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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

赤ワインの品種分類

ワインエキスーパートとソムリエ試験を受ける前は、葡萄品種はカベソーとピノ。白ならシャブリ、赤ならジブリシャンベルダンぐらいしかわからなかったんですが、きちんと論理立てて飲む様になると、ワイン葡萄の品種と年代ぐらいはほぼ当てられるようになりました。

ソムリエ試験で覚えなければいけない知識は、ほぼ全てスマホがあれば検索可能ですが、飲み比べはわかったら面白いと思います。

あくまで専門の友人もいるので、初心者レベルで当てるとしたら、自分の方法としては

1)まず色彩で分類

①濃いガーネット紫 
シラー カベルネソーヴィニオン

②薄いルビー色 
ピノノワール ガメイ マスカットベリーA

③中間色

に区分けします。

2)次に匂いと味わいを

①「しっかりした渋みが特徴的」
黒コショウのようなスパイシーさがある → 【シラー】
カシスなど濃厚な果実感、タンニンが非常に強い → 【カベルネ・ソーヴィニヨン】

②「酸味がはっきりしている」
赤い果実感(ラズベリー、チェリー)、透明感ある軽い口当たり → 【ピノ・ノワール】
酸味が強くタンニンもしっかり。チェリー、土っぽい香り → 【サンジョヴェーゼ】

③「果実の甘み・まろやかさが強い」
プラム、スパイス、丸みあるフルボディ → 【メルロー】
ジャムのような凝縮感、甘いスパイス感もありアルコール度数高め → 【ジンファンデル】

④「特徴的な香り・スパイス感を感じる」
花の香り(バラ・スミレ)がはっきり、タンニン強く余韻長い → 【ネッビオーロ】
香りにインク、スミレ、黒系果実、滑らかな口当たり → 【マルベック】
野生的で土っぽく、動物的香り・スパイシーさも感じる → 【テンプラニーリョ】
黒系果実、スモーキーで強いスパイス感、余韻がスパイシーで辛口な印象 → 【グルナッシュ】

の4種類に分類するのです。

経験もありますが、視覚の情報を嗅覚、味覚で再確認する事で推理して、主要な品種はほぼ当てられる様になるんですよね。

一方で同じ品種の地域や畑による飲み比べは本当に難しい。同じワインを飲んだことがあればわかるのでしょうが、経験なのでしょうね。

まず覚えた方が良い葡萄10種類は以下ですかね。僕は友人には、まずはともあれ銘柄地域分散して100本飲んでみること。ワイン100本ノックをお勧めしてます。

赤ワイン用葡萄品種 トップ10

1. カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)
世界で最も栽培されている赤ワイン用ブドウの王道品種。
ボルドー(仏)原産で力強いタンニンとブラックベリーやカシスの香りが特徴。
長期熟成にも耐える品種で、オーク樽熟成により複雑さを増す。

2. メルロー(Merlot)
ボルドー右岸を中心に栽培され、世界中で人気の柔らかくふくよかな味わいの品種。
タンニンがまろやかでプラムやブラックチェリーなど果実味豊かな風味。
カベルネとのブレンドでも定番。

3. テンプラニーリョ(Tempranillo)
スペイン原産で、リオハ地方を代表するブドウ。
チェリーやストロベリーの香りと適度な酸味を持ち、滑らかなタンニンが特徴。
熟成による革やスパイス香が魅力的。

4. シラー(Syrah/Shiraz)
フランス・ローヌ地方原産で、豪州ではシラーズとして知られる。
ブラックペッパーやスパイス、ブラックベリー、スモーキーな香りが特徴。
濃厚な果実味とタンニンで長期熟成にも適す。

5. グルナッシュ(Grenache)
南仏ローヌ、スペインなど温暖な地中海沿岸地域で盛んに栽培。
高アルコールでフルーティな味わい、ラズベリーやスパイスの香り。
ブレンドでボディを与える重要な品種。

6. ピノ・ノワール(Pinot Noir)
ブルゴーニュ(仏)の代表品種で世界的に評価が高い。
デリケートな果実味、赤い果実(チェリーやラズベリー)、キノコや土のニュアンス。
繊細でエレガントなスタイルを生む品種。

7. サンジョヴェーゼ(Sangiovese)
イタリア・トスカーナ地方の代表的品種。キャンティ、ブルネロに用いられる。
酸味が明確でチェリーやスミレ、ハーブの香り。
熟成により複雑で洗練された味わいに変化。

8. ジンファンデル(Zinfandel)
カリフォルニアを代表するブドウで、元はクロアチア原産(プリミティーヴォ)。
濃厚で力強く、熟したブラックベリーやレーズン、スパイスの香りが特徴。
甘口のホワイト・ジンファンデルにも用いられる。

9. マルベック(Malbec)
アルゼンチンで世界的に知名度を高めた品種、もともとは仏ボルドー周辺。
深い紫色、プラムやブラックベリー、チョコレートのような甘い香りが魅力。
力強くジューシーな果実味を特徴とする。

10. ネッビオーロ(Nebbiolo)
イタリアのピエモンテ州を代表する品種、バローロやバルバレスコを生む。
タンニンと酸が強く、チェリー、バラ、タールの複雑な香りを持つ。
長期熟成が必須で、熟成後に優雅な味わいとなる。

A 気候条件別の分類(Climate-based Classification)

冷涼気候向け品種(Cool Climate Varieties)
ピノ・ノワール(Pinot Noir)
ガメイ(Gamay)
ピノ・ムニエ(Pinot Meunier)

温暖~暑い地域向け品種(Warm/Hot Climate Varieties)
グルナッシュ(Grenache)
テンプラニーリョ(Tempranillo)
ジンファンデル(Zinfandel / Primitivo)
モナストレル(Mourvèdre)
サンジョヴェーゼ(Sangiovese)

B 果実味・タンニン・ボディによる分類(味わいによる分類)
ワインのスタイルや味わいをベースにした分類。

重厚で濃厚なフルボディタイプ
カベルネ・ソーヴィニヨン
シラー(シラーズ)
マルベック
ジンファンデル

バランスの取れたミディアムボディタイプ
メルロー
サンジョヴェーゼ
テンプラニーリョ

軽く繊細なライト~ミディアムボディタイプ
ピノ・ノワール
ガメイ(Gamay)
ガルナッチャ(スペイン語でグルナッシュの軽めタイプ)

Cブレンド用途での分類(Blending Varieties)
他の品種と組み合わせることに特化した葡萄品種。
メルロー(カベルネ系品種とのブレンドが一般的)
カリニャン(Carignan)(南仏やスペインでのブレンドに頻繁に使われる)
プティ・ヴェルド(Petit Verdot)(ボルドースタイルのブレンド用)

D 色素とタンニン量に基づく分類
品種ごとの色素の濃さやタンニン量を基準にした分類。

高色素・高タンニン系
タナ(Tannat)(ウルグアイなどで栽培)
ネッビオーロ
カベルネ・ソーヴィニヨン

中程度のタンニンと色素
メルロー
テンプラニーリョ
サンジョヴェーゼ

低タンニンで色素が薄いタイプ
ピノ・ノワール
ガメイ

一般的に

温暖な地域 濃い フルボディ タンニン多くギシギシ

冷涼な地域 淡い ビロード繊細 苦味より酸味が目立つ

の法則が成り立ちますね。


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