今朝の友人とのメッセンジャーのちょっとした会話をきっかけに、現代教育について改めて考えてみました。
現代社会は膨大な情報が入り混じる、まさに「玉石混交」の状態です。
このような時代において真に必要とされるのは、単なる個別分野の専門知識だけではなく、多分野を横断する思考力や高度な教養を兼ね備え、情報の本質を見抜き的確な判断が下せる人材でしょう。
GHQ解体から長い時間が経過しましたが、日教組を中心とした戦後教育は、日本人を与えられた解答を覚えるだけの受動的な消費者にしてしまったのではないかと思います。
主体的に考え、問いを立てるという根本的な能力が欠けてしまっている。
もしかしたら、その点を目指して故意に行われたのではないかと勘繰るぐらいの完成度です。
さらに現代の課題を「複雑系」という視点でとらえるならば、単なる知識の蓄積ではなく、「知を統合」し、多様な情報を結びつける高度なコーディネート力を備えた人材が必要になります。
そのためには日本にも新しい教育機関が求められるでしょう。
具体的には、以下のような教育体系が必要です。
横断型・対話型教育
少人数のゼミ形式を基本とし、多様な専門家が同時に授業を行い、学生とインタラクティブな議論を展開する。
複数専門性(マルチ専攻)
学生が文系・理系を問わず複数分野を専攻し、多面的な視点を身につける。例えば文理共に二科目以上選択させる事などが必要なのでは?
実践的プロジェクト型教育
実社会と密接に連動したリアルな複雑系問題の解決を卒業研究のテーマとして設定し、理論と実践の統合を図る。
情報アウトプット力の養成
学習した内容を社会に伝えるための明快で効果的なアウトプット手法を徹底的に習得する。
これらを行わなければ、日本人のアイデンティティは「グローバル化」という聞こえの良い言葉のもと、徐々に薄れていくでしょう。
また、具体的に身につけるべき知識・方法論としては、以下が挙げられます。
哲学的素養(認識論、科学哲学)
ポパーの反証主義やクーンのパラダイム論(『科学革命の構造』, Kuhn, 1962)などを通じて、科学的認識の在り方を理解する。
複雑系科学・ネットワーク理論
サンタフェ研究所が提唱するComplexity Scienceの基本(『Complexity: A Guided Tour』, Melanie Mitchell, 2009)を学び、複雑なシステムを解析する能力を養う。
リベラルアーツ教育(文学、芸術、歴史、音楽)
ハーバード大学やシカゴ大学のGeneral Educationカリキュラムを参考に、多面的な教養を身につける(『A New Agenda for Higher Education』, Bok, 2013)。
メディア・情報リテラシー教育
フェイクニュースを判別し、メディアを批評的に捉える能力を育成(『Journal of Media Literacy Education』, 2021)。
データサイエンス基礎
統計的推論や機械学習の基本的理解を習得する(『The Elements of Statistical Learning』, Hastie, 2009)。
この辺りの分野を、まずは日本の現在のインテリ層が分野を跨いで学ぶ事。これが日本の復活の鍵になるのではないかと思うのです。
図はチャットGPT4.5に作らせました。

