

確かFaceook友達がアップしていて前に買ったこれらの本、まとめて読んでみましたが、社会学の未来の対談と幸福論。

金融資産があれば自由を、人的資産があれば自己実現を、社会資産があれば共同体との絆や一体感を得られるけれど、三つを同時に得られている人は、ほとんど存在しません。

そして人生の後期には、どんなにお金を持っていても、自己実現していようが、最後には人柄がいい人。

人の世話をよりした人が得をするし、幸せになれる。

どちらも興味深かったです。


THE MAGARIGAWA CLUB サーキット初回講習

今日はマガリガワのサーキット初回講習にやって来ました。

借りたポルシェケイマンでインストラクターと並走しましたが、終わったのち開口一番

「お上手ですねえ。同じ車種なので何度も煽られてしまいました。」

と。

僕も日本人で初めて4段階のフェラーリ本社のレーシング養成プログラムを最終まで通い、国際C級レーシングライセンスをフィオラノサーキットを取得しましたからね。

初めて走ったマガリガワコースは、高低差が大きなブラインドコーナーも多く、過去に走った海外のサーキットの中でも、ニュルブルクリンクの北コースや、スパフランコルシャンに近い感じがしました。

ストレートの無いポルシェのエクスペリエンスセンターと異なり、それなりの長さのストレートが3本あるので、真剣に踏めばトップエンドは300km/hぐらい行くでしょうね。

その後はマガリガワのプールサイドで読書。

今年でたばかりの「お寺の行動経済学」。

江戸以前の日本において僧侶とは、祈祷師、医師、大学教授を合わせたような知的な存在だったといえますが、その日本のお寺の多くが、現在後継者に悩んでいます。

1人の僧が、幾つかの寺の住職を兼任する場合も多いのです。

僕も僧籍をいただいて早1ケ月。

アカデミックな分野の一つとしても仏教研究には興味があります。

今後は寺子屋のような地域の教育機関として、法事や葬儀のように檀家に依存しない、日本の国益に則した寺院の経営モデルを考えてみたいですね。


「世界の先人たちに学ぶ 次世代リーダー脳」山元賢治

仏道学院で机を並べた13人の仲間の中で、最も大物は、ジョブズに請われてアップルジャパンの代表をされていた山元賢治さんでした。

法名、治空さん。

今回新たな本を書かれたので、予約購入していたものが本日届き、早速読破しました。

著名なリーダーの言葉と共にリーダーとしていかに考えるべきか、端的にまとめた本でした。

どの話も含蓄があり、しばらく持ち歩いて何度も読もうと思いました。

本の最後にジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式で話した言葉が書かれています。

ネタバレになりますので書きませんが、あの有名な

Stay Hungry. Stay Foolish.

ハングリーであれ。愚か者であれ。

の講演の一部からの引用です。

心に染みると共に、あの時代のジョブズと一緒に仕事が出来たのは本当に僥倖な事だと思いました。

ジョブズのスピーチを久しぶりに聞きましたが、言葉に重みがありますね。

本も講演も、どちらもおすすめします。


「株式会社アメリカの日本解体計画」

Amazonで買ったこの本。

小泉純一郎と竹中平蔵が郵貯民営化の名の下に、アメリカに郵貯資産を売り渡し、いかに日本を破壊してしまったかが書いてあります。

マスコミから得る印象とは明らかに違いますよね。さらに今後狙われるであろう、日本の中小企業の技術や水利権など、日本を守る手段についても幾つか提案がありました。

日本は世界でも際立つほどマスコミの信頼度が高く、今回のコロナ禍のような事が起こりましたが、そもそもマスコミの株主には外資が多く入っています。

聞き慣れない法律を聞いたら、国会のWebをチェックして、どの部位をNHKが「報道しなかったか?」を調べると、本当は国民に隠したい事がわかると。

なかなか良い本でした。


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