ドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニンは「脳内トランスミッターの三原色」とも呼ばれ、感情や行動、動機づけをコントロールする基本的な三大モノアミン神経伝達物質です。
僕も過去の著作「音楽は名医」などでこの三つについては良く触れてきました。

しかし、近年の脳科学や神経心理学の進展により、この三原色に加えるべき“次なる候補”として注目されている四つの神経伝達物質も存在します。以下にご紹介します。
【1】ドーパミン(Dopamine)
快感・報酬・モチベーション
「やる気のホルモン」
【2】ノルアドレナリン(Norepinephrine)
注意・覚醒・ストレス対応
「戦うか逃げるか」の緊急反応に関与
【3】セロトニン(Serotonin)
安定・安心・睡眠リズムの調整
精神のバランスを取る「幸福ホルモン」
【4】アセチルコリン(Acetylcholine)
注目度急上昇中の「第4の柱」
記憶・学習・注意力に関与
Alzheimer型認知症との関連で研究が進む
【5】オキシトシン(Oxytocin)
共感・愛情・社会的結びつきの神経調整因子
本来はホルモンだが、脳内神経伝達物質としても機能
社会的信頼・癒し・絆を形成
【6】GABA(γ-アミノ酪酸)
抑制系の主役
興奮のブレーキ役として、抗不安・抗けいれんに関与
精神安定系サプリメントの研究でも注目
【7】エンドルフィン(Endorphin)
内因性モルヒネとも呼ばれる
快感・鎮痛・多幸感
長時間運動後の「ランナーズ・ハイ」はこれによる

【まとめ:脳内トランスミッターの拡張三原色モデル(藤本案)】
金色(ドーパミン・エンドルフィン):報酬系(快感・モチベーション)
赤(ノルアドレナリン):覚醒系(ストレス・集中)
青(水色、セロトニン・GABA):安定系(感情調整・抑制)
緑(アセチルコリン):認知系(記憶・学習)
紫(オキシトシン):社会性(愛着・信頼)
矢印は、それぞれの神経伝達物質が他に与える影響を表しています(例:ドーパミンはエンドルフィンを促進/GABAはノルアドレナリンを抑制)。
