おはようございます。
おかげさまで、昨日5月26日でクリニックFも開院後丸6年が経ったことになります。
今日も朝からたくさんの患者さんにご予約を頂き、こうして今でもクリニックを存続できていることに感謝の気持ちで一杯です。
開院当初から応援してくださり、今でも定期的にご来院下さる方も多く、クリニックFは幸せ者です。ありがとうございます。
7年目も着実に、そして丁寧に一日一日を積み重ねていきたいと思いますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
さて、今日は先週帰国したばかりのドイツで購入したものをご紹介しますね。
ドイツはバイロイトの街はずれにある、小さな路地で見つけた古本屋さん。
中に入ると、蔵書が一杯です。
実は、これらすべてがワーグナー関係の古本なのです。
宝物を掘り出す気持ちで3冊の本を見つけ出し、購入を決めました。
こちらのお店のご主人にお世話になりましたよ。
ひとつはこちらの1884年出版のバイロイト通信。
130年前に発行された大きな冊子ですが非常に丁寧に作られたらしく、いまだ綺麗なままです。
中はドイツ語ですが、挿絵も綺麗ですよ。
こちらはバイロイトにおけるワーグナーの住家であった「バーンフリート」。
この言葉はワーグナーの造語だそうですが、Wahn (情熱)と Friden(平和)からきているのではないかといわれています。
さらに、購入した1900年代の初頭の二つの楽譜。
左が1903年発行の「ニュルンベルグのマイスタージンガー」
右が1913年発行の「さまよえるオランダ人」。
こちら「マイスタージンガー」のスコアです。
110年前の楽譜はどんなものだろうと思っていたのですが、実際に観てみると、現在印刷されているものと全く変わらないですね。
しかも、ヨーロッパ大陸で、湿気のないところで保存されていたので、多少黄ばみはありますが、紙質も綺麗です。
ちょうど100年前の「さまよえるオランダ人」の方にも、魅力的な挿絵が。
しかもこちらは二色刷りです。
1913年といえば、日英同盟、日露戦争と帝国主義の国際社会に突入し、第一次世界大戦が始まる前年。
そんな年に出版されたのかと思うと感慨深いですよね。
こちらも、二つの世界大戦を経て、100年以上経っているとは思えない仕上がりです。
ドイツのライブティヒは活版印刷が発明された場所でもあります。
骨董品で高そうと思われるかもしれませんが、ドイツですので、3冊買って1万5千円ほど。
次にDVDを観るときには、このスコアを読みながら楽しんでみようと思います。