早朝6時にJFK空港へ向かいました。この日はボストンにあるサイノシュア本社を訪問する予定が入っていたのです。
2005年の米国レーザー医学会(ASLMS)の時には、NYペンステーションからボストンまで、アムトラックを利用しましたが、約4時間もかかりました。さすがに今回は飛行機で移動することに。
写真ではわかりづらいのですが、この飛行機、とても小さいのです。ちょっと不安になるぐらいの小ささ。欧米では国内の移動はだいたいこんなサイズですが(笑)。飛行機が好きなので、ついまた写真を撮ってしまいました。
NY-ボストンは、1時間程度の旅になります。
脱毛の「エリート」、フラクショナルレーザーの「アファーム」、Qスイッチアレキサンドライトレーザーの「アコレード」などの最先端のレーザーを開発/生産するサイノシュア本社は、マサチューセッツ州ボストン空港から高速道路で北西に約2時間走ったところにあります。
このあたり一帯は“テクノロジーベルト”と呼ばれているそうで、先端技術を持つ会社が多く集まっているそうです。
6時にNYを出て、約5時間。午前11時頃、ようやくサイノシュア本社に到着しました。
約三年前に建てられたこの本社は、マサチューセッツの森の中にある、とても素敵な建物でした。
本社の門をくぐると受付が…。ふと横にある掲示板を見てみると
僕の名前です。粋なことしますね。見つけて嬉しくなりました。
偶然にもサイノシュアの創業者の一人である日系人のフルモト博士は、僕の名前と一文字違い。
そんなこともあって、僕の苗字は日本人の名前の中でも、米国サイノシュア社の人に覚えてもらいやすい名前のようです。
到着早々、 サイノシュアのCEOであるマイケル・ダービンの部屋に通され、朝食を兼ねた打ち合わせをしました。
彼とは2007年の7月にタイで行われたディストリビューターミーティングで僕が招待講演をした時以来の再会でした。
マイケルはもともとカルフォルニア州のレーザー会社であるCUTERA社にいましたが、その営業手腕を買われてサイノシュアのCEOに就任し、ついに今期数あるアメリカのレーザー会社の中で売上トップに躍り出ました。いわゆるレーザー会社きっての「やり手」ですね。
彼はとてもゴルフが好きだそうでゴルフの話題でも盛り上がりました。この近辺はゴルフ場がとても多くて、素晴らしい環境らしいです(笑)。
でも話の主題は今年から日本でも本格始動する脂肪溶解レーザーであるスマートリポMPXについてでした。
このサイノシュア社とは昨年も何度か共同研究の機会を与えて頂き、今年の米国レーザー医学会(ASLMS)でも発表をしてきたので、その話題についてもディスカッションをしました。
さらに、2009年の米国レーザー医学会で、僕がどんな発表をする予定であるかも話をしてきました。内容は・・・まだ秘密です(笑)。マイケルは僕のPCに保存してあるいくつかの症例写真を見て、感嘆の声を上げていましたよ。