この日の夜はフィレンツェでの最後の会食になるからと、マウロが自分のお気に入りの場所に連れて行ってくれるといいます。
一時間ぐらいかかるけど、いいかい? と聞くので、もちろん と答えました。
フィレンツェからローマ時代の門を抜けて郊外へ。
シエナ方面に向かいます。
日が沈んでゆきますが、トスカーナの雄大な景色が見られます。
いったいどこまで走るんだろう?
と思っていたときに
マウロがふとここゆっくり走りだし、「ドクター。カメラを用意して」
というのです。
カーブを曲がったところで飛び込んできた景色は…。
こんな小さな街でした。
この街の名前だそうです。
ちょうどこの場所についたときに日が沈みました。
地域一面がブドウ畑。
こちらでワインを作っているのです。
このワイン畑にあるこんなレストラン。
マウロの古い友人がやっているのだとか。
中に足を踏み入れるとこんな感じ。
出てきた料理がまた絶品ばかりなのです。
僕は鳩を食べました。
三種類のワインを飲み比べたり、楽しい夜を過ごさせていただきました。
外に出ると、もうすっかり夜が更けていましたよ。